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債務不履行のリスクあり!知っておきたい「リボ払い」の仕組みと注意点

2022.04.17

クレジットカードの支払い方法として、「リボ払い」の利用者が近年増えています。

リボ払いは気軽に利用できますが、実質的には「借金」であることを理解しておく必要があります。知らないうちに手数料が膨らみ、支払不能に陥るケースもよく見られますので、契約内容とリスクを十分に踏まえたうえでご利用ください。

今回は、リボ払いの仕組みや特徴、債務不履行のリスクなどについてまとめました。

1. リボ払いの仕組み・特徴

「リボ払い」とは、「一括払い」や「分割払い」などと並ぶ、クレジットカードの主要な支払い方法の一つです。

1-1. 購入額にかかわらず、一定のルールに従って毎月の支払いを行う

リボ払いを設定しておくと、毎月の購入額にかかわらず、あらかじめ定められたルールに従って支払いが行われます。リボ払いの方式として代表的なものは、「定額方式」と「残高スライド方式」の2つです。

①定額方式

毎月一定額を支払う方式です。

(例)毎月2万円ずつ支払う。

②残高スライド方式

支払残高に応じて、毎月の支払額が段階的に増減する方式です。

(例)月末支払残高が10万円未満の場合は1万円、10万円以上20万円未満の場合は2万円、20万円以上30万円未満の場合は3万円……を翌月末に支払う。

1-2. リボ払いには手数料がかかる

一般的なリボ払いの場合、月末の支払残高に応じて手数料が発生します。

例えば、2022年4月に初めてリボ払い(手数料年利15%、翌月末払い)を利用し、10万円の買い物をしたとします。この場合、4月末の残高10万円に対して、1か月分の手数料が発生します。年利15%を月利に直すと1.25%ですので、これを10万円にかけると、1か月分の手数料は1,250円です。

この1,250円の手数料について、元金とは別に、2022年5月末に請求を受けることになります。一括払いであれば手数料は通常発生しないので、手数料の請求を受ける分、リボ払いは損をしていると見ることもできるでしょう。

1-3. キャンペーン付きでリボ払いを勧誘する業者が多い

リボ払いを申し込むと、ポイント率の上乗せや、一括でのまとまったポイント付与など、クレジットカード会社が実施するキャンペーンの適用を受けられるケースがよく見られます。

クレジットカード会社がキャンペーン付きでリボ払いを勧誘するのは、手数料の支払いを受けられるメリットが大きいからです。利用者としては、キャンペーンに飛びつくのではなく、手数料の支払い等によるデメリットも十分踏まえたうえで、リボ払いを利用するかどうか判断しなければなりません。

2. リボ払いは債務不履行のリスク大

一般的にクレジットカードのリボ払いは、一括払いに比べて債務不履行(支払不能)に陥るリスクが高いと考えられます。リボ払いを利用する場合には、以下のリスクを十分に踏まえたうえで、ご自身の利用状況をこまめにご確認ください。

2-1. リボ払いの手数料は高い

リボ払いの金利は、利息制限法の上限付近(15~18%程度)に設定されているケースが大半です。また、支払残高が多くなればなるほど、毎月発生する手数料は高額になります。

一括払いであれば必要ない手数料の支払いが、リボ払いでは毎月発生するため、必然的に債務不履行のリスクは高くなります。

2-2. 元利均等返済の場合、手数料が高くなると元本の支払額が減る

リボ払いには「元利均等返済」と「元金均等返済」のいずれかが採用されています。

①元利均等返済

毎月の返済総額(元本+金利)を一定にする返済方式です。

(例)元本と金利を併せて、毎月2万円を支払う

②元金均等返済

毎月の元本支払額を一定にする返済方式です。金利は一定額の元本に上乗せされます。

(例)毎月元本2万円+金利を支払う

特に元利均等返済の場合、手数料額が高くなればなるほど、毎月の支払い額に占める元本の金額が減ります。その結果、想定よりも元本の減るスピードが遅く、手数料負担が非常に重くなってしまうケースがあるので注意が必要です。

2-3. 利用明細をほとんど確認しない人も多い

リボ払いの場合、たくさん買い物をした月でも支払い額は一定か、少なくとも大きく変化することはありません。そのため、口座引き落としの金額を見ても、「今月はたくさん買い物をした」という事実に気づきにくい特徴があります。

利用明細を見れば、1か月にどのくらいクレジットカードを利用したのかがわかりますが、実際にはほとんど確認しない方も多いです。利用額の多い月が続くと、リボ払いの支払い残高はどんどん膨らみ、最終的には完済できない水準に達してしまう方もよく見られます。

3. リボ払いの支払いに困ったら債務整理を

リボ払いを利用しているうちに、残高の支払いが困難になってしまった場合には、「債務整理」によって解決を図れる可能性があります。

債務整理には主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの手続きがあり、適切な手続きを選択することで、債務の負担を効果的に軽減できます。

債務整理に関する詳細は、以下の記事をご参照ください。

参考:借金返済に苦しんでいる人は知っておきたい「債務整理」による解決策|@DIME

取材・文/阿部由羅(弁護士)
ゆら総合法律事務所・代表弁護士。西村あさひ法律事務所・外資系金融機関法務部を経て現職。ベンチャー企業のサポート・不動産・金融法務・相続などを得意とする。その他、一般民事から企業法務まで幅広く取り扱う。各種webメディアにおける法律関連記事の執筆にも注力している。東京大学法学部卒業・東京大学法科大学院修了。趣味はオセロ(全国大会優勝経験あり)、囲碁、将棋。
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