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航続距離は104km!ヤマハが車両固定式バッテリーを搭載した電動スクーター「E01」の実証実験をスタート

2022.04.16

ヤマハ発動機は、車両固定式バッテリー搭載の出力8.1キロワットクラス電動スクーター『E01(イーゼロワン)』を日本、欧州、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア向けに実証実験用モデルとして7月から導入していく。

サイズは、全長1930×全幅740×全高1230mm、シート高755mm、軸間距離1380mm、最低地上高140mm。重量(バッテリー装着)は158kg。

CO2排出量削減の目標達成に向けた電動製品戦略車

『E01』は、カーボンニュートラル時代に向けた、原付二種クラスの実用性と都市間の移動に適した走行性能を備える電動スクーター。

EVインフラやシェアリングビジネスなどの構築のために、顧客ニーズの把握やそのほかの周辺ビジネスの可能性探求、新たな市場開拓などの実証実験用として、事業所、自治体、官公庁などに向けて導入していく。

ヤマハ発動機は、「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」において、2050年までに「スコープ3(主に製品使用時など)」におけるCO2排出量を2010年比で90パーセント削減する目標を掲げており、『E01』は目標達成に向けた電動製品戦略車だ。

モーターは、専用に開発された高回転型の空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)を採用。長年培った“鋳造技術と加工技術”に、独自の「平角太巻き線技術」を融合し、二輪EV用空冷モーターとして業界最高レベルの出力/トルク密度、高効率化を実現。街中の渋滞路・低速走行時の扱いやすさ、全域でのリニアな加速感に貢献する。

バッテリーエネルギーの“高効率と高出力”を両立させるため、電子制御デバイス「VCU」「BMS」「MCU」を搭載。ガソリン車の「ECU」に相当する「VCU(Vehicle Control Unit)」が、速度センサーなどの情報と推定値を統合演算、「BMS(Battery Management System)」と「MCU(Motor Control Unit)」に制御信号を送り、バッテリーの過度な負担を抑えて性能安定化を図る。

充電コネクターは共通で急速、普通、ポータブルの各充電システムに対応

電源は、大容量と高出力を両立する車両固定型リチウムイオンバッテリー。満充電での航続距離は日本仕様車60km/hの定地走行テスト値で104キロを記録。

バッテリー充電は、「急速充電器」、「普通充電器」、「ポータブル充電器」の3種類の充電システムに対応し、使用環境や用途に応じて選択可能で充電コネクターは各充電器で共通だ。

「急速充電器」は、事業所や二輪販売店などへの設置に適しており、1時間で残量0パーセント→90パーセントまでの充電が可能。「普通充電器」は、自宅など私有地への設置に適しており、5時間で残量0パーセント→100パーセントの充電が可能。「ポータブル充電器」は、携帯性に優れシート下収納に収まり、14時間の充電で残量0パーセント→100パーセントの充電が可能だ。

スポーツバイク開発で培った技術を反映した専用設計フレームは、優れた走行性を支えるため強度・剛性バランスに優れた新開発バックボーンフレームを採用。後輪懸架には、ヤマハ発動機のスポーツバイクで実績のあるCFアルミダイキャスト製スイングアームを採用し、軽量化を図っている。モーターやバッテリー、「MCU」などの重量物をバネ上へと配置することにより、バネ下重量を大幅に軽減。サスペンションとの相乗効果で良好な乗り心地を生み出している。

デザインの開発は、パワーモジュールと機能を視覚化するという点で、「MOTOROiD」を頂点とするヤマハ発動機のEVシリーズデザインコンセプト「人機官能EVデザイン」に基づいている。『E01』ではバッテリーとモーターエリアを一直線に配置し、EVのパワートレイン「機能」を視覚化。”EVのクリーンさ”と“モーターサイクルの逞しさ”を無機的な表情と情緒的なラインを併せ持つデザインで表現している。

その他の特徴として、エンジンブレーキの感覚を再現した回生ブレーキ、走行状況に応じて選べる3種類の走行モード、走行ログやバッテリー残量など車両情報をリモートで確認できるコネクテッドシステム、スムーズな発進を支援するトラクションコントロールシステム、取り回しで便利なリバース機能などもある。

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/e01/

構成/KUMU

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