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歴代モデルで振り返るOPELを象徴するスポーツクーペ「GT」の色褪せない魅力

2022.07.09

フロントからリアにかけての流れるようなラインが特徴的な『GT』のプロファイル。OPELにとってはスポーティークーペという位置づけだ。

GT ジーティー

1968-1973

身近な実用車を届けるというOPELの、ひとつの転換点になったのが『GT』の開発だ。このスペシャルティークーペはOPELのそれまでのイメージを大きく変えた。

当時の最先端を往くデザインスタディー

 それまで実用車の開発に主軸をおいていたオペルにとっての、自動車開発における〝挑戦〟が、この『GT』の創出だ。1965年のフランクフルトモーターショーで披露されたコンセプトモデルは当初、来るべき時代に向けてのデザインスタディーやエアロダイナミクスの検証用という位置づけと発表されていたものの、適度にコンパクトで流麗なスタイルは人々の注目を集めることとなった。ロングノーズ・ショートデッキのスタイルに鋭く尖ったフロントノーズとリトラクタブルライト、抑揚のついたフェンダーラインの躍動感にあふれるスタイリングは、それまでのオペル車には見られなかった、新しい時代を予感させるものだった。先述のように『GT』はあくまでデザインコンセプトという触れ込みだったが、反響の大きさを感じ取ったオペルは量産化を前提に開発を進めることを決定。ターゲット層をリサーチし、生産における問題点など洗い出したうえで市販化プロジェクトがスタートした。

後世に影響を及ぼしたスペシャルティークーペ

 身近で手に届きやすく、かつスポーツドライビングを気軽に楽しめるスペシャルティークーペというキャラクターづけがなされた『GT』は『KADETT』をベースに開発が進められた。エンジンは既存の1Lと1.9L直4がフロントに縦置きされ、4速MTを介して後輪を駆動。1tに満たない軽量な車体と空気抵抗の少ないボディーに定評のあるエンジンを組み合わせたことにより、そのパフォーマンスはベース車を軽く上回るものとなった。

 生産はフランスのコーチビルダーに委ねられ、市販型『GT』は、ショーモデルからほとんどその姿を変えることなく、1968年に日の目を見ることとなった。実際、発売直後から好調な売り上げを記録。北米にも輸出され人気を集めた。ただし、その生産は73年までのわずか5年にとどまった。その理由は最大のマーケットであったアメリカの安全基準や環境規制にそぐわなくなったことに加え、先述のコーチビルダーがルノー傘下に収まったことによる。それでも累計で10万台超の売り上げを記録しており、そのことからもわかるとおり、その人気の高さは類いまれなるものであった。

 わずかなモデルライフではあったものの、その間に『GT』はパワーユニットの先行開発に供され、1971年には電動モーターを搭載した『ELEKTRO GT』として発進加速や巡航スピードなどの6つの速度記録を樹立。スタイリングに関してもその後のオペルや他メーカーに大きな影響を及ぼした点を考えれば『GT』が果たした役割は大きく、今もって名車と呼ぶにふさわしい1台である。

GT

1965年のフランクフルトモーターショーで公開されたコンセプトモデル。化粧プレートにはまだ〝OPEL EXPERIMENTAL〟(実験用)の文字が見てとれる。デザインはゼネラルモーターズのデザイナーも深く関わったとあって、スタイリングは当時の『CORVETTE』との近似性を感じさせる。

GT

ショーではあくまでもコンセプトモデルという触れ込みだったが、スラントしたノーズやリトラクタブルヘッドライト、躍動感あふれるスタイルは注目の的となった。デザインスタディーということもあって、細部での仕様がそれぞれの写真で異なっている。市販型(左下)ではノーズ先端に空気導入口がうがたれ、前後バンパーやウインカーのデザインなども法規に合ったものに改められている。

GT

1968年に登場した市販型では、フロント/リアエンドの形状が変更されているほか、前後のオーバーハングが切り詰められたもののプロトタイプとほとんど変わらぬ流麗なラインが保たれている。その長く低いノーズに収まるのは、1Lもしくは1.9L直4ユニット。内装は黒一色でまとめられている。

取材・文/桐畑恒治

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランドMOOK「&OPEL 未来を創るクルマ。」発売中

 1862年の誕生以来、不断の進化によっていつの時代も時代も最先端のポップカルチャーであり続けたOPEL。そのブランドDNAとその魅力を、チーフデザイナーへのインタビューや歴史的名車の検証などをもとに解き明かすムック本「&OPEL」が発売されました。

 ドイツの自動車メーカーOPELは、160年の歴史を持つ老舗ブランドです。日本との縁も深く、戦前から輸入され、2006年までは日本国内でも販売されていたので、ご存じ方はもちろん、実際に乗った/所有したことがある方も多いのではないでしょうか。

 そして今、OPELが再び、日本に上陸するといわれています。今度、日本にやって来るOPELは、私たちがしばらく見ないうちに、すばらしくモダンで、ポップな佇まいに変身していました。ドイツ車としての信頼感と堅実さはそのままに、ガジェット感あふれるデザインやカラーリングからは、「どんな人生を愉しみたい?」と、クルマが語りかけてくるようです。そんな、ニュー・ジャーマン・カーで実現するライフスタイルのテーマは「リラックス」。

 本書では、暮らしをアップデートするモダンジャーマンなクルマづくりの魅力を、160年の歴史とともに余すところなく、紹介します。

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランド大図鑑

『&OPEL(アンドオペル) 未来を創るクルマ。』

定価1650円(税込)A4変形判/132ページ

小学館刊

https://www.shogakukan.co.jp/books/09104254

■本書のコンテンツ紹介

PART 1  OPELが提案するRELAX LIFE

●人気モデル「CORSA」「MOKKA」「GRANDLAND」徹底解剖!

PART 2 PopFuture OPELの秘密

  • チーフデザイナー・Mark Adams インタビュー
  • ファッションデザイナー・Marcel Ostertag インタビュー
  • 「ASTRA」「MANTA」「COMBO LIFE」最新モデルの魅力
  • OPELと相性抜群のライフスタイル名品セレクション

PART3  Just like an OPEL

  • 注目のクリエイターが語るNEW OPELの魅力
  • アンバサダーを務めるリバプールFC監督・ユルゲン・クロップ氏とOPEL

PART 4   ドイツから特報!元気なOPEL

  • MOKKA」「CORSA-e」「GRANDLAND」現地試乗レポート詳報
  • オペルCEO Uwe Hochgeschurtz氏インタビュー

PART 5   Republish of Historic car impression

革新的な挑戦を続けてきた自動車ブランドOPELの歴史

  • 老舗自動車専門誌の編集者が語るOPELの魅力
  • OPEL in Motorsports
  • CORSA」「ASTRA/KADETT」「VECTRA」「OMEGA」「SPEEDSTER」「GT」「MANTA」「CALIBRA」「ZAFIRA

PART6 「OPEL」 Square

  • FUN collection
  • OPEL FUN in Japan
  • OPEL Engineering History
  • Logo transition of OPEL
  • OPELディーラーの斬新なCI

【オンライン書店で購入する】

Amazonで購入する

www.amazon.co.jp/dp/4091042546

楽天ブックスで購入する

https://books.rakuten.co.jp/rb/16892406/?l-id=search-c-item-text-02


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