
再生PET素材を使った日本自然保護協会とのコラボモデルも登場
昨年行われた「2021 第34回 小学館DIMEトレンド大賞」において、「SDGs」が大賞を受賞するなど、広く浸透してきた〝持続可能な開発目標〟。レジ袋の有料化やラベルレスボトルの登場などに象徴されているが、カシオ計算機も新たなアプローチを開始。
同社が展開するアウトドアウオッチPRO TREKの新製品として、同社時計製品としては初めて、原料に再生可能な有機性資源を含むバイオマスプラスチックを採用したモデル『PRW-61』を3月25日に発売することがアナウンスされた。
先日、その概要が判明したので、まとめてお伝えしていきたい。
環境への負荷低減が期待されるバイオマスプラスチック
今回発売される『PRW-61』は、前述したようにケースとウレタンバンド、樹脂の裏蓋にトウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含むバイオマスプラスチックを採用したアウトドアウオッチだ。
バイオマスプラスチック
このバイオマスプラスチックは再生可能な有機資源由来の物質を原料とし、CO2の排出を抑制するなど、環境への負荷低減につながる素材として注目されている素材だ。
同社では『PRW-61』において「初めてエコ素材を採用することで、自然を愛する人のためのウオッチブランド“PRO TREK” に相応しいモデルに仕上げました」と説明している。
アウトドアライフを充実させる多彩な機能を搭載
機能面では、アウトドアでの実用性を追求。方位、気圧/高度、温度を計測できるトリプルセンサーをはじめ、世界6局の電波を受信するマルチバンド6やソーラー充電で各種機能を安定的に駆動させるタフソーラーなどの機能を搭載した。
デザイン面では視認性を高めるため、時刻や方位などの情報が瞬時に確認できるようインデックスの針を太くしているほか、秒針が示す方角を分かりやすくするターゲットガイドをバンドの中央に設けている。
日本自然保護協会とのコラボモデルでは再生PET素材も使用
また、『PRW-61』の発売に併せて、日本自然保護協会とのコラボレーションモデル『PRW-51NJ』も登場する。
『PRW-61』同様、ケースとバンド、裏蓋にバイオマスプラスチックを採用。さらに、同梱のクロスバンドには時計製品で初めて採用するペットボトルなどを原料とした再生PET素材を使用した。
そんなバンドには、協会が大切にする日本の里山と、そこにすむ生きものをモチーフにしたカモフラージュ柄が施されている。
PRO TREK PRW-61は3モデルがラインアップ
PRW-61Y-3
型番:PRW-61Y-3
カラー:カーキ×ブラック
メーカー希望小売価格:59,400円(税込)
発売日:3月25日
PRW-61Y-1B
型番:PRW-61Y-1B
カラー:ブラック×ブラック
メーカー希望小売価格:59,400円(税込)
発売日:3月25日
PRW-61-1A
型番:PRW-61-1A
カラー:ブラック×シルバー
メーカー希望小売価格:57,200円(税込)
発売日:3月25日
PRO TREK PRW-61の主な共通仕様
構造・防水性/耐低温仕様(-10°C)、10気圧防水
受信電波/JJY(日本):40 kHz(福島局)/ 60 kHz(九州局)、WWVB(アメリカ):60 kHz、MSF(イギリス):60 kHz、DCF77(ドイツ):77.5kHz、BPC(中国):68.5kHz
方位計測機能/16方位・方位の角度(0~359°)を計測、方位連続計測(60秒)、北方位指針機能、磁気偏角補正機能、方位補正機能(2点補正)
気圧計測機能/計測範囲:260~1,100hPa、1hPa単位、気圧傾向グラフ(過去20時間分を表示)、気圧差インジケーター(±10hPa/1hPa単位)、気圧傾向インフォメーションアラーム
高度計測機能/相対高度計(計測範囲:-700~10,000m、1m単位)、高度メモリー(計測年月日・時刻・高度を最大30本マニュアルメモリー、自動記録データ:最高/最低高度、オート積算(上昇/下降)メモリー)、高度傾向グラフ、高度差インジケーター(±100m/5m単位、±1000m/50m単位)、計測間隔設定機能(5秒/2分毎)
温度計測機能/計測範囲:-10~60°C、0.1°C単位
使用電源/タフソーラー(ソーラー充電システム)
連続駆動時間/フル充電時からソーラー発電なしの状態で機能使用の場合:約6か月、パワーセービング状態で約25か月
サイズ/51.0×47.4×14.7mm、約53g
PRO TREK PRW-51NJ(日本自然保護協会コラボモデル)
型番:PRW-51NJ
カラー:ブラック×ブラック
メーカー希望小売価格:64,900円(税込)
発売日:3月25日
PRW-51の主な仕様
構造・防水性/耐低温仕様(-10°C)、10気圧防水
受信電波/JJY(日本):40 kHz(福島局)/ 60 kHz(九州局)、WWVB(アメリカ):60 kHz、MSF(イギリス):60 kHz、DCF77(ドイツ):77.5kHz、BPC(中国):68.5kHz
方位計測機能/16方位・方位の角度(0~359°)を計測、方位連続計測(60秒)、北方位指針機能、磁気偏角補正機能、方位補正機能(2点補正)
気圧計測機能/計測範囲:260~1,100hPa、1hPa単位、気圧傾向グラフ(過去20時間分を表示)、気圧差インジケーター(±10hPa/1hPa単位)、気圧傾向インフォメーションアラーム
高度計測機能/相対高度計(計測範囲:-700~10,000m、1m単位)、高度メモリー(計測年月日・時刻・高度を最大30本マニュアルメモリー、自動記録データ:最高/最低高度、オート積算(上昇/下降)メモリー)、高度傾向グラフ、高度差インジケーター(±100m/5m単位、±1000m/50m単位)、計測間隔設定機能(5秒/2分毎)
温度計測機能/計測範囲:-10~60°C、0.1°C単位
使用電源/タフソーラー(ソーラー充電システム)
連続駆動時間/フル充電時からソーラー発電なしの状態で機能使用の場合:約6か月、パワーセービング状態で約25か月
サイズ/51.0×47.4×14.5mm、約55g
関連情報
https://protrek.jp/
構成/清水眞希