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リバプールFCユルゲン・クロップ監督と自動車ブランドOPELが確固たる信頼関係を築いた理由

2022.05.07

リバプールFC監督 ユルゲン・クロップ

かつては香川真司、現在は南野拓実という2人の日本代表の〝ボス〟として、国内では最も知名度の高い外国人監督のひとりであるユルゲン・クロップ氏。実は2012年からOPELのブランドアンバサダーを務めている。そんな10年にわたる両者の関係を追った。

ブンデス優勝監督としてオペルのアンバサダーに就任

 2012年7月19日、ドイツ連邦共和国ヘッセン州で10番目に大きな都市リュッセルスハイムにあるオペル本社。この日、オペルの新しいブランドアンバサダーとして、ユルゲン・ノルベルト・クロップ氏が初めてメディアと2000人以上の同社従業員に、正式に紹介された。

 その時の様子をクロップ氏は、現在でも、声を弾ませながらこう振り返る。

「その場の雰囲気は、まるでサッカースタジアムのようでした。オペル社員の方々は熱狂的に『クロップ』とコールしながら、前例のない、自動車業界では最も珍しく、新しいパートナーシップの始まりを祝ってくれたことを今でも鮮明に覚えています」

 では、当時のクロップ氏の足跡を振り返ってみよう。

 2010〜2011シーズンに、ボルシア・ドルトムントを率いてブンデスリーガを制した後、その翌シーズンには、バイエルン・ミュンヘンとのスリリングな直接対決を経て、再び栄光のマイスターシャーレを手にする。

 特に2010〜2011シーズンは、7月にセレッソ大阪から移籍した香川真司選手が大活躍。日本国内でも数多くのサポーターを獲得した。

 続く2011〜2012シーズンは、リーグ戦で28試合連続の無敗を記録するなど、ブンデスリーガの新記録を達成して優勝。記憶にも記録にも残る監督になったことは、疑う余地もないだろう。

 ドイツのサッカー界は、彼と彼の才能ある若いチームを称え、当時はバイエルンのファンでさえも、この好感の持てる気さくな男が、自分たちのクラブの次期監督にふさわしいのではないか、と語り合っていたという。

 そして新たに、オペルとのパートナーシップというステージに立ったクロップ氏は、当時から確固たるその信念と果すべき役割を明らかにしている。

「オペルがすばらしいクルマを造っていることは以前から知っていました。今こそ、その事実をドイツだけではなく全世界の人々に知ってもらう時だと考えたのです」

 彼はその思いを直ちに実行した。リュッセルスハイムに登場した数日後には早くも新型『ASTRA』のテレビコマーシャルを何本か撮影する最初の〝デート〟を楽しんだのだ。

 クロップ氏が登場した、この最初のコマーシャルは大きな反響を呼び、この後数年間にわたって、クロップ氏が出演するコマーシャルが20本以上作られることになる。

「コンパクトハッチ『CORSA』やコンパクトSUV『MOKKA』『CROSSLAND』、フラッグシップSUV『GRANDLAND』、そして5ドアセダンの『INSIGNIA』まで、私がおすすめできない新型車はほとんどありませんでした」

 しかも、彼は常に信頼できる人物であった。というのも、コマーシャル撮影においても、決して役柄を演じることはなく、サッカーファンであれば誰もが知っていて、尊敬されて、そして愛されているユルゲン・クロップのままでいたからだ。

 こうして、何年もかけて、徐々にオペルの顔になっていった。

 そしてドイツのメディアも「彼はコーチとして、とりわけ人として、オペルが掲げる価値観を体現している」「ドイツ的で親しみやすく、かつ情熱的でエキサイティング」などと、オペルとの関係を好意的に伝えた。

 このようなメディアからの注目度はこの時期、クロップ氏が国際的に高く評価され、定評のある監督に成長した2つのクラブとオペルのパートナーシップによってさらに増幅されていく。

 その2つのクラブとは、FSVマインツ05とボルシア・ドルトムントだ。

 マインツで7年間、BVB(バルシュピール・フェライン・ボルシア=ドルトムントの愛称)でさらに7年間にわたって監督を務めたクロップ氏は、2015年の春、ドルトムントの関係者にシーズン終了後の契約解除を打診する。

クロップ氏

OPEL社の20本以上のCMに出演しているクロップ氏。日本のプロスポーツ界では想像に難い。

新たな挑戦の地として選んだのはイングランド

 当時の胸の内をクロップ氏は、次のように明かしてくれた。

「私のプランは、新たな挑戦を受け入れる前にいったん休んで、この数年で疲れがたまった心と体をリフレッシュすることでした」

 しかし、ブンデスで確固たる地位と名声を手にした男をサッカー界が放っておくはずがない。休養期間中のわずか数週間だけで、世界のあらゆるリーグとチームからオファーが殺到。クロップ氏の計画はあえなく頓挫してしまう。

 こうして2015年10月、クロップ氏はイングランド・プレミアリーグの名門、リバプールFCと契約を結んだのである。このクロップ氏の決断にドイツ国内の一部からはオペルとの関係を危惧する声も上がったという。

 しかし、クロップ氏は「プレミアリーグへの移籍がオペルとのパートナーシップの妨げになることは全くありませんでした。それどころか逆に深まった、と感じています」と振り返る。

 それは、リバプールの監督としての最初の記者会見で早くも達成される。彼の、様々な質問に対する完璧かつ的確な発言は、リバプールファンのハートに火をつけたのだ。

 そのひとつである「私はノーマルワン(普通の人)だ」という口癖は、ライバルチーム(チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなど。現ASローマ)の監督であるジョゼ・モウリーニョの、チェルシー入団会見時における「I think I’m a special one.」を意識したものだった。

 モウリーニョと自分を区別するためのクロップ流の表現だったのだろう。

 そんな長年にわたってオペルブランドのアンバサダーとして信頼を勝ち得てきた、飾り気のない態度がプレミアの地でも改めて注目を集める形となった。

 そして、実直で親しみやすく、コミュニケーション能力の高い性格は、イングランド北部の働く人々に愛されるクラブ、リバプールの土壌にもフィットしていく。

 その結果、レッズ(リバプールの愛称)のファンたちは、クロップ氏の監督就任が新しい時代の幕開けを約束する、愛するクラブにとっての祝福であることに気づくのにわずか数か月しかかからなかった。

 これは、ドイツにおいてクロップ氏がオペルや国民との間で確かな信頼関係を構築してきた過程とよく似ている。

プレミア初制覇などの実績を手に10年目のパートナーへ

 こうして2015年から始まったクロップ氏と彼のチームのプレミアリーグにおける新しい物語は、イングランドのみならず、たちまち世界中のサッカーファンを魅了していく。

 彼らは長い間待ち望み、そして努力した結果として、イングランドと世界のサッカーの脚光を浴びることになったのだ。

 これは大きな意味での〝報い〟である。そして、レッズのファンはクロップ氏が監督に就任して以降、シーズンごとに増え続けている。

 アンフィールドで対戦するロードチームに対し、ドラマ、感情、そして絶妙なサッカーの瞬間を容赦なく頭に叩き込むクラブは、レッズのほかに、ヨーロッパではほとんど存在しない。

 また、ほかのトップクラブが毎年のように新しいスター選手を獲得する中、クロップ氏は選手たちの友人として、また魅力的な人柄で、チームの主軸を長期にわたって慰留した。

 併せてクラブのために忠実にプレーさせることに成功しているように見える。

 こうして2019年のチャンピオンズリーグ制覇、2020年のプレミアリーグ初制覇への礎を築いたのである。この2つの見事な成功は、リバプールの生ける伝説としての地位を確立し、2年連続で「FIFAワールドコーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞することになった。

 クロップ氏が世界サッカーの頂点に立つまでの間、オペルほど彼と旅を共にしたパートナーはほかにいないだろう。

 2022年は両者がパートナーシップを締結してから記念すべき10年目にあたる。

 これがオペルの日本再上陸と重なったことは、単なる偶然とは思いたくない。

 この1年、そして次なる10年にクロップ氏とオペルは、私たちにどんな景色を見せてくれるのだろうか。心から期待したい。

クロップ氏

フィーチャーされた車種もSUVやハッチバック、5ドアセダンと多岐に及ぶ。日本で放映される日も近い!?

クロップ氏

両者の関係はメディアからも「人としてオペルが掲げる価値観を体現している」と最大級の称賛を受けている。

PROFILE

ユルゲン・ノルベルト・クロップ(Jürgen Norbert Klopp)。1967年6月16日生まれ。現役時代はFW、DFとしてプレー。2001年、マインツにて現役引退。すぐに監督に就任すると2004年に1部昇格へと導く。2008年からはドルトムントを率いて2010~11/2011~12シーズンで連覇を達成。2015年からはプレミアの名門、リバプールの監督に。2019年にチャンピオンズリーグ、2019~20シーズンはクラブの悲願であったプレミアリーグ初制覇を達成する。

取材・文/清水眞希、フランク・フェルドマン

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランドMOOK「&OPEL 未来を創るクルマ。」発売中

 1862年の誕生以来、不断の進化によっていつの時代も時代も最先端のポップカルチャーであり続けたOPEL。そのブランドDNAとその魅力を、チーフデザイナーへのインタビューや歴史的名車の検証などをもとに解き明かすムック本「&OPEL」が発売されました。

 ドイツの自動車メーカーOPELは、160年の歴史を持つ老舗ブランドです。日本との縁も深く、戦前から輸入され、2006年までは日本国内でも販売されていたので、ご存じ方はもちろん、実際に乗った/所有したことがある方も多いのではないでしょうか。

 そして今、OPELが再び、日本に上陸するといわれています。今度、日本にやって来るOPELは、私たちがしばらく見ないうちに、すばらしくモダンで、ポップな佇まいに変身していました。ドイツ車としての信頼感と堅実さはそのままに、ガジェット感あふれるデザインやカラーリングからは、「どんな人生を愉しみたい?」と、クルマが語りかけてくるようです。そんな、ニュー・ジャーマン・カーで実現するライフスタイルのテーマは「リラックス」。

 本書では、暮らしをアップデートするモダンジャーマンなクルマづくりの魅力を、160年の歴史とともに余すところなく、紹介します。

160年の歴史を持つオペルのすべてがわかるブランド大図鑑

『&OPEL(アンドオペル) 未来を創るクルマ。』

定価1650円(税込)A4変形判/132ページ

小学館刊

https://www.shogakukan.co.jp/books/09104254

■本書のコンテンツ紹介

PART 1  OPELが提案するRELAX LIFE

●人気モデル「CORSA」「MOKKA」「GRANDLAND」徹底解剖!

PART 2 PopFuture OPELの秘密

  • チーフデザイナー・Mark Adams インタビュー
  • ファッションデザイナー・Marcel Ostertag インタビュー
  • 「ASTRA」「MANTA」「COMBO LIFE」最新モデルの魅力
  • OPELと相性抜群のライフスタイル名品セレクション

PART3  Just like an OPEL

  • 注目のクリエイターが語るNEW OPELの魅力
  • アンバサダーを務めるリバプールFC監督・ユルゲン・クロップ氏とOPEL

PART 4   ドイツから特報!元気なOPEL

  • MOKKA」「CORSA-e」「GRANDLAND」現地試乗レポート詳報
  • オペルCEO Uwe Hochgeschurtz氏インタビュー

PART 5   Republish of Historic car impression

革新的な挑戦を続けてきた自動車ブランドOPELの歴史

  • 老舗自動車専門誌の編集者が語るOPELの魅力
  • OPEL in Motorsports
  • CORSA」「ASTRA/KADETT」「VECTRA」「OMEGA」「SPEEDSTER」「GT」「MANTA」「CALIBRA」「ZAFIRA

PART6 「OPEL」 Square

  • FUN collection
  • OPEL FUN in Japan
  • OPEL Engineering History
  • Logo transition of OPEL
  • OPELディーラーの斬新なCI

【オンライン書店で購入する】

Amazonで購入する

www.amazon.co.jp/dp/4091042546

楽天ブックスで購入する

https://books.rakuten.co.jp/rb/16892406/?l-id=search-c-item-text-02

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