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シニアが若年層に実現してほしいのは「戦争のない社会」、若年層が自分たちで実現したい社会像は?

2022.02.08

生まれ育った年代が違えば、価値観も異なるものだ。現在シニアと呼ばれる年代の方から見て、20代の若い男女はどのような印象なのだろうか。

大和ネクスト銀行ではこのほど、“シニアが考える若年層イメージ”と“若年層の実態”のギャップを探るため、2021年12月3日~12月5日の3日間、全国の60歳~79歳の男女(シニア層)と20歳~29歳の男女(学生除く、若年層)を対象に、「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

「シニアの若年層イメージ」と「若年層の実態」

■シニアが若年層に抱くイメージ、1位「好奇心旺盛」2位「行動的」3位「前向き・ポジティブ」

まず、若年層の性格・特徴について質問した。

シニア層(500名)に、若年層に抱くイメージを聞いたところ、1位は「好奇心旺盛」(34.4%)、2位は「行動的」(33.4%)、3位は「前向き・ポジティブ」(20.6%)となった。

一方、若年層(500名)に、自身の性格・特徴を聞いたところ、1位は「負けず嫌い」(31.4%)、2位は「優しい」(28.8%)、3位は「責任感が強い」(24.8%)と、シニアが抱くイメージの10位(負けず嫌い)、8位(優しい)、16位(責任感が強い)がトップ3となっている。

また、シニアが若年層に抱くイメージのトップ3について、若年層の回答順位を確認すると、「好奇心旺盛」は11位、「行動的」は14位、「前向き・ポジティブ」は12位となり、いずれもトップ10圏外だった。シニアが若年層に抱くイメージと若年層による自己分析結果には大きなギャップがあった。

■シニアが考える若年層の「得意なこと」と「苦手なこと」は?

次に、若年層が得意なことについて質問した。

シニア層(500名)に、若年層が得意だと思うことを聞いたところ、1位は「仲間と情報を共有する」(49.2%)、2位は「流行を取り入れる」(48.6%)、3位は「趣味を楽しむ」(31.4%)、4位は「わからないことを調べる」(29.0%)となった。

一方、若年層(500名)に、自身が得意だと思うことを聞いたところ、1位は「趣味を楽しむ」(39.6%)、2位は「わからないことを調べる」(37.4%)、3位は「節約をする」(33.0%)、4位は「お金を貯める」(26.4%)となった。シニアが抱くイメージ通り、趣味を楽しむことが得意な人やわからないことを調べるのが得意な人は若年層に多いという実状が明らかになった。

若年層の自己評価では3位となった「節約をする」と4位の「お金を貯める」は、シニアの評価ではそれぞれ12位と13位。シニアのイメージ以上に、若年層には節約上手や貯蓄上手が多いようだ。また、シニアが抱くイメージで1位となった「仲間と情報を共有する」と2位の「流行を取り入れる」は、若年層の自己評価ではそれぞれ11位と13位だった。

■若年層の実際の『おこづかい』「2万円未満」50%、平均は24,657円/月

次に、若年層のマネー事情について質問した。

シニア層(500名)に、若年層の『おこづかい(自由に使えるお金)』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「1万円~2万円未満」(14.6%)、「2万円~3万円未満」(28.2%)、「3万円~5万円未満」(34.6%)、「5万円~10万円未満」(19.2%)に回答が集まり、平均は27,784円だった。また、「2万円未満(計)」は18.0%となった。

一方、若年層(500名)に、自身の『おこづかい(自由に使えるお金)』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」(10.2%)、「5千円~1万円未満」(11.0%)、「1万円~2万円未満」(22.0%)、「2万円~3万円未満」(12.4%)、「3万円~5万円未満」(18.2%)、「5万円~10万円未満」(14.8%)に回答が集まり、平均は24,657円だった。

また、「2万円未満(計)」は50.2%となり、おこづかいが2万円未満という若年層の割合はシニアのイメージの約2.8倍という結果に。

■シニアが考える若年層の『自己研鑽費用』 「1万円~3万円未満」46%、平均は9,605円/月

シニア層(500名)に、若年層の『自己研鑽にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「5千円~1万円未満」が27.8%、「1万円~3万円未満」が46.0%となり、平均は9,605円だった。

一方、若年層(500名)に、自身の『自己研鑽にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」が73.6%、「~3千円未満」が10.0%、「5千円~1万円未満」が6.6%、「1万円~3万円未満」が6.6%となり、平均は1,758円。シニアが考える若年層の自己研鑽費用より7,847円低い結果となった。

※自己研鑽=自分自身のスキルや能力を高めるための取り組み(資格取得のための勉強など)として聴取

シニア層(500名)に、若年層の『推し活にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいだと思うか聞いたところ、「5千円~1万円未満」が27.4%、「1万円~3万円未満」が38.2%となり、平均は7,956円だった。

一方、若年層(500名)に、自身の『推し活にかけている費用』は、1ヶ月にいくらくらいか聞いたところ、「0円」が71.8%、「~3千円未満」が9.2%、「5千円~1万円未満」が7.0%、「1万円~3万円未満」が6.8%となり、平均は2,525円。シニアが考える若年層の推し活費用より5,431円低い結果となった。

※推し活=アイドルやキャラクターなどの「推し」(贔屓)を応援するための活動として聴取

■若年層の実際の『貯蓄額』「200万円以上」32%、平均は183万円

シニア層(500名)に、若年層の『貯蓄額』は、いくらくらいだと思うか聞いたところ、「10万円~30万円未満」(21.4%)、「50万円~100万円未満」(22.0%)、「100万円~200万円未満」(23.8%)に回答が集まり、平均は132万円だった。また、「200万円以上(計)」は16.8%となった。

一方、若年層(500名)に、自身の『貯蓄額』は、いくらくらいか聞いたところ、「0円」が21.4%で最多回答となり、「~10万円未満」が9.8%、「10万円~30万円未満」が11.4%、「50万円~100万円未満」が9.2%、「100万円~200万円未満」が13.4%、「200万円~300万円未満」が9.2%、「300万円~500万円未満」が9.4%と回答が分散し、平均は183万円だった。

また、「200万円以上(計)」は31.6%となり、貯蓄額が200万円以上という若年層の割合はシニアのイメージの約1.9倍だった。

シニア層(500名)に、若年層が『リタイアまでに準備できると思う老後の生活資金』は、いくらくらいだと思うか聞いたところ、「500万円~1,000万円未満」が16.2%、「1,000万円~2,000万円未満」が36.6%、「2,000万円~3,000万円未満」が19.6%となり、平均は2,012万円だった。

一方、若年層(500名)に、自身が『リタイアまでに準備したいと思う老後の生活資金』は、いくらくらいか聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」が20.0%、「2,000万円~3,000万円未満」が24.6%となり、平均は2,664万円だった。シニアが考える、若年層が準備できると思う老後の生活資金より652万円高い結果となった。

若年層についての情報源

■シニアが若年層について知るきっかけとなっているもの 1位「テレビのニュース」2位「テレビの情報番組」

シニア層(500名)に、若年層について知るきっかけとなっているものを聞いたところ、1位は「テレビのニュース」(66.4%)、2位は「テレビの情報番組」(49.2%)、3位は「ネットの記事・ニュース」(31.8%)、4位は「テレビのバラエティ番組」(29.4%)となった。テレビのニュースや情報番組を通して若年層のことを知るシニアが多いようだ。

一方、若年層(500名)に、自分たち20代の姿を正しく伝えていると思うものを聞いたところ、1位は「SNS」(40.4%)、2位は「動画サイト(YouTubeなど)」(29.2%)となり、シニアが若年層について知るきっかけの9位(SNS)と6位(動画サイト)がトップ2だった。

SNSや動画サイトから若年層に関する情報を入手しているシニアが少ないことが、シニアが抱く若年層像と実際の若年層の姿とのギャップにつながっているのではないだろうか。

「若年層に対する期待」と「若年層の考え」

■シニアが若年層に実現してもらいたい社会、1位「戦争のない社会」2位「いじめ・ハラスメントのない社会」

若年層がこれから築いていく将来の社会について質問した。

シニア層(500名)に、若年層に将来、実現してもらいたいと思う社会を聞いたところ、1位は「戦争のない社会」(61.2%)、2位は「いじめ・ハラスメントのない社会」(58.8%)、3位は「誰もが働きやすい社会」(52.2%)、4位は「貧困のない社会」と「出産や子育てがしやすい社会」(いずれも48.0%)となった。

一方、若年層(500名)に、自分たちの手で将来、実現させたいと思う社会を聞いたところ、1位は「誰もが働きやすい社会」(39.4%)、2位は「いじめ・ハラスメントのない社会」(35.8%)、3位は「出産や子育てがしやすい社会」(34.2%)と、シニアが若年層に実現してもらいたい社会の2位(いじめ・ハラスメントのない社会)、3位(誰もが働きやすい社会)、4位(出産や子育てがしやすい社会)がトップ3となった。

「若年層へのアドバイス」と「若年層の考え」

■シニアが考える“若年層がやったほうがいい”と思うことは?

若年層の生き方や行動指針について質問した。

シニア層(500名)に、自身の経験を踏まえ、若年層がやったほうがいいと思うことを聞いたところ、1位は「失敗から学ぶ」(50.8%)、2位は「感謝の気持ちを忘れない」(50.2%)、3位は「夢や目標を持つ」(50.0%)となった。

一方、若年層(500名)に、今後、やっていきたいと思うことを聞いたところ、1位は「自分らしく生きる」(42.4%)、2位は「健康に気をつける」(41.4%)、3位は「頑張りすぎない」(38.0%)と、シニアが若年層に対してやったほうがいいと思うことのトップ10圏外(自分らしく生きる:15位、頑張りすぎない:17位)がトップ3のうち2つを占める結果となった。

また、シニアがやったほうがいいと思うことの1位「失敗から学ぶ」と3位「夢や目標を持つ」は、それぞれ若年層がやっていきたいことの17位と16位となった。

■シニアが若年層におススメする資産形成方法 1位「円預金」2位「貯蓄性のある保険」3位「財形貯蓄」

シニア層(500名)に、若年層におススメしたい資産形成方法を聞いたところ、1位は「円預金」(43.4%)、2位は「貯蓄性のある保険」(30.6%)、3位は「財形貯蓄」(29.8%)と、安全性の高い資産形成方法がトップ3を占めた。

一方、若年層(500名)に、今後、取り組みたいと思う資産形成方法を聞いたところ、シニアの回答と同様に「円預金」(43.6%)が1位だったが、2位は「株式投資・日本株」(18.0%)、3位は「投資信託(J-REIT含む)」(16.6%)と、投資による資産形成方法となり、資産形成方法に対する両者の考えにギャップがみられた。

また、シニア(500名)に、若年層に参考にすることをおススメしたい資産形成に関する情報を聞いたところ、1位は「新聞の情報」(48.4%)、2位は「テレビの情報」(42.6%)、3位は「ネットの情報(記事・ニュースなど、動画サイト・SNS除く)」(29.2%)となった。

一方、若年層(500名)に、参考にしている資産形成に関する情報を聞いたところ、1位は「ネットの情報(記事・ニュースなど、動画サイト・SNS除く)」(28.8%)、2位は「SNSの情報」(27.2%)、3位は「動画サイトの情報」(26.8%)と、シニアがおススメしたい情報の10位(動画サイトの情報)と11位(SNSの情報)がトップ3のうち2つを占めた。

また、シニアがおススメしたい情報の1位「新聞の情報」は若年層が参考にしている情報では10位にとどまった。資産形成に関する情報の選び方に対する考えにおいても両者にはギャップがあるようだ。

「理想の若者像」と「理想のシニア像」

■若年層が考える理想のシニア像、芸能人1位「所ジョージさん」、アニメキャラ1位「磯野波平」

シニア層に理想の若者像について質問した。

シニア層(500名)に、理想の若者像にあてはまる芸能人を聞いたところ、1位は「菅田将暉さん」(28名)、2位は「櫻井翔さん」(13名)、3位は「芦田愛菜さん」と「佐藤健さん」(いずれも9名)となった。役者と歌手の二刀流で大活躍の菅田将暉さんが1位に輝いた。

次に、理想の若者像にあてはまるスポーツ選手を聞いたところ、「大谷翔平さん」(319名)がダントツ、2位「羽生結弦さん」(17名)、3位「久保建英さん」と「村上宗隆さん」(いずれも2名)となった。

そして、理想の若者像にあてはまるアニメキャラを聞いたところ、1位は「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」(22名)、2位は「江戸川コナン(名探偵コナン)」(15名)、3位は「ドラえもん(ドラえもん)」(9名)。努力家で、心優しい竈門炭治郎が1位という結果に。

また、若年層には理想のシニア像について質問した。

若年層(500名)に、理想のシニア像にあてはまる芸能人を聞いたところ、1位は「所ジョージさん」(22名)、2位は「高田純次さん」(15名)、3位は「明石家さんまさん」(12名)と、明るいキャラクターの芸能人がトップ3を占めた。

そして、理想のシニア像にあてはまるアニメキャラを聞いたところ、1位は「磯野波平(サザエさん)」(16名)、2位は「さくら友蔵(ちびまる子ちゃん)」(14名)、3位は「磯野フネ(サザエさん)」(9名)となった。サザエさんに登場する磯野波平・フネ夫妻が揃ってトップ3にランクインした。

※大和ネクスト銀行調べ

<調査概要>
◆調査タイトル:「シニアが考える若年層イメージ」と「若年層の実態」に関する調査2022
◆調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
60歳~79歳の男女(シニア層)と20歳~29歳の男女(学生除く、若年層)
◆調査期間:2021年12月3日~12月5日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査地域:全国
◆有効回答数:1,000サンプル(有効回答から男女の比率が均等になるように抽出)
◆調査協力会社:ネットエイジア株式会社

出典元:株式会社大和ネクスト銀行

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