
2021年ハワイ不動産マーケットが好調
先行きの不透明さや海外渡航の難しさから一時的に取引件数が減少した海外不動産取引だが、LIRは2021年の海外不動産取引件数が2020年と比較し約2倍に増加。
ハワイ不動産は従来の底堅い人気に加え、コロナ禍でも資産価値が保たれていることや今後も安定した資産価値が保てると推測されることが、取引増加と推測できる。
2020年の海外不動産取引は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたものの、2021年の海外不動産取引件数は2020年に対し207%に。
また、渡航制限がかかる中でハワイ現地とリアルタイムで中継を繋ぎ、物件内覧や物件説明などを行うオンライン商談での成約が約8割を占めるなど、新しい販売方法を確立した。
LIRが日本でのオフィシャルパートナーを務めるハワイの大規模開発「ワードビレッジ」内にある新築コンドミニアムも、コロナ終息後の実需利用や投資目的での購入需要が回復したことも要因の一つに挙げられる。
2021年ハワイ不動産マーケット
2021年のハワイ不動産マーケットはアメリカ本土からの需要も相まって好調で、全体の売上高、成約日数、成約中央価格において2020年を上回る実績に。また、コロナ禍においてハワイ滞在期間が以前より長期化しており、広さや立地においてより良い物件を求め高額帯の買い付けが入るなどの動きが見られた。
・2021年のハワイ・オアフ島の売上高は、2020年と比較し戸建てで17.9%増加、コンドミニアムで53.1%増加、全体では2020年より37.3%増加。
・2021年の売り出しから買い付けまでに要した平均日数は戸建てで9日、コンドミニアムでは12日。(2020年の平均日数は戸建てで17日、コンドミニアムで25日)
・2021年の戸建ての年間販売価格中央値は昨対比19.3%上昇の$990,000(約1憶1,250万円)。戸建ての60.8%が満額以上で成約。(2020年の満額成約率は31%)
・2021年のコンドミニアムの年間販売価格中央値は昨対比9.2%上昇の$ 475,000(約5,400万円)。
・2021年は戸建て、コンドミニアム共に$1,000,000(約1億1,370万円)以上の高額帯の売上高が増加。
構成/ino.