67.8%が「身近な人の衣類のシワも気になる」と回答
先月30日で緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面解除となり、続いて自由民主党の新総裁に衆議院議員・岸田文雄氏が選出。さらに大型の台風16号が日本列島に接近するなど、月初から気になるニュースが続く10月。そんな10月のスタートに際して、メンズビューティー的にチェックしておきたいのが夏物から秋冬物への〝衣替え〟トラブルだ。
例えばシーズン終わりにクリーニングに出しておいたものの、クローゼットの中でヨレてシワがついてしまったり、あるいは防虫剤のニオイが移っていた…。という経験は誰もが少なからずあるのでは。
またパナソニックが20~40代男女416名に対して、衣類のシワについて聞いたところ、99.1%が「自分の服のシワが気になる」と回答。さらに67.8%が、「友人・同僚など身近な人のシワも気にしている」と答えているほか、「通りすがりの人のシワが気になる」も過半数の54.8%に達した。
つまり、自分が考える以上に、自分の服のシワは他人からチェックされている、ということなのかもしれない。
そこで今回は手軽な身だしなみ整え家電として、スチーム専用の新型衣類スチーマーと脱臭ハンガーをフィーチャー。最初に衣類スチーマーから実際の使用シーンを交えながら、その機能と特徴を紹介していきたい。
パナソニック 衣類スチーマー NI-GS400
本体外形寸法/約幅11.5×高さ28×長さ14.5cm、約950g
スチーム噴出時間/連続約9分
スチーム量/平均約16g/分
注水量/約160mL
消費電力/1200W
パナソニックの衣類スチーマーファミリーの中では唯一、プレス機能を持たないスチーム専用タイプ。
その特徴としては、まず洗いにくいアウターや、頻繁にクリーニングに出せないジャケットやスーツなどに付着したニオイを手軽に脱臭できることが挙げられる(※1)。
脱臭効果が期待できるのは、同社によれば生乾き臭・ペット臭・タバコ臭・汗臭・飲食臭の〝生活5大臭〟と加齢臭・防虫剤臭。
この時期、前シーズンにクリーニングしておいたスーツをクローゼットから取り出した際に気になる防虫剤臭も、しっかりケアしてくれるというわけだ。
スチーム脱臭のイメージ。高温で微細なスチームの粒子とスチームが噴射される勢いで繊維の表面や内部の存在するニオイの粒を除去していく。
スーツやジャケットでは表面に加え、汗をかきやすいワキや背中も衣類スチーマーがあれば、衣類をハンガーにかけたままケアができる。
衣類に加え、布製のバッグや洗濯後の綿マスク、さらに綿素材のベットシーツやテーブルクロスなど、清潔に保ちたいアイテムや部屋のファブリックまで、スチームの熱で手軽に除菌が可能(※2)。菌だけでなく、ダニ由来や花粉(※3、※4)のアレル物質も抑制するという。
そして毎分平均16gという大量スチームによって、気になるシワもスピーディーにケア。やり方はシワを伸ばしたいシャツなどをハンガーにかけ、裾を軽く引っ張りながらスチームをあてていくだけ。しかも電源を入れて約30秒で立ち上がるため、出勤前の慌ただしい時間でもすぐに使うことができる。
ちなみに本体グリップ部のスチームボタンを押している間だけスチームが発生、離せば止まる設計のため安全性も高い。
シワの入ったシャツを写真向かって右側だけをケアした様子。その違いは歴然だ。さらにパリッと仕上げたい衣類には、同社ではしっかりプレスできるWヘッドアイロン NI-WL706との併用を提案している。
というわけで、これまでチェックしてきた機能を支えるのが、約160mLという大容量タンクから生み出される約9分の連続スチーム。
本体グリップ部に搭載されたタンクを取り外し、注水。その後、本体にセットして電源ONすれば、約30秒で使用が可能だ。
※1 脱臭効果(パナソニック調べ) 【試験対象】生乾き臭・ペット臭・加齢臭(ノネナール)・汗臭・タバコ臭・飲食臭(焼肉・焼き魚) 【試験方法】ニオイをつけたウールの生地に約10秒間スチームをあて、脱臭効果を6段階臭気強度法にて評価 【試験結果】対象臭気それぞれにおいて、有意な臭気抑制効果を確認 【試験対象】防虫剤臭(樟脳) 【試験方法】ニオイをつけたウールの生地に約10秒間スチームをあて、脱臭効果をガスクロマトグラフィー質量分析法にて評価 【試験結果】対象臭気において、有意な臭気抑制効果を確認
※2 除菌試験内容 【試験依頼先】財団法人日本食品分析センター 【試験成績書発行番号】第20062589001-0101号 【試験成績書発行日】2020年10月23日 【試験方法】1cmの距離からスチームをあてた、菌付着布の除菌確認 【試験結果】99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)
※3 ダニ由来アレル物質試験内容 【試験依頼先】パナソニック(株)解析センター 【試験成績書番号】L20YA108 【試験成績書発行日】2020年12月15日 【試験方法】1cmの距離からスチームをあてた、ダニ(Derf1)抽出液付着布の不活化試験 【試験結果】3秒間で87%以上の不活化率
※4 花粉アレル物質試験内容 【試験依頼先】パナソニック(株)解析センター 【試験成績書番号】L20YA108 【試験成績書発行日】2020年12月15日 【試験方法】1cmの距離からスチームをあてた、花粉(Cryj1)抽出液付着布の不活化試験 【試験結果】3秒間で85%以上の不活化率
●実使用空間での実証結果ではありません。
●効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気・繊維の種類によって異なります。脱臭効果の感じ方には個人差があります。
関連情報
https://panasonic.jp/iron/products/steamer/ni_gs400.html
ナノイが衣類に付着した不快なニオイを抑制
続いてハンガー型の本体に衣類をかけるだけで、簡単にニオイケアができる電気脱臭機「脱臭ハンガー」MS-DH210の登場だ。
パナソニック 電気脱臭機 MS-DH210
本体外形寸法/幅400×奥行88×高さ310mm、約700g。
運転モード&運転時間/通常モード:5時間、ロングモード:7時間
運転音/35dB
MS-DH210はナノイーXを搭載したハンガー型の電気脱臭機で、スーツなどの衣類に付着したニオイを分解脱臭(※1)するほか、花粉を抑制(※2)する機能を備えている。
このナノイーとは、不快なニオイを抑える効果があるOHラジカル(高反応成分)を「ナノイー」の10倍含む微粒子イオンのこと。
水でできた粒子でOHラジカルが長持ちするほか、サイズが約5〜20ナノmのため、繊維の奥までしっかり入り込めるという特徴も持つ。
使い方は本体にジャケットをかけるだけ。その様子は、まさにハンガーそのものだ。そんな本体は、人間が着ている状態に近い形状で設計されており、シワが入りにくく、型崩れもしにくいという。
本体背面の様子。襟部分に加え、肩のラインに沿ってナノイーXの吹出口が並んでいる。このほか下部や底部にもあり、合計で8か所に設置されている。
本体には専用の衣類用カバーも付属している。ジャケットなど衣類の内側に付いた汗臭にはカバーなしで、タバコや飲食臭、花粉など衣類の外側からの付着物に対してはカバーをかけて使用する。
MS-DH210が活躍してくれるのはジャケットやスーツだけではない。パンツ対応のつり下げバーが、それも通常のハンガーのように左右をまとめてかけるのではなく、2本のバーによって左右を別々にかける形状が採用されている。
この形状であればパンツの内股部分に空間ができるので、そこにもナノイーXが届きやすいというわけだ。
運転モードは約5時間運転の「通常モード」と、特にニオイや花粉が気になる日に使いたい約7時間運転のロングモードを搭載。付着したニオイの程度によって使い分けることができる。
通常モードは表示部がブルーに点灯。ちなみに電気代は約0.61円。
ロングモードは赤く点灯。電源ボタンを2秒以上押すと通常モードから切り替わる。こちらの電気代は約0.85円。つまりどちらのモードも電気代は1回1円以下(※3)という経済性も備えた製品なのだ。
今回は衣替え時期や、季節の変わり目でクローゼットの入れ替えを行う際に役立つアイテムを紹介したが、毎日使う布製品の除菌や花粉など抑制も期待できる。
緊急事態宣言全面解除の今こそ、ニューノーマルな男前度アップに欠かせないアイテムといえるだろう。
※1 <付着したタバコ臭の脱臭効果> 【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、6段階臭気強度表示法による検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出(衣類用カバーを使用) 【試験結果】5時間で臭気強度1.3低減 【試験成績書発行年月日】2018年6月5日 【試験成績書発行番号】1V332-180605-K01 <付着した汗臭(酢酸)の脱臭効果> 【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、6段階臭気強度表示法による検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出 【試験結果】5時間で臭気強度1.5低減 【試験成績書発行年月日】2018年6月13日 【試験成績書発行番号】1V332-180611-K01 <付着した焼肉臭の脱臭効果> 【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、6段階臭気強度表示法による検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出(衣類用カバーを使用) 【試験結果】5時間で臭気強度1.1低減 【試験成績書発行年月日】2018年5月21日 【試験成績書発行番号】1V332-180521-K01
※2 <花粉(スギ)のアレル物質抑制効果> 【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】布に付着させたアレル物質をELISA法で測定 【抑制の方法】「ナノイー」を放出(衣類用カバーを使用) 【試験結果】5時間で83%以上 【試験成績書発行年月日】2018年5月28日 【試験成績書発行番号】1V332-180507-F01
※3 新電力料金目安単価 1 kWh=27円(税込)で計算。
●実使用空間での実証結果ではありません。
●効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気・繊維の種類によって異なります。脱臭効果の感じ方には個人差があります。
関連情報
https://panasonic.jp/deodorizer/products/hanger.html
撮影/末安善之