
人気コスメブランドなどから数多くの新商品が登場
スティック型のスキンケアアイテムが韓国コスメのトレンドになっている。
キャップを外してリップクリームのように本体を回すだけで、手を汚さずに顔や首に塗ることができ、外出先への持ち運びにも便利で、いつでもどこでもスキンケアが可能になる。
多くの商品が発売されている中、数種類の効果を併せ持つオールインワンタイプの「マルチバーム」の人気が高い。
このブームの火付け役となったスキンケアブランド「KAHI」の「リンクルバウンス マルチバーム(42,000ウォン/約4,200円)」は、済州島産の発酵オイルが含まれており、一塗りするだけで弾力、保湿、鎮静のスキンケア効果に加え、ナチュラルなツヤで表情を明るく見せてくれる効果もあるという。
2020年5月の発売以来、これまでに800万本を売り上げ、2022年春には日本への本格進出も計画している。
ヴィーガンコスメブランドとして知られる「d’Alba」も、シワ、美白、弾力、栄養、ツヤに効果がある「マルチセラム オールインワン マルチバーム(42,000ウォン/約4,200円)」を発売した。
肌に優しい処方でイタリアのビーガン認証を取得、敏感肌の人も安心して使用できる。また、「Centellian24」の「マデカメラキャプチャースティック(29,800ウォン/約2,980円)」は、製薬会社・東国製薬から発売されている製品で、韓国では「シミスティック」と呼ばれているほど美白効果に優れている。
韓国で10秒に1個売れている「メラキャプチャーアンプル」の成分とブライトニング特許成分が配合されており、1週間使用しただけでもシミが改善するという実験結果が出ている。
直接触れる必要がなく携帯性・利便性に優れたスキンケアアイテム
「KAHI」のリンクルバウンス マルチバームがヒットすると、2021年秋頃から様々なスティック型のスキンケア商品が発売されるようになった。
人気の理由としては、コロナ禍において自宅以外の場所で顔に直接化粧品を塗るのに抵抗があったが、スティックタイプなら手で直接触れる必要がない点となっている。
また、ポーチなどに入れて持ち運びも便利なことも考えられる。忙しく働く女性や子育て中の母親を主人公にしたテレビCMを作成し、時間がない女性へ簡単にスキンケアができることをアピールしたこともヒットに繋がった。
手軽さだけでなく、疲れた顔を明るく見せてくれるツヤ効果も支持されているポイントになっている。
参考記事:https://tnc-trend.jp/korea39/
アジア各国のトレンドを紹介するサイト「TNC アジアトレンドラボ」(http://tnc-trend.jp/)からリアルな「今」のアジア情報を発信!
構成/DIME編集部