
ララも認める極上のドッグフレンドリーカー、レヴォーグSTIスポーツEX
国産ステーションワゴン、スポーツワゴンとして、かつてない先進性とドッグフレンドリー度を備えた新型スバル・レヴォーグで訪れた初春の湯河原、コレドール湯河原Dog & Resort。レヴォーグSTIスポーツEXの、安全・安心で快適かつ静かすぎる走行性能によって、ストレスフリーでスタイリッシュな愛犬同伴専門のコレドール湯河原Dog & Resortに到着しました。
チェックインしたわが家は、スタンダードplusの302号室で一休みしたあと、2面の小型犬用と全犬種用の2面のウッドチップ敷き屋外ドッグラン、リードなしで遊べる、テーブルやチェアも用意された芝生の中央広場へと繰り出しました。
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ララがノーリードで幸せそうに自由に遊んでいるのを眺めているうちに、話題は自然と、今日、湯河原まで走らせてきた、新型スバル・レヴォーグSTIスポーツEXの乗り心地や車内の静かさがなぜ、優れていて、しかもドッグフレンドリーなのか?という内容になりました。一般的には、最上級のスポーツグレード、18インチの大径タイヤを履くSTIスポーツともなれば、硬派な走りのグレード・・・と思いがちですよね。
ドッグライフプロデューサーにして、これまで新型レヴォーグに何度も試乗してきたモータージャーナリストでもあるボクからすれば、新型スバル・レヴォーグSTIスポーツEXこそ、最上のドッグフレンドリー度を備えた、最高のドッグフレンドリーカーだと思うのです。
たしかに、STIスポーツEXは、ステアリングを切り込んだ際、「遊び」ゼロの精度感で精密にレスポンスし、ノーズの向きを気持ちよくリニアに変えてくれる運転の楽しさ、正確さを備えているのですが、実は、乗り心地、車内の静かさでもベストなグレードだったりするのです(全グレードともにドッグフレンドリーですが)。
その秘密は、STIスポーツならではのドライブモードセレクトと、サスペンションにあります。STIスポーツは電子制御可変ダンパーを備え、ドライブモードでダンピング(乗り心地の変化を含む)を3段階に変更できるだけでなく、ステアリングの切り角、路面からの入力、Gなどを検知した瞬間に、4輪を瞬時に電子制御でアダプティブに制御。結果、とくに荒れた路面での乗り心地がさらに良くなるというわけです。
クルマの快適度にうるさい、自称自動車評論犬!?のジャックラッセルのララが、出発後、ドライブモードをコンフォートにセットした新型レヴォーグSTIスポーツXの走行性能のあまりの快適さ、車内の静かさによって、すぐに寝息を立てていたことは前編でお伝えしましたが、まるで超高級車かのような車内の静かさの理由のひとつが、意外にも、サスペンションにあるのです。
つまり、電子制御可変ダンパーを使うSTIスポーツグレードは、低速域で路面から入ってきやすい耳障りな高周波のノイズをカットすべく、サスペンションに贅沢なウレタンブッシュとアルミハウジングを奢っていて、それが気になる車内騒音のひとつとなるロードノイズを低減させ、さらなる車内の静かさを実現しているのです(もちろん、水平対向エンジンも、回せば気持ちいいものの、穏やかにアクセルペダルを踏みこんでいる限り、素晴らしく静かです)。
そんな話をカミサンとしているうちに、待ってましたの夕食の時間が近づいてきました。足洗い場でララの足を洗い、ついでに!?ドッグランを走り回った体の汚れを落とすために、3階の客室フロアにあるプロ仕様のグルーミングルームで、全身をピカピカに(この動線も見事です/利用料無料シャンプーやリンスは持参、またはコレドール湯河原の売店で購入可)。だって、このあと、ボクたちが夕食前に温泉大浴場で全身をリフレッシュするように、ララだって、創作フレンチのコース料理をいただくスタイリッシュなダイニングルームに向かうのですから、マナーとしてDOG DEPTのドッグウエアを着用するにしても、それぐらいの身だしなみは整えないと、ですよね。
さて、ダイニングルーム・ルシアンでの夕食は時間を選ぶことができ、ボクたちは午後6時を選択。ちょっと早いのでは?という意見もあるでしょうが、これまで愛犬同伴専門のリゾートホテルの滞在を数多く経験してきた、かつてホテルジャーナリストという仕事もしていたボクの持論として、早目に夕食を済ませたほうが、夜、よりゆっくり過ごせるという結論に至っているのです。
1階のラウンジ奥、中央広場に面したスタイリッシュな大人の空間、ダイニンルーム・ルシアンは、パーテーションに囲まれた半個室のテーブル席4席と、これまた現在は透明のパーテーションで区切られた、眺めのいいカウンター席5組分のレイアウト。各テーブルにはアルコール消毒液も用意されている配慮がありました。
ボクたちはララ用の超高級なドッグカート、ピッコロカーネが用意されたテーブル席に案内され、ララとともに着席。そわそわするララですが、心配ないよ。チェックイン時にすでにララ用の愛犬メニューは注文済みだよ。
まずはシャンパンと同じ製法で作られているというスパークリングワインで、今回の新型スバル・レヴォーグSTIスポーツEXで訪れた、快適すぎる“わんこと行くクルマ旅”に乾杯です。
それにしても、まだオードブルさえ来ていないのに、テーブルの上に置かれたメニューを見て、一同大興奮。というのも、そのメニュー内容が、愛犬同伴型リゾートホテルの夕食として、あり得ないぐらい贅沢な食材が並んでいたからでした(メニューは滞在日のものです)。
ちなみに飲み物は、メニューを開かず(触らず)とも注文できるように、テーブルの上に置かれた本日のメニューにQRコードがあり、自身のスマホでメニューを見て注文することもできるのです(メニューの用意もあります)。
さて、元々和食人で、現在はフレンチシェフに転身した高橋料理長による実際の豪華ディナーはどうだったのか。ここ、気になりますよね。そこで、同行した、ドッグスタイリストにして、全国料理学校協会 料理技術、FCAJフードコーディネーター、NPO日本食育インストラクターの資格もあるnanaeさんのレポートをお届けしたいと思います。ちょっと長いですが、お付き合いください。
「今夜のディナーはどのメニューも一切の手抜きなし。豪華な食材、盛り付けの美しさ、胃もたれせず最後まで美味しく頂けるメニュー構成でした。そして、私がもっともこだわる、冷たいものは冷たく、温かいものは温かくサーブされることに感動しました。
最初のお皿は、遠州トラフグのヴァプールと生シラスのマリネ。美しく盛り付けられ、とても美味しく爽やかな一品。コースの始まりにふさわしく、体を、味覚をリセットしてくれました。
次のオードブルは伊豆鹿肉のコンフィ 鮑の酒蒸し 真鯛のスモーク。鹿肉の間にクリームチーズが挟んであり一緒に食べると美味。このお皿は重めのオードブルでお酒との相性がとてもいいですね。
ここで人参とかぼちゃのポタージュスープ。実はこちらでのディナーは2回目。前回はカリフラワーのポタージュスープでした。量もしっかりあり。熱いくらいの温度でサーブされ、とてもなめらかで野菜の甘さが感じられ感動したスープでした。昔、料理を習っていたころ、先生から美味しいスープはステーキに相当すると教えられましたが、たかがスープでも、食材にこだわり手間を惜しまず最適な温度でサーブする。その教えを思い出したスープでした。今夜も最高に美味しくいただきました。パンもすごくおいしいですよ。
そしてお魚料理です。クエと帆立貝のポワレと手長エビのポシェ スープ仕立て。メニューの食材を見たとき、あまりの豪華さに期待が大きくふくらんだ一品です。スープをアサリでしっかりととった、魚介の旨みの詰まった一品かと思ったのですが、食べてみると、意外にもアッサリ。想像とは違ったのですが、実は、この後の肉料理を美味しくいただくために計算されたお魚料理だったのです。
ここで、お口直しのシャーベット、石澤商店の湯河原みかん氷菓の登場です。最近はこうした一品を省いている宿が多いように思います。王道のフレンチにこだわったシェフならではの一品でしょう。たった一口のために手間をかけて提供する。なくてもよい口直しかもしれませんが、次の肉料理をより美味しくいただくための、お口の中をリセットする一口というわけです。
メインの肉料理は、黒毛和種の静岡和牛サーロインのグリエと湘南野菜。ポルトワインソース・ペリグーにトリュフ塩を添えて。お肉は脂身が少なく、臭みもなく柔らかくてとても美味。フレンチレストランとしてはお肉の量が多めで、ソース2種類とトリュフ塩が用意され、味に変化をつけながら最後まで美味しくいただくことができました。私は、後半のお肉料理を食べきれないことがあるのですが、高橋料理長のメニュー構成の巧みさによって、今回も見事に完食することができました。
最後のデザートは、3種のプティフール(フィナンシェ・ガトーショコラ・アールグレイのパウンド)。今回のディナーでは、パンがとても美味しかったのでふたつも食べてしまい、焼き菓子はもう無理!!と思っていましたが、食いしん坊としては味見をしないわけにはいかないので、それぞれ一口ずついただいているうちに、ペロリ。どの焼き菓子も美味しく、おそらくきちんと作られてるからだと思いました。」
そうそう、メニューのあまりの本格さ、素晴らしさに感動して、うっかり忘れていましたが、シェフ手作りの新鮮な食材を使ったララの愛犬用メニューもまた、見た目からして美しく絶品でした。メニューは和牛、伊豆鹿のサイコロパプール、美味鳥、真鯛のパプール スクレットに見立てての4種類から選べるのですが(各60gと120gがあります)、お皿に肉球マークが描かれていたりして、まさに愛犬のためのフレンチ!! ララもまた、テーブルでフレンチディナーを美味しくいただくことができたのです。
こうして、ゆったりと流れる湯河原時間の中、約2時間弱のフレンチコース料理を堪能したのですが、食後、贅沢な愛犬メニューに満足したララには、それと引き換えに!? 自称自動車評論犬!?の立場から、新型レヴォーグのドッグフレンドリーポイントを、静かなラウンジ(飲み物フリーです)に移動し、全8項目に渡って紹介してもらいたいと思います。
ジャックラッセルのララがわんわん語る新型レヴォーグのドッグフレンドリーポイントその1
「えへん、では、ララの犬目線で、新型レヴォーグのドッグフレンドリーポイントを紹介するよ。まずは、パパがすでに説明してきたように、新型レヴォーグは乗り心地がよく、とても静かで、前後左右の姿勢変化が少ないことが、犬にはうれしいんだ。静かかつ上質でフラット感溢れる走行性能は、聴覚に優れ、車内でどこかにつかまれない犬にとって、快適なドライブ環境となるんだ。だからストレスフリーの“わんこと行くクルマ旅”が思いっきり楽しめるんだよ。STIスポーツEXグレードでは、ドライブモードをコンフォートにセットすることも忘れずに!!」。
ドッグフレンドリーポイントその2
「新型レヴォーグの犬の特等席はもちろん、ゆったりとしたスペース、広々とした座面が自慢の後席。シートが低めにセットされ、大型犬、中型犬はもちろん、小型犬のジャックラッセルのララでも無理なく乗り降りできるから文句なし。しかも、シートサイドとサイドシルの間に隙間がなく、ステップになっているから、犬が後席に乗り下りする際、どうしても抜け落ちる抜け毛が隙間に落ちることがないため、掃除がしやすく、隙間にたまった抜け毛が原因となる車内の動物臭も防げるんだよ」。
ドッグフレンドリーポイントその3
「先代レヴォーグになくて、新型レヴォーグにあるドッグフレンドリー装備のひとつが、後席エアコン吹き出し口。これがあると、後席に座った、1年中毛皮を着ていて、多くは暑がりの犬も、四季を通じて快適そのもの。あるとないのとでは、後席の空調環境が大きく変わるんだ。しかもその下には後席シートヒーターのスイッチ、スマホの充電ができるUSBソケットも完備しているよ」。
ドッグフレンドリーポイントその4
「新型レヴォーグの上級グレードに装備されるハンズフリーオープンパワーリヤゲートは、リヤゲートを閉める際、ガッチヤン、バタンという音や振動なしに、スムーズにやさしく閉まるんだ。犬の聴覚は人間の数百倍。パワーリヤゲートは犬の耳にやさしい装備でもあるんです」。
ドッグフレンドリーポイントその5
「後席に2-3人が乗車するケースや、大型犬が乗車する場面では、犬が広々としたラゲッジルームに乗ることもありそうですが、新型レヴォーグのラゲッジフロアはごく低く、開口部に大きな段差がないため、足腰の負担なく、また段差に足を引っかけることなく、安全に乗車が可能。もちろん、ジャンプ力あるジャックラッセルのララもその乗り降りのしやすさを検証済みだよ」。
ドッグフレンドリーポイントその6
「そんな、犬がラゲッジルームに乗る際にうれしいのが、世界中のこのクラスのステーションワゴンにまずない、後席4:2:4分割(ほとんどは6:4分割)。どうして4:2:4分割がドッグフレンドリーかと言えば、後席に2人乗車でも、後席背もたれ中央の2部分を倒し、アームレスト代わりにすることで、ラゲッジルームと後席(室内)に幅220mmもの開口部ができて、前後席の飼い主と、ラゲッジルームにいる犬がアイコンタクトでき、また、エアコンの風も通りやすく、お互い安心、快適にドライブを楽しむことができるんだ。ララが試しにやってみたように、顔だけ後席側に出すことも可能だよ」。
ドッグフレンドリーポイントその7
「大型犬などをラゲッジルームに乗せる際、リヤバンパーのキズ付きが心配だけど、スバルの純正アクセサリーとしてサブトランクカバーが用意されていて、それを付けておき、犬が乗り降りする際、バンパーに垂らせば、犬の爪によるリヤバンパーのキズ付きも心配なし。本当は、荷物の積み下ろし用のアクセサリーなんだけどね」。
ドッグフレンドリーポイントその8
「新型レヴォーグには、見やすいをサポートしてくれるデジタルマルチビューモニターが用意されていて、フロントグリル、助手席側ドアミラー、リヤゲートに装着されたカメラの画像を11.6インチのセンターインフォメーションディスプレーに表示。見通しの悪い交差点や幅寄せ時に便利で安心なだけでなく、クルマの周辺を映し出し、死角に愛犬などがウロウロしていないかの確認も可能。その距離感は色でも表示されるから、安全・安心わん」。
なるほど。こうして飼い主目線ではなく、実際の犬目線の新型レヴォーグのドッグフレンドリーポイントをジャックラッセルのララにわんわん説明してもらうと、納得ですね。さすが、わが家の3代目自称自動車評論犬!?だけのことはある目の付け所だ。
そうこうしているうちに、湯河原の夜も深まってきました・・・
エレベーターで2階の屋内ドッグラン(7時から21時まで利用可。ドックランは日没まで。中央広場は終日利用可)に立ち寄り、食後の運動です。みんな、お腹いっぱいですからね。
そしてお部屋に戻り、ボクたちは今日2度目の温泉タイム。タオル類やアメニティが充実した湯河原温泉大浴場と露天風呂(下の写真はより広い女風呂)を堪能することにしました。泉質はほぼ無臭ですが、疲労回復など、さまざまな効用があるそうです。
そして、セミダブルサイズのシモンズの寝心地抜群のベッドで、快適な眠りにつくことに。ララは愛犬用ディナーでお腹いっぱい、新型レヴォーグのドッグフレンドリーポイントについてわんわん喋り疲れたのか、すでに夢の中のようでした。
夢の中では、今日一日の楽しかった思い出と(コレドール湯河原のロビーのフォトスポットで写真も撮ったね)、自称自動車評論犬!?らしく、新型レヴォーグSTIスポーツEXの、ドッグフレンドリー度に満ちた極上のドライブ体験を、ウキウキ顔で思い出しているのかも知れません。
後編に続く
後編では、もう少しすれば満開の桜並木をお散歩できる、千歳川沿いの朝散歩、コレドール湯河原の絶品朝食、デラックスルームの紹介、そして新型レヴォーグの大きな特徴となる、高度運転支援システムのアイサイトXの詳細、帰路、箱根芦ノ湖湖畔に至る山道での新型レヴォーグSTIスポーツEXの安定感に満ちた犬にもやさしい走行性能などのほか、コレドール湯河原で偶然出会ったスバルXVオーナーファミリーを紹介。さらには、ハンズフリーオープンパワーリヤゲートが本当に、ララの鼻をかざしただけで開くのか!? の検証も行います。お楽しみに!!
スバル・レヴォーグ
コレドール湯河原
衣装&グッズ協力 DOG DEPT
写真 雪岡直樹
ドッグスタイリスト nanae
文 青山尚暉
ドッグライフプロデューサー、モータージャーナリスト。
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