シンプルな機能と無線LAN標準搭載で操作性も追求
新型コロナウイルスの感染拡大は、我々の生活様式や仕事をめぐる環境を一変させた。例えばマスクの恒常的な着用や手指の消毒、会議室等には飛沫の飛散対策としてのアクリルパネルの設置などが、それに相当するだろう。
そんな感染防止の観点から、人との接触を避けながら情報を伝えるサイネージが病院やクリニック、さらに店舗からオフィスエントランスまで設置されてきたのも頷ける。
サイレックス・テクノロジーが年3月より出荷を開始する「POP Vision(ポップビジョン)ST-10」も、デジタルサイネージの一つなのだが、スマートフォンやタブレットから撮影した写真や動画をアップロードするだけで、サイネージが実現するという手軽さを持っているという。
そんな「POP Vision ST-10」の特徴をまとめてみた。
用意するのはスマホとST-10だけ
サイネージを実現するために必要なのは、写真や動画を撮影するスマートフォンやタブレット、そしてST-10本体のみ。撮影した写真や動画をST-10にアップロードするだけでサイネージが完成する。
専用アプリは不要
スマートフォンやタブレットに搭載されている標準ブラウザから簡単にコンテンツを更新することができる。インターネット接続がない環境でも更新が可能だ。
シンプルさを追求
複雑な再生スケジュールの設定や画面配置の編集作業は不要。シンプルな操作と機能でサイネージ活用が行なえる。
無線LAN標準搭載
ST-10があれば、ワイヤレスでコンテンツのアップロードが可能。既存の無線LAN環境に子機モードで接続できる。
「POP Vision ST-10」の主な仕様
有線LANインタフェース/LANポート×1:100BASE-TX/1000BASE-T(自動認識)、LAN/PoEポート×1:IEEE 802.3at準拠、100BASE-TX/1000BASE-T(自動認識)
無線インタフェース/IEEE 802.11a/b/g/n/ac 1Tx1R
無線子機接続台数/最大10台同時接続可能
デバイスインタフェース/USB 2.0 ×2ポート(USB 3.0及びRS-232Cは使用しません)
ビデオインタフェース/HDMI 1.4b(出力)
再生コンテンツ対応フォーマット/静止画:JPEG、JPG、PNG、動画:MP4、MOV
使用可能コンテンツ容量/15GB
登録可能コンテンツ数/静止画50枚、動画30本
外形寸法/200×145×35mm(突起物を除く)、450g
価格/オープン価格
関連情報
https://www.silex.jp/products/device_networking/display/st10.html
構成/清水眞希