
CCCマーケティング総合研究所は、2021年12月2日~6日に「サブスクリプション方式に関する調査」を実施し、 先日、その結果を発表した。調査は、さまざまなサービスがサブスクリプション方式で提供される中で、 生活者の間での「サブスクリプション型(サブスク)」の言葉の浸透度や理解度を継続的に把握することを目的として行なわれた。
今回で2020年に続いて2回目の調査となり、アンケートは全国のT会員20歳~69歳の男女を対象として、2227名からの回答を集計した。
「サブスク」の言葉は浸透してきたものの、 仕組みを詳しく知っているのは1割弱
「サブスクリプション型サービス(サブスク)」の認知は、「詳しく知っている」が7.3パーセント、「それなりに知っている」が35.5パーセントで約4割を占める。
2020年12月に実施した前回の結果と比較してみると「詳しく知っている」「それなりに知っている」「よくわからないが、名前は聞いたことがある」が少しずつ上昇し、「名前を聞いたこともない」は2021年で14.7パーセントと前年に比べて10ポイント近く減少している。
全体的に「サブスクリプション型サービス(サブスク)」という言葉は認知が進んでいるということがわかった。理解度は全体で「詳しく知っている」が1割に満たない結果となったが、若年層では「詳しく知っている」「それなりに知っている」と回答する割合が高く、シニア層では低いといったように性年代での差が大きくなっている。
デメリットや不満を感じるのは「支払い」に関わること
生活者が感じる「サブスクリプション型サービス(サブスク)」のデメリットや不満点を尋ねたところ、上位4つは支払いに関することが並んだ。
「あまり利用できず元を取れないと感じてしまう」(53.1パーセント)、「結果的に割高になってしまうことがある」(37.8パーセント)といった支払額への納得感や「利用しなくなっても停止し忘れて課金が続いてしまう」(26.9パーセント)、「無料お試しがあっても自動継続されてしまうので使いにくい」(18.7パーセント)など支払いに関わる契約手続きに対してデメリットや不満点を感じることが多いようだ。
「デメリットや不満ポイントは特にない」との回答は13.2パーセントだった。
調査データ概要
サブスクリプション方式に関する調査(2021年12月)
調査地域:全国
対象者:20~69歳のT会員男女
サンプル数:2227サンプル
※日本の人口構成比に合わせて回収
調査期間:2021年12月2日~2021年12月6日
実査機関:CCCマーケティング株式会社
構成/KUMU
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