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2021年の観光関連サイト閲覧者数ランキング、公式観光情報サイトは「大阪府」「三重県」が2強

2022.02.09

2021年観光関連サイト閲覧者数ランキング

2021年はコロナ禍で旅行を断念した人は少なくないだろう。では、2021年の観光関連Webサイトの年間閲覧者数の推移はどうなっているのか。

公益社団法人日本観光振興協会と、ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズは協同で、2021年の観光関連Webサイトの年間閲覧者数を調査した。

調査・分析概要

全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)の協力により、ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのWebサイトおよび各都道府県公式観光情報サイトについて、2021年と2020年の年間閲覧者数を集計し比較を行った。さらに2021年の1年間において「観光」を含む検索語句とその検索者数を集計。

※ランキング表内の「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義している。

※サイト閲覧者数や検索者数はPCおよびスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズが保有するモニタ内での出現率を基に、国内ネット人口に則して20歳以上の動向を推測。

※一部の各都道府県公式観光情報サイトについては、リニューアル等に伴い、2021年と2020年でサイト名称やURLが変更されている場合があるが、2021年のものを掲載している。

お出かけ情報メディアは前年比2桁増と躍進

ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのサイトにおいて、2021年の1年間に閲覧した人数を集計したところ[図1] [図2]、PC・スマートフォンともに、1位は宿泊予約サイトの「じゃらんnet」、2位が「楽天トラベル」で2020年と同順位、前年比はほぼ横ばいとなった。一方、「トリップアドバイザー」、「Yahoo! トラベル」などの宿泊予約サイトは、前年と比べて2~3割、サイト閲覧者数が減少しており、長引くコロナ禍で各社苦戦を強いられている状況がうかがえる。

前年よりもサイト閲覧者数を伸ばしたサイトとしては、お出かけ情報メディアの「aumo」「RETRIP」などが挙げられる。「aumo」は2020年も高い伸び率を示していたが、2021年もPCの前年比が156.6%、スマートフォンの前年比が137.2%と躍進。「RETRIP」も同様にPC前年比136.6%、スマートフォン前年比120.6%と2桁成長している。

観光やホテルの情報だけでなく、ランチなどのグルメ情報やUber Eatsのクーポン情報、ミスタードーナツなど身近な店舗の福袋情報など、幅広く暮らしにまつわる情報提供をしていることが、コロナ禍において旅行需要の減少を補っていると言えそうだ。

都道府県別の公式観光情報サイトでは、大阪府、三重県が二強。新潟県が集客大幅増

続いて、都道府県公式観光情報サイトの中で閲覧者数を集計したところ[図3] [図4]、PC・スマートフォンともに2020年と同じく、1位は大阪府「OSAKA-INFO」、2位が三重県「観光三重」で、この2サイトは特にスマートフォンで3位以下に差をつけており、二強となっていた。

ただ、大阪府の「OSAKA-INFO」は、2020年はGo To Eatキャンペーンの影響もあり閲覧者数が伸びていましたが、2021年は緊急事態宣言が繰り返し発令された影響か、前年比で3割弱ほど閲覧者数が減少している。同じく、修学旅行先や観光地として有名な長崎、沖縄などでも閲覧者数の減少が見られた。

一方、新潟県の「にいがた観光ナビ」、岡山県の「岡山観光WEB」はPC・スマートフォンともに5位以内に入り、前年比でもプラスとなっている。

特に「にいがた観光ナビ」はスマートフォンでは2020年16位から2021年5位へと順位を上げ、前年比153.3%と高い伸び率を示した。『初めて訪ねる佐渡島』『燕三条の工場の技を体感』など新潟県ならではの魅力の発信が、サイト集客に奏功しているようだ。

「観光」関連検索では「モデルコース」など、事前にネットで下調べをしている様子が明らかに

消費者がどのようなニーズを持ち、観光関連のサイトを訪れているかを把握するため、ネットで「観光」と同時に検索されているキーワードを、PC・スマートフォンそれぞれ、2021年の1年間でランキングにした [図5] [図6]。

2020年は「コロナ」「キャンペーン」「GO」など、検索行動でも新型コロナウイルスの影響が色濃く現れていたが、2021年は「モデルコース」がPCでトップにきていたり、「観光マップ」「穴場」などのキーワードが上位に入った。

混雑を避けたい、効率良く観光地を巡りたいなどのニーズが強くなっているのか、事前にネットで検索をし、下調べをしているユーザーが多いようだ。

 Webサイトやアプリなどデジタルを通じた観光情報の提供は、今後ますます重要な役割を果たすと考えられる。

消費者のニーズを的確なタイミングで把握し、WebサイトのコンテンツやSEO対策、SNS施策に活かすなど、観光業におけるデジタルマーケティングの進化が求められていると言えるだろう。

構成/ino.

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