
非日常体験を提供するスマートバス製品が日本上陸
近年、スマートスピーカーに象徴されるように住まいのIoT化が進行しているが、それが浴室にも波及。バスルームも同様にスマートフォンなどのデバイスから、照明、温度、冷暖房などを遠隔操作できる「スマートバスルーム」化が加速するとのリポートがアメリカで発表された。
アメリカの市場調査会社が作成したこのリポートによれば、スマートフォンなどのデバイスから、照明、温度、冷暖房などを遠隔操作できる「スマートバスルーム」の世界市場は、2027年までに19.6%成長するという。
ここ数年のIoT技術の急速な進歩と、コロナ禍による在宅時間の増加など生活習慣の変化を考えれば、そんな時代がやってくるのかもしれない。
それを実証するかのように、キッチン&バスの世界的メーカー、コーラーカンパニーから、これまでにない非日常体験を提供する2つのスマートバス製品を日本で新たに発売するとのアナウンスがあった。
今回は浴室体験の最新トレンドして紹介していきたい。
シャワーを浴びながら、音声操作で音楽を聴いたり通話ができる
洗練されたミニマルなデザインが特徴のシャワーヘッドに、オーディオメーカー「ハーマン カードン」のポータブルワイヤレススピーカーを直接装着。シャワー中に高音質なサウンドが楽しめるを新感覚スマートシャワー、「Moxie ハンドシャワー+ ワイヤレススピーカー」が登場する。
昨年11月に中国で先行発売した際、短期間で完売したという話題の商品。今年4月中旬より、日本正規代理店のブランド公式サイトにて販売が開始される。
スピーカーはシャワーのノイズを排除し、環境に合わせて最適な音を自動チューニングするため、上質なサウンドを実現。
Bluetoothにも対応しており、スマートフォンやモバイルデバイスとペアリングすれば、音声操作で音楽や通話を楽しむことができる。
またスピーカーは、マグネットによる着脱式、防水機能付きなので、リビングやプールサイドなどあらゆる場所で、スピーカー単体としても使用が可能だ。
・製品名:Moxie ハンドシャワー+ ワイヤレススピーカー
・発売時期:2022年4月中旬頃
・販売方法:日本正規代理店のブランド公式サイトにて
ツイストジェットからミストまで7種のシャワー体験でセルフケア
2機種目の「ステートメント&アンセムシャワーコレクション」は、コントローラーである「Anthem(アンセム)」とシャワーコレクションである「Statement(ステートメント)」で構成。
頭は冷たくマッサージできるツイストシャワー、体は温かく包み込むミストシャワーなど、その人に合った好みの組み合わせをパーソナライズで設定できる次世代型シャワーだ。
Anthemは好みの温度や強さなどプリセットを設定でき、最大6つのシャワーの流れをそれぞれカスタマイズできる。また、水の使用量をモニタリングすることで、節水を最大化できるのことも特徴の一つ。
デジタル式(画像左)とアナログ式(画像右)があり、好みのインテリアに合わせて組み合わせることができる。
Statementはレインヘッド型やハンドシャワー型、ボディスプレー型など11種類のシャワーヘッドをラインアップ。シャワーヘッドを変えることなく、筋肉のコリをほぐすツイストジェットを使った「ディープマッサージ」や、温かいミストで体を包み込む「クラウドスプレー」など、セルフケア機能を備えた7種のシャワーを体験できる。
Statementが実現するシャワー体験(抜粋)
カタリストテクノロジーによるフルカバレッジ
Katalyst(カタリスト)空気導入技術を採用しており、水滴に空気を含ませることで、水の勢いを強め、カバー力と快適性を向上させている。
クラウドスプレー
超微粒子のシルクのような滴が集まり、ボディを優しく包み込む。
ディープマッサージ
強い水流がねじれながら、ゆっくりとしたもみほぐしパターンを作り出し、リズミカルなマッサージがリラクゼーションとリフレッシュを促す。
レインスプレー
水滴が体をやさしく包み込む。やわらかな水の流れは、本物の雨のような自然な感触だという。
製品名:ステートメント&アンセムシャワーコレクション
・発売時期:2022年下半期以降
関連情報
構成/清水眞希