
高架など道路が重なる場所でも正確な自車位置表示とナビが可能に
ドライブレコーダーアプリは、一時停止や急カーブ、踏切、オービスの位置を、走行中のドライブレコーダー画面上にARで表示してドライバーに注意喚起をする際、カーナビアプリとは異なり、ナビゲーションを中断して表示することが多い。
そのためルートマッチング(GPS等で測位した自車位置を、地図上のルートに載るように補正する技術)が作動せず、カーナビでのナビゲーション中と比べると、自車位置の精度が落ちてしまうことがある。
そこで、ナビタイムジャパンの提供する、ドライブレコーダーアプリ『AiRCAM』(エアカム)は、撮影しているドライブレコーダー映像をAIでリアルタイムに解析。走行場所を推定することで、より正確な自車位置測位を可能にした。
画像から位置を測定するVPS(Visual Positioning System)技術を活用し、撮影中の周囲の風景が高速道路か、一般道かなどをAIでリアルタイムに解析することで、自車位置測位の精度を向上させたというわけだ。
さらに『AiRCAM』では、道路やその周辺の画像分類や歩行者や横断歩道などの物体検知を組み合わせ、ドライブレコーダーの画像をAIでリアルタイムに解析する、新たなアプローチも検討中。今後は、GPSの届かないトンネル内などでも、正確な自車位置測位やナビゲーションの実現を目指すという。
アプリ概要
『AiRCAM』は、通常のドライブレコーダー機能に加え、AIを活用した走行中のリアルタイム画像解析による危険・交通違反につながる運転に対する注意喚起や、ARを活用した直観的な注意喚起で交通違反や危険な運転を抑制し、安全運転を支援する。
・ダウンロード
iOS:https://apps.apple.com/us/app/id1564716478
Android OS:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.wwa.happydrive
・料金:ダウンロード、基本機能は無料。「ARルート」機能の利用には有料会員登録が必要。(月額:400円(税込))
関連情報:https://products.navitime.co.jp/service/aircam/aircam_android_sp.html
構成/Ara