自宅や市民農園で野菜や果物などの栽培を行う趣味の1つで、「キッチン・ガーデン」や「コーンポタージュ」、もとい「ポタジェ」などと称される「家庭菜園」。
しかし、実際に家庭菜園を維持し続けようとすると……。
・栽培方法がわからない!
・忙しい!
・水やりが面倒! 量もタイミングもわからない!
・出張が多くて日照調節ができない! どれだけ照らし続ければいいのかが不明!
・家庭菜園ができるような庭もバルコニーもない!
・ようするに何もかも面倒くさい! 早く帰って寝たい!
・家庭菜園をするための服がない!
……と問題だらけで途方に暮れてしまう人が多いことは、よく知られている所です。
いつでもどこでも家庭菜園をお手軽カンタンに維持可能。そして草木を大喜びさせられる、オーガニックな商品は存在しないものか、インターネットで実際に探してみたところ、「Makuake」にて出品を開始したMadSpace Japanより、ガーデニングもスマート化! スマホでリモート管理可能な卓上プチ菜園を発見いたしました!
そこでこのたび、さっそく入手して使ってみることにしました!
スマホでリモート管理可能な卓上プチ菜園「Onemi」を使ってみました!
毎回心が躍る、卓上プチ菜園「Onemi」の開梱の儀です。
手に持ったサイズ感は園芸店によくある横長のプランターみたいな感じです。それよりはちょっと背が高いかな?
ちなみに本機には、電源ケーブルやLEDライトが内蔵されているので、雨風が吹きつける屋外には置いておけなさそう。
あくまでも室内用の観葉植物・モヤシ・カイワレ大根・あと何だか色々なモノを育てる器となります。
本体に水を撒くためとインターネットに接続するための機器が入っているからでしょう、通常のプランターよりは若干重量感があります。この重さがいずれクセになるかも……?(ならないって)
そして、LEDライトの組み立て方は超カンタンです。
LEDライトの部品と底面の板それぞれの穴に、支柱の棒を差すだけです。専用の置き台の盤面の裏表がよくわからなかったのと、説明書にもその辺の記載が特になかったので、自分の好きな面を使いました。木目にこだわる人は大いに悩んで組み立てて下さい。
LEDライトには、小さな素子が一面にびっしり並んでいます。実は、電球型のLEDライトにもコレより表面積が狭いものの、似たようなモノが入っているのをご存じでしょうか?
いつもは電球カバーがついているからよくわからないだけで、明るくする原理は一緒です。勉強になりましたね! ……って、もう知ってたって? スミマセン。
消費電力は12Wとのこと。草木を慈しみ、育成するために使う消費電力量としては目に鯨を立てるほどではない模様。
さて、添付のマニュアルにはQRコードが記載されているので、スマホのカメラで読み込んで専用アプリをあらかじめダウンロードしておきましょう。
もちろん、プランターとしてそのまま使っても問題はありません。
QRコードからさかのぼってダウンロードをしない場合は、アプリ名からでも検索してダウンロードが可能です。名前は「Tuya Smart」です。
今すぐ検索検索ゥ!
手順としてはアプリよりいったん、Bluetoothで電波を掴んでから、Wi-Fiへ移行して、本体とWi-Fiのアクセスポイントの間をつなぎにいくような感じです。
本体に電源ケーブルを、LEDライトを本体にケーブルでつないで電源オン。逆に接続すると動かなくなるか、最悪は壊れる可能性もあるので要注意です。筆者は思いっきり間違えて接続して泣きを見ました。
無事本体に電力が供給されてLEDの青ランプが点灯したら、ペアリングを行います。
上手くネットに接続されない場合はいったん電源を落としてから、付属のピンでリセットボタンを5秒間長押しすればオッケーです。
それでも上手くいかない場合はスマホを再起動。これでおおかたイケるはずです。
基本的には、自動モードでLEDライトの点灯や給水が行われますが、画像を見ておわかりになるように、スマホアプリ画面の「LEDライトON/OFF」・「水やり」のボタンをタップすることで、手動でオンオフすることも可能です。
えっ? 静止画じゃわからないって? 曇りなき心のナマコ、もとい眼(まなこ)で見て下さい。
取りあえず土を入れて、ハーブの苗を植えてみました。
土はホームセンターや庭などで手に入りますが、正直、家庭菜園はそこまで詳しくないので、植物がよく育ちそうな培養土を入れて、同じ店で売っていたスペアミントを買って植えてみました。
スペアミントとは? ……家に帰って調べたところ、ようするに「ハッカ」のようです。
本体をグルッと回してながめると、本体側面に注水口がありましたのでそこに水を注ぎました。スマホアプリの方で満水になったかどうか確認が可能ですので、水があふれる心配は不要でしょう。
液体肥料(液肥)を入れてやると、さらに植物がグングン育つかもしれません。液肥は水で希釈するものが多く、原液のまま入れないよう注意しましょう。すでに培養土を入れているので栄養過多となり、かえって植物の育成に悪影響を与えます。
あとは自動設定にすれば、植物に向けてピューッと自動注水が行われました! 先述のように、手動設定へ切り替えて任意のタイミングで注水も可能です。
注水音はとても静かです。モーターで動かしていると思うのですが、ほぼ音は聞こえません。
もちろん注水していない時は基本、無音です。ハイテクですね~!
まだプランターのスペースに余裕があるので、カイワレ大根の種を買ってきて植えることにしました。
180円。大金です。清水の舞台からフルダイブして爆発四散消滅の上で購入しました。
取りあえず撒き方も良く知らないので適当にザザザーッと種をまきました。
は~やく芽を出せカイワレ大根の種、出さぬとハサミでちょん切るぞ! でもちょんぎったら意味ないぞ!
2~3日経ったら、カイワレ大根の芽もグングン出てきました。
コストにこだわらず、栽培の手間暇かけずに野菜を育てたいなら、こういった機器もアリかもしれない!
手間暇かける事自体が楽しいんだよ……といった人の意見は耳に入らなかったことにします。
ほかにも育てられる全種類を確認したい人はこちらをクリック!
……ちなみに一週間経ったらこうなりました。もはやジャングル。見なかったことにしましょう。
言い忘れましたが、
・自宅のインテリアとしても最適!
・職場の癒しに最適!
・肥料・温度・光量・土壌湿度・水位の計5つのチェックセンサーで植物の健康状態を数値化してくれる!
・植物にあわせて栽培環境を自動設定してくれる!
・LEDライトの点灯や水やりをインターネットでコントロール可能!
・水タンクは2L
・自動的に水やりやライトをつけるモードも搭載!
・本体に絵を描ける!
と言った耳寄り情報もあるので見逃せません。今すぐ参考サイトをチェック!
筆者「このプランター欲し~い! 買ってイイ?」
奥さん「駄目です」
……いつものフロント・ネックロックでノックアウトされました。
参考サイト(Makuake)
※詳しいスペックや機能などはこちらをご参照ください。
次回作は1ヘクタール四方の、スマホでリモート管理可能なプチ菜園のリリースをお願いします! ソレ、もはや「プチ」じゃないって!
【FURUやんの本音ジャッジ】
植物の育成しやすさ ★★★★★
大きさ ★★★★
本体の絵の描きやすさ ★★★
インターネット対応 ★★★★★
※クラウドファンディングには、立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクもまれにあります。出資にあたっては、ご自身でご判断頂きますようお願いいたします。
文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、自称漫画家 兼 実質ライター。 電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
ゆかいなデジねた漫画「でじ@おた!」 大ヒット絶賛公開中!→https://amzn.to/2XxEJQS
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