
コロナ禍でのテレワーク実施などで働きやすさは改善されている一方で、仕事のやりがいについてまでは考えられていない企業も多いのではないだろうか。
コロナ禍でも縦と横のコミュニケーションを大切にすることで信頼が生まれ、それが社員の働きがいにつながる。
そんな中、「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行なうGPTWジャパンは、2月10日(木)、2022年版 日本における 「働きがいのある会社」ランキング ベスト100を発表した。
2022年版 日本における 「働きがいのある会社」ランキング
▽大規模部門
1位 セールスフォース・ジャパン
■評価ポイント
会社は、激しい環境変化に対応するため、丁寧に従業員の意見を集めて速やかに様々な施策に反映しています。その結果、バランスよくすべての要素において従業員の評価が高いです。特に、仕事に行くことを楽しみにしている従業員が多いことは特徴となっています。
2位 シスコシステムズ
■評価ポイント
「すべての人のためにインクルーシブな未来を実現する」というパーパスのもと、People Dealの基本指針に表現される会社と従業員の双方向の関係性が人材戦略の根底にあり、明確な方針のもと、制度や豊富な施策が設けられています。一般的にはなかなか感じてもらいにくい「仕事に行くことを楽しみ」だと答える従業員が多い点も特徴的です。
3位 レバレジーズグループ
■評価ポイント
会社の規模が拡大する中でも、縦・横・斜めのコミュニケーションを意図的に起こすべく、様々な工夫が凝らされています。入社した人を歓迎する風土があり、「個の成長」のために責任ある仕事を任せていくカルチャーも特徴的です。
▽中規模部門
1位 コンカー
■評価ポイント
経営側のみならず、従業員からも多くの施策が提案され、「働きがい」を高めるために実行されています。経営・管理者層と従業員の間には確かな信頼があり、日常的に互いが刺激し合い、一体感を高めている様子がうかがえます。
2位 CKサンエツ
■評価ポイント
経営理念の中で、努力に値するプロの仕事と、働きがいのある職場を提供することで社会に貢献することが示されています。従業員の能力開発機会は豊富に用意されており、従業員の努力に対して大きく還元するよう豊富な施策が設けられています。従業員は、利益の分配や報酬について高く評価しています。
3位 キュービック
■評価ポイント
大事にしたい価値観は組織の隅々まで浸透しており、「経営理念やミッションが事業と一貫し働きがいを感じる」といった声につながっています。日本企業では”仕事に行くことは楽しみである”は低くなりがちですが、この会社では最大の強みとなっています。
▽小規模部門
1位 あつまる
■評価ポイント
一貫したフィロソフィーのもと、多数の取組みが実行されており、その多くが全従業員を巻き込みながら実行しようとする強い意欲が感じられます。連帯感が高いことが特徴となっており、全ての従業員が「働きがいのある会社」であると回答しています。
2位 現場サポート
■評価ポイント
チームワークを重視し、「感謝」と「承認」の風土づくりに注力していることが評価されました。15周年の記念誌作成にあたり、全社員がひとつ以上のコンテンツ編集に関わるなど、社員の主体性を重視していることも素晴らしいです。
3位 HubSpot Japan
■評価ポイント
「Help millions of organizations grow better」という企業ミッション、およびその達成に必要な価値基準が明確に定められており、特に従業員の育成、従業員に対する感謝、配慮等の働きやすい環境づくりに関する施策が豊富に設けられています。従業員自身も、報酬や福利厚生、働きやすさを高く評価しています。
※「働きがいのある会社」ランキングは「働く人へのアンケート」と「会社へのアンケート」の2種類で構成される点が特徴で、世界約60カ国で共通のアンケート項目と評価基準で点数化し、一定の水準に達した企業を認定、発表している。
関連情報:https://hatarakigai.info/ranking/japan/2022.html
構成/DIME編集部