
クロス・マーケティング「新型コロナウイルス生活影響度調査」
クロス・マーケティングは、新型コロナウイルスが消費者の行動や意識に与える影響の把握を目的として、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「新型コロナウイルス生活影響度調査」を第1回(2020年3月12日~13日)から定期的に実施。2022年1月の第27回は、全国の新規感染者数がうなぎのぼりに増え、8万人を超えた1月28日~30日に調査を行ない、人々の意識・行動について分析した。
【新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度】
定点指標の「直近1週間の不安度」は16p増の48%、「将来に対する不安度」は8p増の54%、「直近1週間のストレス度」は、4p増の44%といずれも先月からの増加傾向は続く。特に不安度は顕著に高くなった。<図1>
項目別の不安度も、ほぼ全項目において増加。「他人に感染させてしまう」を筆頭に”感染する/感染させる”項目を中心に不安度の高まりが際立つ。<図2>
直近1週間に実行したことは、「マスク」「消毒」「手洗い」の実施に加え、「不要不急の外出」「人と会う」「人が集まる場所」「公共交通機関の利用」を避ける行動が先月と比べ軒並み上昇した。感染者数が増えたことにともない、感染予防対策の徹底、密を避ける行動を意図して行なっている姿がみられた。 <図3>
【コロナ禍による食生活行動の変化】
普段実施している行動を聴取し、コロナ禍前(2020年3月以前)との増減を確認した。コロナ禍により増えた行動は、”食材やお店の選び方”では、「お取り寄せグルメの利用」「高級食材を購入」「ストックできる食材を選ぶ」が高い。
半年前の調査結果と比べると「高級食材」や「お取り寄せグルメ」の上昇が目立つ。
一方、”食事の仕方”では、「オンラインでの飲み会やランチに参加」「外食ではなくホームパーティをする」「家族や友人と食べていてもシェアをしない」など感染予防対策関連の行動が高い。オミクロン株は家庭内感染者が多いことから「家でも1人1人別々に食べる」割合が高まっていた。<図4>
【コロナ禍で意識して取っている栄養成分】
コロナ禍で意識して取っている栄養成分は「食物繊維」「ビタミンC」「乳酸菌」「たんぱく質」「カルシウム」がTOP5で免疫力関連の栄養成分が多くあがった。
加えて女性は「鉄分」「大豆イソフラボン」の割合も高い。1年前と比べると「食物繊維」「ビタミンC」「たんぱく質」「カルシウム」などは大きく増えた。<図5>
意識して取っている”食べ物や飲料”を自由回答で聴取。ヨーグルト、R-1など乳酸菌飲料、納豆、野菜類、牛乳、豆乳、特定保健用食品の飲料などが多くあがった。<図6>
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2022年1月28日(金)~1月30日(日)
有効回答数 : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある
関連情報:https://www.cross-m.co.jp/report/health/20220207corona/
構成/DIME編集部
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