メタバースが浸透すると「求人」と「雇用」はどう変わる？

2022.03.16

メタバースが社会に普及することにより、私達の労働環境はどう変わるのだろう。アバターとして働く人と企業をマッチングする「メタジョブ！」の星野尚広さんにメタバース雇用の事情を伺った。

リアルとバーチャルで異なる人材の適性

「ここ最近、メタバースのショップなどを展開中の企業様から、アバタースタッフの採用に関する問い合わせを多く頂いております」

　そう話すのは、企業のアバタースタッフ募集などをサポートしている「メタジョブ！」の星野さん。

「現実とバーチャルの世界では〝向き不向き〟が少し異なります。場合によっては〝なれなれしい〟くらいのほうが、ちょうどよくて。丁寧すぎる人よりも〝お客様がつく〟傾向があるんです。そんな〝新しいカルチャー〟が根づくことで、現実ではなかなか採用されなかった人でも、活躍の場が広がるはずです。年齢も性別も問わないアバターの仕事が増えれば、雇用や働き方の常識はどんどん変わっていくのではないでしょうか。なお、相手がアバターだと話しやすいという人が多いので、例えば、サポートセンターの窓口や課外授業の講師といった仕事でのアバター雇用が増えるかもしれませんね」

採用する側としては中身を見抜くスキルが必要！

星野さんは日本の人手不足を解消すべく、エッセンシャルワーカーの新しい働き方を「メタジョブ！」で提案。

Moon Creative Lab Inc「メタジョブ！」

アバタースタッフによるVRイベントでの案内業務や、バーチャルショップの接客業務などの人材募集をサポート。企業が求める条件に基づいて募集し、適性がありそうな人材と企業の〝橋渡し〟を行なう。登録しているワーカーは1000人以上。

採用プラットフォーム：導入企業によって異なる

各企業におけるアバター人材の育成を支援

パーソルテンプスタッフ「メタバース人材サービス」

店舗・販売支援の人材派遣などを手がけているパーソルマーケティングの新事業。これまでに培ってきた営業、販売、店舗の支援に関する知見やノウハウを生かし、メタバース上におけるスタッフの育成支援などを行なう。2022年4月からサービス開始予定。

採用プラットフォーム：未定

就活生の悩みにバーチャル空間で丁寧に回答！

ポート「就活メタバース」

バーチャルのプラットフォームを活用した就職相談サービス。本当に対面で話しているようなリアルな仮想空間で、キャリアコンサルタントが就職活動の悩みをヒアリング。就活生の希望に沿ったキャリアプランなどを提案する。2021年12月から開始済み。

採用プラットフォーム：PCブラウザー

DIME最新号の特集は「メタバース超入門」「新メルカリの神ワザ」！

DIME4月号の特別付録は、仕事や趣味で使えるデジタルスケール！サイズはコンパクトなのに、0.3g〜3000gまで0.1g単位で量れる本格派。付属するトレーで、個数カウント機能や風袋引き機能も使えます。ミニ四駆や模型を作ったり、レジン液の計量、郵便物やフリマアプリの出品物の計量、各種部品やパーツ、宝石の計量など様々な用途に対応。金属製のボディーは高級感があり、コンパクトなので、工具箱に入れたり、デスクの引き出しにも収まる。