会社員 鎌形太郎さん×サウナビルディング
Profile
建築関連会社に勤務。幼い頃からアウトドアに親しみ活動の拠点となる物件を都内近郊に確保し、サウナを建てる。
Instagram:ranzancamp
サウナブームもあり、注目を集めている自宅サウナ。業者に頼む人も多い中、鎌形さんはすべて自分の手で半年をかけて作ったという。なぜ自分でサウナを建てることにしたのか?
仕事のスキルを趣味にも生かした
サウナにハマったのは1年前。
「気持ちいいと思いましたが、人気のサウナ施設は人が多い。ルールやマナーに気を使ったり、サウナ室や水風呂の順番待ちに並ぶのも疲れてしまって。それなら自分用を作ろうと、キャンプ用に借りていた古民家にサウナを作ることにしたのです」
大家さんの了解も得て、設計図を作製。ホームセンター購入した資材のみで作り上げた。
「仕事が建築関係なので、基礎知識はありました。それでもひとりで作るのは大変でした。ストーブの荷重も考慮しつつ基礎を固め、柱を立て、壁をはめ、断熱材を入れていく。総工費は約15万円。すべてホームセンターで購入した資材で作り上げました」
このDIYサウナは、仕事のスキルを最大に生かし、安全性は十分。
「ソロ活もいいですが、作ったサウナを家族や仲間が楽しんでくれるのもうれしい。週末、思い切り遊ぶために、仕事でもタイムマネジメントを考えるように。これによりチーム全体の効率も向上したんです」
気持ちが安定しているから、人間関係もうまく回る。達成感と〝ととのい〟がもたらすDIYサウナのソロ活効果は絶大といえそうだ。
薪ストーブは知人から譲られたもの。壁を保護する防火用の金属板を貼っている。上部に設置したサウナストーンにロウリュをする。
森林保護活動も行なっている。その過程で間伐した木をサウナにも使う薪にする。集中力と体幹を鍛える薪割りもソロ活におすすめだという。
白木と薪が燃える香りにリフレッシュするサウナ室内部。天板は300℃に熱され、室内は90℃近くまで上がる。体感温度は高い。
【ソロ充POINT】
マイペースに楽しめて、ロウリュし放題。外気浴は冷涼な風が吹く森林の中。サウナの心地よさ追求のため情報収集のアンテナも拡大し、それが仕事にも生きる。
取材・文/前川亜紀
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