
Fan「ロボアドバイザーの実態に関する調査」
株式投資AIロボアドバイザー「AlpacaROBO(アルパカロボ)」を提供するFanは、全国の20代〜60代の男女を対象に「ロボアドバイザーの実態に関する調査」を実施した。
「ロボアドバイザー」というサービスを知っていますか?
ロボアドバイザー利用のきっかけを教えてください。
今後、「ロボアドバイザー」を利用したいと思いますか?
「ロボアドバイザーを活用したいと思わない」理由を教えてください。(複数回答可)
行なったことのある投資・資産運用をすべて教えてください。(複数回答可)
【調査結果に対する考察】
ロボアドバイザーが怪しく感じられる理由については、大きく2点が考えられる。
①「AI×資産運用」をうたった詐欺報道の影響
インターネット等で「AI資産運用」と検索すると、「AI×暗号資産売買」の詐欺事件の報道が散見される。このような詐欺事件の多くは、
・投資の初期段階に巨額のシステム導入費用を支払う必要がある
・業者が仮想通貨を取り扱うのに必要な金融庁・財務局の登録を受けていない
といった特徴があり、国内の主要ロボアドバイザーサービスとは大きく違うのだが、「AI×資産運用」というキーワードのイメージダウンに影響していることが考えられる。
②浅い歴史・サービスに対する信頼の薄さ
歴史が浅いサービスや、新しいものに対して生活者は不安を抱く傾向がある。今でこそ当たり前のネット銀行でも、提供開始当時は、「何かあったときに、急にお金が引き出せなくなったりしないだろうか?」といった不安を抱える人が少なくなかった。
ロボアドバイザーサービスも同様に、まだまだ歴史が浅くサービスが浸透していないことから、怪しく見られていることが考えられる。
一方で、今回の調査で明らかになった「4人に1人が、今後ロボアドバイザーを利用してみたい」という点は、非常にポジティブな現状と言える。
背景には、人を介さずにより手軽に投資を楽しみたいといった個人のニーズの高まりが考えられる。実際に、証券口座開設を必要とせず投資の疑似運用体験ができるサービスでは、約1年3ヶ月で運用者数が400万人を突破するなど、急激な増加を見せている。
※参考:2021年6月末時点のつみたてNISA口座数は約417万(金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」)
このような背景からも、これからもロボアドバイザーのような手軽な投資サービスはさらに需要が高まっていくことが考えられる。
【調査概要】
・調査対象:18歳以上の男女770名
・調査内容:「ロボアドバイザーの実態に関する調査」
・調査期間:2021年12月2日〜3日
・調査方法:インターネット調査(マクロミル社「Questant」)
構成/DIME編集部
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