2022年のスタートダッシュをサポートする身だしなみ家電3選

コロナ禍で揺れた2021年もあと数日。間もなく始まるカウントダウンを前に、来る新年に向けての計画や目標を設定している人も多いことだろう。

そんな新年のスタートは、身だしなみもリフレッシュして迎えたい…。というわけで今回は、男性美容家電の中でも定番＆ベストセラーであるパナソニックの3アイテムを改めてピックアップ。DIME編集室の若手部員・ヒロの実地体験リポートを通じて、その機能や操作法をまとめてみた。

ご一読いただき、ぜひ爽やかな新年を迎えていただきたい。

保湿美顔器としての機能を備えたメンズシェーバー

パナソニック　
スキンケアシェーバー　ラムダッシュ　ES-MT21

本体寸法／高さ17.8×幅6.5×奥行き5.5cm
外刃／3枚刃・ステンレス鍛造外刃
内刃／30°鋭角ナノエッジ内刃
パワーコントロール／ラムダッシュAI
電源／充電式 急速1時間充電
洗浄／本体まるごと水洗いに対応
オープン価格

〝スキンケアできるシェーバー〟として2020年7月に登場したラムダッシュ　ES-MT21。美容男子の必携モデルとして、さらに本格的な乾燥の季節を迎え、その注目度はさらに高まっている。

ちなみにES-MT21に搭載されたスキンケア機能は単独での使用に加え、シェービング中でも使用が可能。発売元のパナソニックでは前者をイオンケアモード、後者を化粧水浸透シェービングと呼んでいる。

そんなスキンケア機能を可能としているのが、ヘッドの側面に搭載された独自のイオンプレート。このイオンプレートが肌に触れることで、プラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れ＝電気浸透流が起きる。

この流れをによって、事前に塗布した化粧水などに含まれる保湿成分も一緒に移動。角質層への浸透量がアップする。同社の説明によれば、保湿成分の中でもヒアルロン酸は、手塗りと比較して1.7倍角質層まで浸透するという（※）。
※化粧水はヒアルロン酸などの保湿成分を含むタイプをお使いください。ヒアルロン酸水溶液を手で塗布後に化粧水浸透シェービング（イオンレベル：強、温感：高）した場合の浸透面積4,625μm²/mm²と、手で塗布しただけの場合の浸透面積2,557 μm²/mm²の前腕での比較。パナソニック調べ。

イオンプレートはイオンケアモード使用時は正面、化粧水浸透シェービングは天面と、使用状況によって肌にあてる面が異なるので注意したい。

シェーバーとしても毎分約1万3000ストロークを誇るリニアモーターや、刃先角度を30°まで鋭角化した30°鋭角ナノエッジ内刃を搭載。さらに約200回/秒の高精度なセンシング技術で、ヒゲの濃さを検知して肌にやさしい早剃りを行うラムダッシュAIなど、充実の機能を誇る。

というわけで、早速イオンケアモードからチェックしていこう。最初に化粧水や乳液を肌に塗布。化粧水はヒアルロン酸などの保湿成分を含むタイプを使うこと。

続いてヘッドにキャップを装着して、イオンプレート正面を肌にあてる。その際、本体背面のイオンパネルを確実に触れるように本体をしっかり握ることも忘れずに。

イオンレベルと温感レベルを2段階で選べることもES-MT21の特徴の一つだ。

化粧水浸透シェービングもイオンケアモードと同じく、事前に化粧水を塗布する。ただし、化粧水浸透シェービングで使えるのは化粧水のみとなるので注意したい。またイオンプレートも、正面ではなく天面を肌にあてる。

本体は防水設計（IPX7基準）なので、使用後は本体ごと洗浄が可能（※）。いつでも清潔さをキープできる。
※ IPX7基準（水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がない）検査をクリアしています。充電スタンド、ACアダプターは除く。

ヒロ　イオンプレートは肌に当てるだけで心地よいので、イオンケアモードは就寝前に使えば肌だけでなく、気持ちもリラックスできると思います。

またスキンケアしながらシェービングもできる化粧水浸透シェービングは、忙しいビジネスマンの朝には最適な機能ですね。

マユの長さ、形に加えて顔のウブ毛ケアにも対応

パナソニック
マユ＆フェイスシェーバー ER-GM30

本体外形寸法／高さ140×幅16×奥行き14mm、20g（乾電池・マユコーム・ウブ毛用刃含まず）
電源方式／乾電池式（単4形アルカリ乾電池）
オープン価格

製品名が示すようにマユの長さ、形に加えて顔のウブ毛ケアもできる1台3役のマユ&フェイスシェーバー。本体は高さ140mm・約20gというスリム＆コンパクトサイズゆえ、出張時に加えてオフィスのデスクにも常備しておける。電源は手に入りやすい単4形アルカリ乾電池（別売）1本を使用。

本体には二つのマユ用コームとウブ毛用刃が同梱。上の写真左奥がマユを約8mmと約6mmにカットできるマユコームA、右は約4mmと約2mmにカットするマユコームB、両コームの手前がウブ毛用刃だ。

セルフカットに対する不安要素としては、「長さを揃えにくい」「場所によって濃淡ができてしまう」などの失敗リスクを上げる人が多い。マユコームを使って長さを設定すれば、それ以上にカットされないので、そんなリスクを回避することができる。

ウブ毛用刃は刃先を丸くして、刃幅も広くするなど、刃が肌に食い込みにくい設計。肌色をくすませる要因の一つ、とも言われるウブ毛を肌に優しく滑らかにカットしていく。

ウブ毛用刃に対してマユ用の刃は太い毛にも対応するため、刃の溝が広くなっている。ただし幅は小幅とすることで、マユのキワなどの細部までケアしやすいように配慮されている。

それでは実際にER-GM30を使ってケアしてみよう。最初に長さ揃えとして、マユシェーバーにコームAを取り付け、仕上がり長さ約6mmの「短」を選択。ヘッドはマユ尻（外側）からマユ頭（内側）に向かって、ゆっくりと動かしていく。その際、ヘッドを少し傾けた方が毛をとらえやすい。

長さを整えるだけでも〝ボサボサ感〟が解消されるので、印象は変わってくるはず。これをさらに改善するには、輪郭からはみ出ている毛をカットするライン揃えが必須。これはコームを外した直刃で行なう。刃はコーム付きと同じく、マユ尻からマユ頭に向かって動かす。

最後にウブ毛用刃にチェンジしてウブ毛ケアにチャレンジ。刃は寝かせて、毛の流れに逆らうように、顔の中心から外側に向かって動かす。ウブ毛は肌色をくすませる場合があるので、定期的にケアしておきたい。

ヒロ　マユケアでは長さの調整が最も気になりますが、マユシェーバーはコームが使えるので、長さも揃えやすい！　ウブ毛については、予想以上にウブ毛が剃れて驚きました（笑）。ケアした後は肌が滑らかになったようです。

「デュアルエッジ刃」で手軽に気になる鼻毛をカット

パナソニック
エチケットカッター 　ER-GN31

本体寸法／高さ144×幅29×奥行き35mm（キャップ取付時）、62g（乾電池含まず、キャップ含む）
電源方式／乾電池式(単3形アルカリ乾電池×1本)
使用日数／週1回90秒使用で約1年
主な機能／デュアルエッジ刃、スマート洗浄、水洗い対応
オープン価格

これ1台で気になる鼻毛だけでなくマユやヒゲ、耳にもマルチに使えるエチケットカッター。刃は側面だけではなく、天面にも刃がある「デュアルエッジ刃」を搭載。刃の長さは、鼻の奥の必要な毛まで切りすぎないように設計されている。

刃はカバーに覆われているため、直接肌に触れることがないので安全だ。

ヘッド先端部から注水して内部の毛クズを洗い流せる「スマート洗浄」機能を搭載。使用後も清潔に保てる。本体は水洗いも可能な防水性能（IPX7基準検査）をクリアしている。

先端部を鼻に入れると、スリットから入ってきた毛を内刃がカット。本体はストレート形状ではなく、やや角度が付けられているため、鼻にあてやすい。ラムダッシュやマユシェーバーと同じく、カット音からでも仕上がり状態が把握できる。

ヒロ　刃が直接、肌に触れない構造なので安心して使うことができました。鼻毛以外にもヒゲ、特にアゴ下の剃り残しをピンポイントで処理できるのもいいですね。「スマート洗浄」機能で使用後の手入れが簡単にできる点もおすすめポイントだと思います。

撮影／末安善之