
ライカカメラ社は、機械式時計「ライカWatch」2機種「ライカL1」「ライカL2」を2月19日にライカ銀座店にて発売する。
「ライカWatch」は、優れたデザインと高度な機械技術を融合した機械式の腕時計。2機種とも、ドーム型の風防、耐傷性に優れたサファイアガラス製のフラット形状のシースルーの裏蓋、風防と裏蓋の表裏両面に施した無反射コーティングのほか、文字盤上にステータスを表示する機能を備えた特許取得のプッシュ式リューズを採用。プッシュ式リューズはスモールセコンド針を帰零させるというユニークな機能も備えており、美しいデザインの一要素であると同時に実用的な機能も兼備したユニークなパーツとなっている。
外観デザインのコンセプトを担当したのは、ベルリン芸術大学のアヒム・ハイネ教授。同教授は過去に何度もライカの製品デザインに携わった実績があり、ライカ特有の様式美を熟知しているため、両機種のデザインにはライカがこれまでに生み出してきたさまざまな歴代の製品の特徴がさりげなく取り入れられており、針とアプライドインデックスの優美なデザイン、ステンレススチール製のケースの磨きぬかれたフォルム、リューズに施した特殊なローレット、カメラのフロントレンズを彷彿させるドーム型の風防などからライカらしさを感じ取ることができる。
ムーブメントは新開発の手巻ムーブメントを搭載。パワーリザーブは60時間以上、振動数は28,800振動/時、石数は26石。ストラップは「ライカL1」がカーフレザー、「ライカL2」がアリゲーターレザーを採用。価格は「ライカL1」が129万8,000円、GMT機能搭載の「ライカL2」が181万5,000円。
なお、ライカでは製品が一貫して“Made in Germany”であることを非常に重視していることから、今回の「ライカWatch」の開発にあたり、精密技術のソリューションを提供するドイツのレーマン・プレシジョン社とパートナーシップを締結。このパートナーシップにより、ムーブメントをはじめとする多くの部品をドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァルツヴァルト地方にある同社の工場で開発・製造することになり、その結果、ドイツ国内での高水準な垂直統合型の製造を実現しているとのことだ。
関連情報
https://leica-camera.com/
構成/立原尚子