
シェルパックは1月、ホテル向けのアメニティブランド「プラスワンアメニティ(R)」の展開を開始した。第一弾として、高機能圧縮袋「シェルパック」を提供する。
環境への意識が高まる中、プラスチック製の歯ブラシやカミソリなどホテルのアメニティは、国から削減が求められている。
「プラスワンアメニティ(R)」の注目ポイントは、ゴミになるモノを減らすのではなく、ゴミにならないモノを加えることで、問題解決する工夫。文字通り「プラスワン」の発想だ。
ゴミ削減と満足度向上の両立を図る
提供するのは、手で簡単に圧縮できるエコロジーな衣類圧縮袋。旅行中の衣類や荷物の整理だけでなく、季節ごとの衣替え、カバンの中のタオルや洋服の整理など、日常の暮らしで役立つ。
特殊構造の逆止弁を採用しており、お尻で踏んだり、手で丸めるだけで簡単に空気を抜くことができる。また、圧縮後も空気の逆戻りがしにくいという。また、エンボス加工の凹凸により接触面が少なく、スムーズに中のものの出し入れが可能。逆止弁とエンボス加工の組み合わせは、実用新案(3198816号)を取得している。
世界的に環境問題が注目される中、ゴミ削減は大きな課題。客室からアメニティがなくなれば宿泊客は不便になる。
しかし、持ち帰りたくなるアメニティを提供すれば満足度は上がり、ホテルのブランドも向上する、という狙いだ。
「プラスワン」で新たな可能性が見える!?
「以前よりホテルのノベルティとして圧縮袋のご要望をいただくことが多く、そこからホテルの抱える課題を知り今回のプラスワンアメニティ(R)のブランドの立ち上げに至りました」と同社。環境問題への対応は、ムダを削減する発想になりがちだが、「プラスワン」の工夫が、思わぬ課題解決の道筋を示す可能性がある。
●プレスリリース
ホテルからお家へ持ち帰りたくなる役立つアメニティへ 「プラスワンアメニティ(R)」の展開を開始 ~大阪の小さな袋屋が提案する新しいアメニティの形~
取材・文/ソルバ!
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