
スマートデバイスの世界を牽引してきたAppleは、メタバースを取り巻く状況を静観。距離を置く姿勢を見せている。
その理由のひとつに挙げられるのはプライバシーに関する懸念だ。アバターの言動にはSNSの書き込み以上に嗜好や思想が反映されやすく、匿名でも複数の情報を照合すれば、個人をある程度は特定できてしまう。プライバシー保護を標榜するAppleとしては積極的にメタバースに賛同しにくい面がある。
また、AppleのCEO・ティム・クックは、デジタル環境に没入するVR環境でのやりとりを「閉じたコミュニケーション」と捉えており「デジタル情報を現実に重ねるARのほうが望ましい」という趣旨の発言をしたこともあったほどだ。
今のメタバースは特定の機器に依存し、製品開発の際に自由な発想が妨げられる可能性も否めない。発展途上にあるAR/VR分野の製品開発を自らのペースで行なうためにもメタバースを封印しているともいえる。
注目度 ★★★★
すでに『iPhone』や『iPad』で高いAR技術を実現!
Appleは以前から研究開発を進めている高いAR技術を持っている。メタバースに関連する事業へ参入した際には大きな強みとなりそうだ。
ジャーナリスト 大谷和利さん
初代『Mac』時代からのアップルウオッチャー。最新刊は『ルンバを作った男 コリン・アングル「共創力」』(小学館)。
DIME4月号の特集は「メタバース超入門」
DIME4月号の特別付録は、仕事や趣味で使えるデジタルスケール! サイズはコンパクトなのに、0.3g〜3000gまで0.1g単位で量れる本格派。付属するトレーで、個数カウント機能や風袋引き機能も使えます。ミニ四駆や模型を作ったり、レジン液の計量、郵便物やフリマアプリの出品物の計量、各種部品やパーツ、宝石の計量など様々な用途に対応。金属製のボディーは高級感があり、コンパクトなので、工具箱に入れたり、デスクの引き出しにも収まる。
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※取材は2022年1月末時点のものです。
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