
東急不動産SCマネジメントは、同社が運営管理する「東急プラザ渋谷」の6階「シブヤグラン食堂」内に、シェアキッチンプロジェクト「もしも食堂」をオープンした。
第1弾はイタリアンの名店とコラボ
食に関する「もしも」を実現する場として、新しい価値の発見やチャレンジの機会につなげる狙い。「もしも、高級店の有名シェフがカジュアルレストランを手掛けたら」「もしも、メニューのないお店が渋谷でメニューを考えるなら」といった、遊び心ある企画を実施していく。さまざまな料理人や飲食店、その他団体がシェアキッチンを期間限定で利用し、チャレンジをつなげていく趣向だ。
プロジェクト第一弾は、「ここでしか味わえない“本格料理”をだれもが気軽に」をコンセプトに、予約がとれない有名店「LA BETTOLA da Ochiai」とコラボ。オーナーシェフ落合務氏の一番弟子で総料理長の成田 直己シェフが、プロジェクトに参加した。
「スタンダードメニュー」のハンバーグと「コースメニュー」、いずれも成田シェフが監修する名店の味をリーズナブルな価格で味わえる。
挑戦できる仕組みで新たな食文化を
複数の料理人で場を共有するシェアキッチンは、一般には設備投資や初期費用が抑えられるなど開業のハードルが低く、チャレンジしやすい仕組みといえるだろう。「もしも食堂」のように、すでに人気のあるお店などが新機軸として、一定期間持ち回るスタイルなら、より大胆で遊び心のある取り組みができるだろう。
考えてみれば、同じ場所で同じサービスを提供する以外の選択肢が、飲食店にもあってよいはず。楽しい企画で日本の新しい食文化をみつけてくれる可能性のある新規事業だ。
●プレスリリース
「もしもこうだったら」が実現するキッチン「もしも食堂」が1月28日(金) 東急プラザ渋谷にオープン!
取材・文/ソルバ!
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