
ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)が提供しているスマートフォン向けパズルRPG『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』が2月20日にサービス開始から10周年を迎えた。タッチ操作で簡単に遊べるパズルとダンジョン探索型RPGを融合させ、スマートフォンに合ったゲームシステムが受けて大ヒットを記録。2021年10月には国内5800万ダウンロードを達成。最近ではeスポーツ選手権なども開催されている。
2月16日には、さまざまなコラボや施策を発表する「パズドラ10周年記念発表会」を開催。登壇したのはガンホーの森下一喜代表取締役社長と山本大介プロデューサー。テレビ朝日のキャラクターの「ゴーちゃん。」、『BECK’S COFFEE SHOP』&『HONY’S BAR』、CZAPAK、サントリーなどのコラボレーションとアートワーク集や『Nintendo Switch』版の発売などが発表された。さらに嵐時代からテレビCMに出演している”パズドラ党”党首の二宮和也さんや『パズドラ』のテレビ番組でMCを担当しているチョコレートプラネットさんなどのゲストも登場した。
発表会は2部構成で行われた。1部の司会はお笑いタレントの陣内智則さんが担当。森下社長と山本プロデューサーとの掛け合いで進行した。
森下一喜社長。『パズドラシリーズ』ではエグゼクティブプロデューサーも担当。
『パズドラシリーズ』の生みの親である山本大介プロデューサー。イベントなどにも出演し、ファンにもおなじみのゲームクリエイター。
10周年を記念して森下社長、山本プロデューサー、二宮さんによる鏡開きを行った。壇上で人生初の体験だと盛り上がった。
ゲーム内で行った「パズドラ モンスター総選挙」の投票で上位に選ばれたモンスターイラストを中心に収録したパズドラ公式画集の発売も発表された。詳細は後日発表される。
最新作『PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition(パズドラSwitch)』を発表!
日本を代表するスマートフォンゲームだけに豪華な発表や出演者だったが、もっとも注目を集めたのは2月20日よりダウンロード販売がスタートした『PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition(パズドラSwitch)』の発表だ。『Nintendo Switch』にてダウンロード専用500円で販売。「完成までに2年をかけた『パズドラ』の概念を変える」(森下社長)というゲーム。最大の特徴は、画面をタッチしない『Nintendo Switch』のコントローラーによる操作。これで大画面テレビなどに接続して、みんなで楽しめるゲームになるという。イベントでプレーした二宮さんは、「指が画面を隠さないので遊びやすい」という感想を語った。しかもワンコインでありながら3つのゲームモードを搭載。オフラインで4人、オンライン時には最大8人の対戦も可能。これまでの『パズドラ』とは違った楽しみ方ができそうなゲームだ。
ゲーム画面。大画面テレビでもプレー可能で協力プレーや対戦プレーを用意。、無課金で引ける「ノーマルガチャ」ほか3種類のガチャを用意。
近年、大作ゲームは大規模アップデートなどで更新・拡張することで新規ユーザーを獲得し続けてきた。10年続いた『パズドラ』はそういったゲームの筆頭だろう。一方で競技性を求められるeスポーツで人気と支持を集めているゲームは、家庭用ゲーム機やパソコンでプレーできるものが主流だ。今回の『パズドラSwitch』の登場で、ほかの家庭用ゲーム機やパソコンへ移植することもできて、対戦モードなどで競技性を高めることもできそうだ。さらにスマートフォンを持ってない子供たちでも『Nintendo Switch』で『パズドラ』の魅力を知ることができる。『パズドラSwitch』が成功すれば、新たな顧客としてコアなゲーマーから小学生までハードウェアと年齢を問わない人気を集めることができそうだ。
二宮和也さんは、2部ではチョコレートプラネットさんと『パズドラSwitch』をプレーした。二宮さんは嵐時代に出演したCMの撮影を「嵐でかっこいいCMをいっぱい作って豪華でした。みんなで踊るのが大変でした。明日は『パズドラ』撮影かと気合が入りました」と振り返って語った。
チョコレートプラネットの長田庄平さんと松尾駿さん。松尾さんはプレーに不安があった様子だが、『パズドラSwitch』はスマホ版よりもたくさんコンボを作れたと喜んだ。
『PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition(パズドラSwitch)』
ジャンル:パズルRPG
対応ハード:『Nintendo Switch』
発売日:2月20日
販売価格:500円(ダウンロード専用)
※ゲーム内課金あり
※オンラインプレーのご利用に『Nintendo Switch Online』への加入が必要(有料)。
『PUZZLE & DRAGONS』シリーズの最新作で、ひとりでも多人数でもプレー可能。大画面テレビでもタッチ操作でも遊べるのが特徴。ダンジョンのモンスターを倒してダンジョン踏破を目指す「冒険モード」、最大8人で同時対戦できる「対戦モード」、敵や背景、BGMを組み合わせてオリジナルのダンジョンを作って世界中のプレーヤーに共有ができる「エディット」モードを用意。日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、韓国語に対応し、世界38か国で配信。課金として有料ガチャ1回300円、5連続1000円。
『パズドラ』10周年記念の主なコラボレーションを紹介
『BECK’S COFFEE』&『HONY’S BAR』コラボレーション
『BECK’S COFFEE SHOP』と『HONEY’S BAR』の全91店舗で3月22日から4月21日まで実施予定。『BECK’S COFFEE SHOP』ではゲーム内に登場するモンスター「ルビドラ」、「サファドラ」、「ゴルドラ」をイメージした3種類のレモネードが登場。 ※店舗によって販売商品の種類は異なります。
ジューススタンド『HONEY’S BAR』では「ドラゴンフルーツ」をイメージした『ドラゴンフルーツ×パイン』を販売。特典として、どちらの店舗でも購入者限定モンスターメモリーカードがもらえる。
©JR East Cross Station
テレビ朝日マスコットキャラクター「ゴーちゃん。」コラボ
2月28日23時59分までゲーム内の「一度きりダンジョン」で『ゴーちゃん。』が出現し、ダンジョンクリアで特別な「ゴーちゃん。」をモンスターとしてゲットできるコラボ企画を実施。ほかにも期間限定イベントも開催。
『CZAPEK』×『パズドラ』コラボウォッチ
ウォッチメーカー『François Czapek(フランソワ・チャペック)』のルーツを引き継ぐブランド『CZAPEK』から完全数量限定でコラボウォッチを販売。山本プロデューサーの時計愛から決まったコラボ。『チャペック アンタークティック ミルモデル』は、10本限定で価格297万円(税込み)。販売方法などは後日発表される。
栄養炭酸飲料『デカビタC』コラボ
2022年に30周年を迎える『デカビタC』ともコラボが決定。詳細は今後発表される。
『パズドラ10周年記念特設サイト』
https://pad-10th.gungho.jp/
© GungHo Online Entertainment, Inc.
構成/久村竜二