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歴代モデルで振り返るOPELを象徴するフラッグシップモデル「OMEGA」の魅力

2022.06.26

全長4.7mの大型モデルながらその走りっぷりに定評があった『OMEGA』。ロータスの手がけたスポーツ仕様も用意された。

OMEGA オメガ

1986-2002

フルラインメーカーとして成長を遂げたOPELの技術力を結集したのが『OMEGA』だ。その実力の高さは当時のドイツ車の中でもキラリと光るものがあった。

欧州COTYに輝く実力派アッパーミドル

 それまでオペルの中心車種として上級クラスを担っていた『REKORD』の発展的後継車として、1986年に誕生したのが『OMEGA』である。FRの駆動方式を採用したこのアッパーミドルセダンは『KADETT』に続くエアロダイナミックモデルとしてボディーのフラッシュサーフェス化を推し進めた結果、群を抜いた空力性能を獲得。シャーシ関連は当時の最新技術が盛り込まれ、乗り心地を含めた快適性も高いレベルに引き上げられていた。登場した翌年にオペルとして初の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、何よりその実力の高さを証明する結果だろう。そんな素性の良さをもとに、さらなる高性能仕様が追加されていったのもトピックだ。88年に発表された「LOTUS OMEGA」は、同じGMグループに属していたイギリスのロータスが『OMEGA』の3L直6ユニットに手を加えて3.6Lツインターボに増強。併せてサスペンションのチューニングやエアロパーツを追加するなどしてドライビングダイナミクスが高められた。さらにはオペルのチューナーとして名を馳せていたイルムシャーが、ドイツ・ツーリングカー選手権の規定に合わせてチューニングを手がけた「EVOLUTION 500」を設定するなど、アッパーモデルらしい展開を見せたことも話題となった。

6気筒ユニットは高効率の新世代V型へ

 その『OMEGA』が2代目に生まれ変わったのは1993年のこと。オペルのモデルラインアップ統合によって実質的なフラッグシップに位置づけられた。

 プラットフォームやFRの駆動方式、足回りの基本構成は先代のそれを継承。ボディーは大型化されたものの、セダンとワゴンの2種のボディーバリエーションとも空力性能がさらに磨き上げられたことは言うまでもない。

 加えてエンジンがそれまでの直列6気筒から新世代のV型6気筒〝ECOTEC〟へと進化したこともトピックだった。効率的な燃焼室形状や可変吸気システム〝マルチラムインテーク〟の採用など、洗練されたこのユニットのおかげで、従来型よりもより低い回転域からパワーを発揮しながら燃費を抑えることに成功するなど、高次元でパフォーマンスを兼ね備えた。先代では「LOTUS」や「EVOLUTION」などのスペシャルモデルが用意されたように、2代目ではGMのシボレー『CORVETTE』と同様の5.7L、V8ユニット搭載車も限定発売された。そんな名実ともにオペルの代表作となった『OMEGA』は、後期型では3000点以上の構成部品に手を加えるなどのブラッシュアップを積み重ねながら確かな実力を保ち続け、2002年までオペルのフラッグシップの座についていた。

OMEGA

ボディータイプはセダンとワゴンの2種。いずれもボディー外板の段差を減らしたフラッシュサーフェス化を図り、優れた空力性能を得た。初代(右上)から2代目(下)への移行時にはボディーラインが丸みを帯び、控えめながらもより存在感の増したスタイルとなった。

OMEGA

新開発の〝ECOTEC〟V6ユニットを搭載したMV6。本国で用意されるディーゼルユニットはBMW製の2.5L、6気筒に刷新された。

OMEGA

2代にわたって設定されたワゴン(キャラバン)は広大なラゲージスペースを有し、使い勝手の良さで人気を博した。

OMEGA

初代は直4と直6のエンジンを用意していたが、2代目では後者が実用性と環境性を高い次元で両立したV6に置き換えられている。

OMEGA

2代目の後期型では3000点以上に及ぶ構成部品に改良を加えるとともに、内外装のデザインをブラッシュアップ。足回りではサスペンションのジオメトリーやダンパーの減衰力を変更するなどしてフラッグシップにふさわしい快適性と操縦性を獲得。『OMEGA』は2世代にわたって日本にも導入された。

取材・文/桐畑恒治

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランドMOOK「&OPEL 未来を創るクルマ。」発売中

 1862年の誕生以来、不断の進化によっていつの時代も時代も最先端のポップカルチャーであり続けたOPEL。そのブランドDNAとその魅力を、チーフデザイナーへのインタビューや歴史的名車の検証などをもとに解き明かすムック本「&OPEL」が発売されました。

 ドイツの自動車メーカーOPELは、160年の歴史を持つ老舗ブランドです。日本との縁も深く、戦前から輸入され、2006年までは日本国内でも販売されていたので、ご存じ方はもちろん、実際に乗った/所有したことがある方も多いのではないでしょうか。

 そして今、OPELが再び、日本に上陸するといわれています。今度、日本にやって来るOPELは、私たちがしばらく見ないうちに、すばらしくモダンで、ポップな佇まいに変身していました。ドイツ車としての信頼感と堅実さはそのままに、ガジェット感あふれるデザインやカラーリングからは、「どんな人生を愉しみたい?」と、クルマが語りかけてくるようです。そんな、ニュー・ジャーマン・カーで実現するライフスタイルのテーマは「リラックス」。

 本書では、暮らしをアップデートするモダンジャーマンなクルマづくりの魅力を、160年の歴史とともに余すところなく、紹介します。

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランド大図鑑

『&OPEL(アンドオペル) 未来を創るクルマ。』

定価1650円(税込)A4変形判/132ページ

小学館刊

https://www.shogakukan.co.jp/books/09104254

■本書のコンテンツ紹介

PART 1  OPELが提案するRELAX LIFE

●人気モデル「CORSA」「MOKKA」「GRANDLAND」徹底解剖!

PART 2 PopFuture OPELの秘密

  • チーフデザイナー・Mark Adams インタビュー
  • ファッションデザイナー・Marcel Ostertag インタビュー
  • 「ASTRA」「MANTA」「COMBO LIFE」最新モデルの魅力
  • OPELと相性抜群のライフスタイル名品セレクション

PART3  Just like an OPEL

  • 注目のクリエイターが語るNEW OPELの魅力
  • アンバサダーを務めるリバプールFC監督・ユルゲン・クロップ氏とOPEL

PART 4   ドイツから特報!元気なOPEL

  • MOKKA」「CORSA-e」「GRANDLAND」現地試乗レポート詳報
  • オペルCEO Uwe Hochgeschurtz氏インタビュー

PART 5   Republish of Historic car impression

革新的な挑戦を続けてきた自動車ブランドOPELの歴史

  • 老舗自動車専門誌の編集者が語るOPELの魅力
  • OPEL in Motorsports
  • CORSA」「ASTRA/KADETT」「VECTRA」「OMEGA」「SPEEDSTER」「GT」「MANTA」「CALIBRA」「ZAFIRA

PART6 「OPEL」 Square

  • FUN collection
  • OPEL FUN in Japan
  • OPEL Engineering History
  • Logo transition of OPEL
  • OPELディーラーの斬新なCI

【オンライン書店で購入する】

Amazonで購入する

www.amazon.co.jp/dp/4091042546

楽天ブックスで購入する

https://books.rakuten.co.jp/rb/16892406/?l-id=search-c-item-text-02


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