大幅な小型軽量化で機動力がアップしたキヤノンのプロ・ハイアマ向け大口径超望遠レンズ「RF800mm F5.6 L IS USM」「RF1200mm F8 L IS USM」
2022.02.28
キヤノンは、「EOS Rシステム」の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、プロフォトグラファーやハイアマチュアユーザー向けの大口径超望遠レンズ「RF800mm F5.6 L IS USM」と「RF1200mm F8 L IS USM」を5月下旬に発売する。
いずれも、キヤノンのハイエンドレンズ「L(Luxury)」レンズに属する大口径超望遠レンズ。で、高い機動性と高画質を実現した「RF400mm F2.8 L IS USM」および「RF600mm F4 L IS USM」の光学系を受け継ぎ、本体後部に独自の拡大光学系を配置することで小型・軽量化と高画質を両立。ミラーレスカメラ用の大口径超望遠レンズとしては極めて軽量な焦点距離800mm/1200mmのレンズの登場により、野生動物、航空機、スポーツなどの撮影シーンでユーザーの撮影領域の拡大に貢献するとしている。
また、「RF400mm F2.8 L IS USM」および「RF600mm F4 L IS USM」に焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍に伸長する別売りの「エクステンダー RF1.4×」「エクステンダー RF2×」を装着することで、最長焦点距離1600mm/2400mm相当の超望遠撮影を実現。カメラの高感度化とレンズの長焦点化によって、空港・港湾・河川などの監視用途への活用も期待される。
さらに、太陽光に含まれる赤外線の反射率を高めた遮熱塗料を採用し、炎天下における屋外スポーツなどの長時間撮影でも、レンズの温度上昇を抑制。加えて、マウント部、スイッチ部、フォーカスリングなどに防じん・防滴構造を採用し、最高水準の性能を追求した「L(Luxury)」レンズにふさわしい信頼性を確保している。
「RF800mm F5.6 L IS USM」のレンズ構成は18群26枚。絞り羽根枚数は9枚。最小絞りは64。最短撮影距離は2.6m。最大撮影倍率は0.34倍。フィルター径は差し込み52mm。最大径×長さは約163×432mm。重量は約3,140g。
「RF1200mm F8 L IS USM」のレンズ構成は18群26枚。絞り羽根枚数は9枚。最小絞りは64。最短撮影距離は4.3m。最大撮影倍率は0.29倍。フィルター径は差し込み52mm。最大径×長さは約168×537mm。重量は約3,340g。
価格はいずれもオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は「RF800mm F5.6 L IS USM」が2,266,000円、「RF1200mm F8 L IS USM」が2,662,000円。
関連情報
https://cweb.canon.jp/eos/
構成/立原尚子