
コンパクトながら高画質でテレワークなどの多様な働き方を支援する富士フイルムの複合機「Apeos」シリーズ
富士フイルムビジネスイノベーションは、複合機「Apeos」シリーズの新製品となるA3複合機、A4複合機、A3デジタルモノクロ複合機を2月10日より発売する。
デジタルカラー複合機「Apeosアペオス Cシー2360 / C2060」、デジタルモノクロ複合機「Apeosアペオス 3060 / 2560」「Apeos 1860」は、小型・省スペースのA3複合機。
中小規模事業所向けに業務を効率化する機能を強化し、テレワークなど場所や時間にとらわれない多様な働き方を支援。例えば、自宅でテレワークをしているときでも、オフィスに届いたファクス文書を取引先ごとに自宅で確認することができ、またリモート操作で複合機のファクス回線経由で送信することができる。これらにより、ファクス業務のために出社する必要がなくなる。
また、高いセキュリティーレベルが求められる米国セキュリティー対応基準「NIST SP800-171」に準拠し、ネットワーク接続の安全対策や複合機に蓄積されているデータの情報漏えい防止対策を強化。
無線LANのセキュリティーを強固にした新しいプロトコル「WPA3」にも対応し、より堅牢なオフィスのセキュリティー環境を実現。
さらに、操作パネルには抗菌加工を施し、ハードボタンも抗菌樹脂を使用。また複合機の操作パネルに触れることなく、自身のスマートフォン(iOSやAndroid)などのモバイル端末からコピー、ファクス、スキャン、プリントなどの基本操作をおこなうことができるPrint Utilityという同社アプリケーションを利用することで、ウィルス感染のリスクを軽減。
その他、複合機の出力後処理においては、環境にやさしく安全な針無しステープル対応フィニッシャーをラインアップに追加。用紙に穴を開けない用紙圧縮方式を採用し、針無しで最大10枚までの文書を1か所または2か所で綴じることが可能になる。
針無しステープルは⾦属針を使⽤しないため、安全性の観点から⼦どもの怪我に注意が必要な幼稚園・保育所や、異物混⼊に注意が必要な⾷品業界などに最適だ。
また、最新の国際エネルギースター規格やエコマーク認定、およびグリーン購入法基準にも適合するなど環境性能も充実しており、多彩な機能で業務品質や業務効率向上に貢献する。
A4フラッグシップモデルとなるデジタルカラー複合機「Apeos C5240」、デジタルモノクロ複合機「Apeos 6340」、A4カラープリンター「ApeosPrint C5240」、A4モノクロプリンター「ApeosPrint 6340」は、コンパクトサイズのA4機でありながらカラープリント速度52枚/分、モノクロプリント速度63枚/分の高い生産性での出力が行なえ、給紙・後処理オプションも豊富で多様な出⼒が可能。
また、近距離無線通信(NFC)機能を標準搭載し、操作パネルに触れることなく、モバイル端末を操作パネルにかざすだけで出力できるタッチプリントに対応している。
NFC機能がないモバイル端末でも出力できるよう、今回新たに簡単にWi-Fi接続が行える専用アプリケーションを開発した。さらにオプションの無線キットを増設することで、有線ネットワークを配線できない環境にも対応できるため、設置場所の自由度が向上し、ミーティングスペースや共有エリアでの出力など、さまざまなシーンで利用できる。
A4複合機モデル(「Apeos C5240」「Apeos 6340」)は、A3複合機同等のオフィス業務を効率化する機能とクラウド連携を強化。
クラウド連携では、Microsoftが提供する「ユニバーサル プリント」に対応しているため、どこからでもセキュアな環境での印刷が可能になり、テレワークとオフィスワークを併用するハイブリッドワークのような柔軟な働き方を支援。
A4サイズの複合機やプリンターは機器本体が小さいことから、店舗窓口や薬局・病院受付などでの利用を想定し、薬袋や耐水紙などの特定用紙へのプリントにも対応した。
オプションの用紙トレイを4段増設すると、標準トレイと手差しトレイを合わせて最大6種類の異なる用紙を同時にセットでき、かつ、用紙の補給が必要な際には、トレイ別にLEDライトと優しい音色でお知らせするため、どのトレイで用紙切れとなったのかも一目でわかる。
また、省スペースタイプの4段の排出トレイを増設することで、例えば、部署・個人・ジョブごとに排出先を切り替えることができ、ワークグループごとに利用することも可能となるなど、使い勝手も充実している。
さらに、複合機の7インチのカラー操作パネルには富士フイルム独自の抗菌技術「Hydro Ag+」を使用した抗菌フィルムを標準装備し、ハードボタンには抗菌樹脂を使用しているため、安心・快適に利用できる。
A3デジタルモノクロ複合機「Apeosアペオス 4570 / 3570」は、ネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの情報漏えい防止対策をさらに強化しつつ、エネルギー消費効率の向上を実現。
具体的には、より堅牢なオフィスのセキュリティー環境を提供するために、米国セキュリティー対応基準「NIST SP800-171」へ準拠し、無線LANのセキュリティーを強固にした新しいプロトコル「WPA3」への対応や、国際標準規格制定団体のTrusted Computing Group(TCG)が策定した、最新の暗号化規格に適合させたセキュリティーチップ「TPM(Trusted Platform Module)2.0」の採用、機器起動時のプログラム診断機能を強化した。
また、最新の国際エネルギースター規格やグリーン購入法基準にも適合しており、使用環境でのエネルギー消費効率を向上し、環境負荷軽減に貢献。
そのうえ、複合機の出力後処理過程での環境配慮と安全性向上のために、独自開発の針無しステープル対応フィニッシャーをラインアップに追加し、針無しで最大10枚までの文書を1か所または2か所で綴じることが可能になる。
さらに、各種オフィス業務の効率化を図り、場所や時間にとらわれない多様な働き方を支援。その一例として、同社が提供する追加型アプリケーション「クラウド連携アプリケーションfor kintone」との連携では、パソコンを介さず直接kintoneクラウドサービスに繋ぐことで、スキャンした文書や複合機が受信したファクス文書の自動アップロードや、kintoneアプリに登録している文書を複合機から選択して印刷することを可能にし、情報の有効活用とともに利便性を向上させる。
加えて、追加型アプリケーション「証券スキャン」を導入すると、あらかじめ設定されたアイコンをタップするだけでサイズを入力することなく、非定型サイズの手形・小切手を事前設定した画像サイズで保存、用途に合わせて最大40パターンのカスタマイズ登録が可能だ。
スキャンしたファイルは共有フォルダに保管されるため、ストレージ上の共有フォルダからファイルを取得し、電子交換所で交換する事もできる。
関連情報:https://www.fujifilm.com/fb/product/multifunction/apeos_c7070?lnk=prtop
構成/DIME編集部