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コロナ禍で増加した職場のハラスメントTOP3、3位パワハラ、2位リモハラ、1位は?

2022.03.30

パワハラ、セクハラ、モラハラに、最近ではコロナハラスメント「コロハラ」やリモートハラスメント「リモハラ」まで。様々なハラスメントがある中で、最も多いも事例はどれになるのだろうか?

ライボはこのほど、605人の社会人男女を対象に「2022年 ハラスメント実態調査」を実施した。同調査は勤務先でのハラスメント実態やその推移、コロナ禍が影響した被害の増減及び、社内の防止対策やその満足度などについて調べたものだ。

ハラスメント被害の実態

過去1年間でのハラスメントについて、全体の43.6%が何かしらのハラスメントを感じたと回答、その中で「実際にハラスメントの被害を受けた」が31.9%、「当事者ではないが社内でハラスメントがある」と回答したのが11.7%だった。また、昨年と比較すると「ハラスメントを感じた」は微減していて、2021年調査では46.5%に対して2022年は43.6%だった。

ハラスメントの内容については「パワハラ」が最多の64.0%で、2021年から15.7ポイント減少しているが、コロナ禍によって働き方がリモート主流になったことで、「リモハラ」「コロハラ」がそれぞれ20ポイント増加した結果になった。

ハラスメントとコロナ禍の関連

コロナ禍のハラスメント影響度については、55.4%が「影響している」と回答し、コロナ禍が影響して増加したハラスメントについては「コロハラ」が37.5%で最多回答になり、次いで「リモハラ」が35.9%、「パワハラ」が21.7%の回答結果になった。

ハラスメント加害者

ハラスメントの加害者についての質問では、「直属の上司」からのハラスメントが68.2%で最多回答になり、次いで「先輩」が30.3%、「同じ地位・役職者」が20.1%で上位3つの回答結果になった。

ハラスメントの頻度と現状

ハラスメントの頻度については「ほぼ毎日」20.8%と「週に数日」34.5%を合算した55.3%が週に数日以上被害を受けている回答結果になり、「月に数日」は29.5%、「年に数日」は15.2%だった。

また、被害を受けたハラスメントの現状については「転職を考えている」26.6%と「転職した」23.1%を合算した49.7%が「転職」にて自己解決していることがわかった。

自身への影響は

ハラスメント被害による自身への影響では、「精神的に不安定になった」が45.5%で最多回答になり、次いで「体調を崩した」が33.3%、「自分を責めるようになった」が23.9%の回答結果になった。

防止対策とその内容

勤務先でのハラスメント防止対策では、「十分な対策がされている」24.2%と「十分ではないが対策がされている」44.0%を合算した68.2%が何かしらの対策がされていると回答し、31.8%が「対策なし」の結果になった。

またその内容については「相談窓口を設けている」が51.4%で最多回答になり、次いで「ガイドラインの周知」が38.5%、「研修及び教育を実施」31.1%が上位3つの回答だった。

回答者コメントまとめ

回答者のコメントでは、コロナ禍が影響したハラスメントの実態についての言及が多く見られ、テレワークが原因によるハラスメント被害及び、勤務先での防止対策が機能していないことやその理由についての声も多数見られた。

・テレワークが主流になりコミュニケーションが激減したので、誤解が生まれて受け手がハラスメントと捉える機会が増えている気がする。
・テレワークにより誰が何を話しているかが不透明になりがちで、自分の知らないところで陰口を言っている噂を耳にすることが多くなりました。
・明らかなハラスメント事案であっても将来のキャリアを守るために泣き寝入りするケースが多いように思います。
・相談窓口は形だけのもので、当事者は相談することすら躊躇するものです。社内で防止対策を設けていても実質機能していない。

<調査概要>
調査対象者   :全国/男女/20~69歳
条件      :1年以内~10年以上勤務している社会人
         20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間    :2022年3月16日~3月22日
サンプル数   :605人
調査方法    :インターネット調査

出典元:株式会社ライボ

構成/こじへい

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