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「流行に流されず唯一でありたい」AKB48小栗有以がダンサーSeishiroとの共鳴を実現

2022.04.24

『DIME』5月号に掲載された、AKB48メンバーの「話題のあの人に会ってみた」企画。AKB48のメンバー・小栗有以さんが会いたいと切望したのは、2020年のソロコンサートで振付師として指導していただいたSeishiroさんだ。

小栗にとってSeishiroさんは歌番組などですれ違うたびに嬉しくなるほど尊敬と親愛の気持ちを抱くようになった存在だという。今回はその取材の内容を、特別ノーカットで前後編に渡ってお送りします。

※本原稿は後編です。先に前編をお読みいただくことをオススメします。

小栗有以/2001年12月26日生まれ。AKB48チーム8東京都代表・AKB48 新チームBのメンバー。2020年開催のソロコンサートでは、『すべては途中経過』の振付をSeishiroに指導を受け、JAZZ系パフォーマンスを披露。1st写真集「君と出逢った日から」が2022.1.18に発売。ドラマ『恋に無駄口』初ヒロインにも挑戦。女優、モデルとしても活躍中。

Seishiro/1990年8月14日生まれ。ダンサー・振付師。2015年、日本最大級の振付作品のコンテストでは25歳という歴代最年少で優勝および、過去最多の5つの章を受章。独自の世界観は国内外で多く評価されている。振付を担当した乃木坂46「インフルエンサー」「シンクロニシティ」は日本レコード大賞を2年連続受賞。
その他の活動も多岐に渡り、BVLGARIが主催するAVRORA AWARDS のステージングから、浅田真央、平手友梨奈、などの振付も幅広く担当。

神社で自分と向き合う

小栗 Seishiroさんの日常的な部分を聞いてみたいなと思っているんですけど、お仕事に臨む前のルーティーンみたいなものはあるんですか。

Seishiro 神社へのお参りですね。私は無宗教なので神様になにかをお願いしにいくというわけではないのですが、自分と向き合うために行っています。

神社のいいところって、神様に対してお参りをしているときに、自分が今なにを思っているんだろうっていうのを知ることができるところだと思います。お参りをして、自分の心を整理して、私は大丈夫って言い聞かせながら仕事に行くようにしています。

小栗 私も、心を落ち着かせたいときとか、頑張るぞ! というときに、神社に行くんです。御朱印長も集めています。

流行は俯瞰的に知るもの。自分のスタイルは唯一無二でありたい

小栗 ダンスに流行りはあるのでしょうか。

Seishiro 「今これが流行っているなぁ」というのはありますよね。でも、みんながそれをやりすぎると、一気に魅力が無くなっていくのが流行というものだと私は思っています。追い求めすぎると流行というものはあることが当たり前になってしまいます。すると、なにものでもなくなってしまうと思うんです。

小栗 Seishiroさんは、流行みたいなものを適宜取り入れているんですか。どう向き合っているのか知りたいです。

Seishiro 私は自分の振付やスタイルは唯一無二のものでありたいです。自分のスタイルをこだわり抜いてきて、今の自分ができあがりました。私の中では、その突き詰めた形が素敵だと思っています。

流行にのる必要はないと思っています。ただ、こういうものが流行っているんだなというのを俯瞰的に知ることは大事だと思っています。私にとって流行とは自分のスタイルと比較して、自分のスタイルを再び愛すきっかけになったり、自分のスタイルのブラッシュアップのきっかけになったりすることもあるという位置づけですね。

小栗 Seishiroさんの振付を見て、Seishiroさんならではの世界観や表現、踊りがあるのかなと感じました。

Seishiro ありがとうございます。私の踊りが小栗ちゃんの心に刺さったように、誰かの心に刺さるものは流行とかは関係なく、永遠に刺さっていくと思うんです。私の目指すものはそこ。もちろんその時々に求められる自分の役目もあって、その瞬間にぱっと咲かす花も必要だと思うんです。しかし、一瞬の花で枯れたくはなくて、誰かの心の中に生き続けるようなものを作っていきたい。私自身も衝撃的に心の中に根付いているダンスって、流行っていたものではない。私はそういう作品が好きだし、作っていきたいなと思っています。

小栗 Dリーグの審査員などをしていらっしゃると思います。他の人のいろんなダンスを見ることも、Seishiroさんのスタイルをブラッシュアップするきっかけになるんですか。

Seishiro なりますよ! 画家の方が違う人の絵を見て勉強するように、ダンサーもたくさんのダンサーをみて勉強するんです。
自分の世界以外のものを観ることって大切。審査員という立場なのでわたしが感じた「何か」を伝えないといけないこともあります。しかし、粗削りだったとしても、私にはないものというのはすごく大事なポイント。そこをまっとうに評価しつつ、別の人のダンスに触れる機会に恵まれるということは、自分にとってもプラスになっていると思います。

小栗 私もいろいろな人を見て勉強して、吸収しないといけないなと思っているところです。Seishiroさんのいう自分のスタイルのブラッシュアップということについて、もう少し具体的に教えてもらいたいです。

Seishiro イメージでいうと、そぎ落としていく感じ。過去の自分のダンスと今の自分のダンスを比べると、そんなに動かなくても伝わるよみたいな無駄な動きが多かったの(笑)。Seishiroという人間性は変わっていないので、エッセンスはありつつも、そぎ落としつつ仕上げていく感じです。彫刻と近いかもしれません。粗い石があるとして、削ることで美しい像ができるわけじゃない。そんな感覚に似ているかもしれませんね。

技術だけではなく「リアル」を感じられる振付で表現したい

小栗 Seishiroさんがステージに出ることもあれば、教えるときもあると思います。表現をするうえで大切にしていることは何かありますか。

Seishiro 「目」の力です。なにかを表現するうえで、目はキーになるんです。目力があってその目の力から顔全体に、そして身体全体に伝わるエネルギーがあるなと思います。

あとは「リアルを描く」ということ。人って、本当に悲しい時に「ああ悲しい!」と大げさなことはしないですよね。きっと本当は、静かにポタっと涙が流れてきて、苦しくてどうしようもなくなるはずです。

こういう風にやると悲しく見える、という表現はあると思います。しかし、そこで一度立ち止まって「本当にそうなるの?」と考えます。プロの世界で戦っている人は、演技とリアルが極限まで近いところにある。演者が見ている目線の先にある悲しい景色を、見ている人にも絵として見せることができるんです。人間というものを正確に描くことができれば、大げさなアクションはいらないと思っています。

小栗 なるほど……でも私、演技指導ではよく「やりすぎぐらいがちょうどいい」って言われるんです。Seishiroさんのお話をどう受け止めればいいのか、アドバイスがほしいです。

Seishiro 最初はがむしゃらに、やりすぎるくらいがちょうどいいと思います。経験を積んでから、削ぎ落す作業をすればいい。いま小栗ちゃんはいろいろ経験して吸収して全力でパフォーマンスをしているけど、遠くない未来に「削ぎ落す作業をする時期がくる」ということを気に留めておくくらいでいいと思いますよ。

小栗ちゃんが「リアル」を組み込もうと頑張っているの、一緒にお仕事したときにひしひしと感じていましたよ。一生懸命、素敵に踊ってくれたなって思っています。

小栗 そう言ってもらえるととても嬉しいです。これからもっともっと輝くために、忘れずに心に留めておきます! Seishiroさんが魅力的だなと思うアーティストさんも「リアル」を表現できる人なのでしょうか。

Seishiro もちろん素敵だなぁと思います。ただ、魅力的という視点だと「自分らしさを隠し過ぎていない人」が好きですね。自分の素をどんどん見せられる人ってパフォーマーとしても人としても応援されるんじゃないかな。隠し過ぎない人って、いい仕事の仕方をしているなって思うんです。

「Seishiroのダンスのルーツ」を若い人に繋いでいきたい

小栗 人生の大きな目標と、近々で達成したいと思っている目の前の目標があれば教えてほしいです。

Seishiro 目標というと大げさなんだけど、願っていることならあります。私は教えることが好きで、自分の子どものように思っている生徒たちが成長し巣立ってく瞬間がすごく好き。だから、70代80代くらいになって、杖をつきながらでも教える大先生みたいになれたらいいな。老眼になったとして、企画書をピント合わせるために遠くに持って、しかめっ面で見るの(笑)。首にかける老眼もおしゃれよね。

あとは、10年20年と生徒さんが学び巣立つなかで、自分のルーツというものをいろんな年代の人に伝えていきたいですね。そして、巣立った後もなにかしらで関わって、一緒に過ごせたらいいなと思います。

近い目標は、アーティストのミュージックビデオの映像監督をしたいです。ミュージックビデオの振付はしているんですけど、監督はしたことがない。振付師って全体の印象を左右する演出家でもあります。振付師が監督もするからこそできる面白い映像って絶対あると思うんです。私は自主映像を作っているので、映像監督として携わった経験はあります。ただ、アーティストさんの分野は未経験なので、やりたいなと思っています。

小栗 振付も監督もSeishiroさんがやることで、自分の思うような世界観を作り上げることができるってことですよね。

今回は本当にありがとうございました。こういう風にゆっくりとお話をしたいとずっと思っていたので嬉しかったです。夢中になって話をしていたので、時間があっという間でした。いっぱいメモをとったので、お家でゆっくり見直します!

Seishiro たくさんメモしてくれてる!ありがとう!

小栗 またぜひ新しい楽曲で振付をしてもらいたいです! 最近、以前振付をしていただいた映像も何度も繰り返し観ていて当時のこと思い出しているので、またやりたいなぁって思っているんです。これもSeishiroさんの近い未来にやりたいことの1つに入れてもらえると嬉しいです!

Seishiro ぜひ!また違った形でお披露目とかできればいいよね!今回声をかけてもらえてとても嬉しかったです。ありがとうございました。

DIME6月号には村山彩希さんと千葉恵里さんのインタビューを掲載!

DIME6月号の特集は、セルフリノベ、部屋づくり、リフォーム、家具作りなど、人気インスタグラマーとYouTuber20名が神ワザを伝授する目からウロコのDIYアイデアを実例とともに、わかりやすく紹介。こちらも本当に使えるアイデアばかりで、とても実用的な内容となっている。

そのほか、「AKB48×DIME」のコラボ企画として、村山彩希さんと千葉恵里さんの特別インタビューを掲載! 最新エンタメ業界を取材した彼女たちの勇姿に乞うご期待。

◆DIME2022年6月号ではAKB48の千葉恵里さんと村山彩希さんも登場!

取材・文/田村菜津季 撮影/藤岡雅樹

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