
東急が大井町エリアで運営するカフェ「PARK COFFEE」が、ロスゼロが運営する食品ロスのサブスクリプションサービス「ロスゼロ定期便」の申込受付を、2月15日から開始した。ロスゼロと東急の協業による新しい取り組み。
不定期だけれどオトクな食品宅配サービス
社会課題となっている食品ロスは、計画的に生産できるものではなく、不定期・不定量に発生する。この特色を受け入れ、発生したタイミングで、余剰食品や規格外食品を宅配するのが「ロスゼロ不定期便」だ。
2カ月に1回、スイーツを中心に提供。細かな宅配日や内容は決まっていないが、平均3~5kg、定価では9000円~1万円分の食品が届く。価格は5000円。
「PARK COFFEE」では、地域コミュニティの拠点として、多様なイベントを開催。東急電鉄の車両や駅舎で使われていた木材をインテリアに活用したり、技術員の制服をエプロンにリサイクルしたりと、持続可能な街づくりへの思いを表現している。
通常はオンラインで申し込む「ロスゼロ不定期便」だが、「PARK COFFEE」ではオフラインでも受付可能になる。食品ロスへの理解を両社で促す狙いだ。
ネガティブな要素をポジティブな価値に換える
予測がつかないという食品ロスの特徴は、一見サブスク型の宅配サービスに向かない。これを「いつ、何が届くかわからない」というポジティブな価値に転換したのが「ロスゼロ定期便」だ。東急との協業で、オフラインの窓口ができると同時に、信頼性を高めることができる。
食品ロスは年間570万トン発生するとされ、社会問題化している。東急の「PARK COFFEE」は、よくできた食品ロス対策を支援することで、イメージを向上し、地域とのつながりを強化できる。
●プレスリリース
食品ロス削減を目指す「ロスゼロ」と東急が協業。食品ロスのサブスクリプション「ロスゼロ不定期便」を東急運営カフェにて2月15日より受付開始
取材・文/ソルバ!
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