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「今日までの自分を洗い流して、明日生まれ変わるために」[Alexandros] 川上洋平さんと考える、ニューノーマル時代の「#センタク」とは

2022.02.16

「毎日の洗濯に、楽しみと悦びを感じて欲しい」。

そんな願いから、パナソニックと花王アタックがタッグを組んでスタートした「#センタク」プロジェクト。今回、このプロジェクトの一翼を担い、テーマソングを書き下ろした人気ロックバンド[Alexandros]の川上洋平さんに話を伺った。今回の楽曲に込めたその思いとは? そして、川上さんにとっての「洗濯」とは?

「洗濯をもっと楽しく」
2社の思いを、メロディーに乗せて

コロナ禍で洗濯の回数が増え、これまでなかった洗濯へのフラストレーションを抱える人も少なくない中、単に〝汚れを落とす〟〝菌を取り除く〟ということだけではない、洗濯の楽しさを訴求すべくスタートしたこのプロジェクト。

洗濯は未来への選択。
大切に着たい服。誰かに着てほしい服。毎日使うタオル。
洗濯はいつだって、これからを生きるための選択になる。
さぁ、洗濯に悦びを。

この思いをより多くの人に広めるべく、2社が#センタクプロジェクトのテーマソングを委ねたのが[Alexandros]。作詞・作曲を手がけた川上さんは、どんな思いで楽曲制作に挑んだのだろうか?

「お話をいただいた時、なぜ今回のプロジェクトが、商品ではなく洗濯に対する思想や理念を訴求していきたいのか? その核心の部分を、資料ベースだけではなく、お互い顔を突き合わせてじっくり聞くことができました。僕らアーティストも、楽曲をCDという商品にして売ってはいるけれど、本当に届けたいのはそこにある〝想い〟や〝熱〟なんですよね。単にモノとして消費するのではなく、アートとして受け取ってほしいし、その中にある考えや思想をシェアしたい。そういう点で、両社がこの企画に込めた願いに共感できましたし、やりがいも感じました」

そうして出来上がったテーマソング『日々、織々』。

どの家庭でも繰り返される、ありふれた行為とも言える洗濯を、どんなイメージで楽曲に落とし込んだのだろうか?

「僕が洗濯に対してまず抱いたイメージは、『慎ましさ』。今日までの自分を洗い流し、そして、明日また生まれ変わる。洗濯って、そのための尊い行為なのでは、と考えました。毎日淡々と続いていくことだからこそ、メロディーラインはいい意味で平坦に。〝清潔〟がこのプロジェクトのキーワードとなっているのですが、だからといって爽やかすぎる印象にもしたくなかった。〝清潔 〟に至るまでには、汚れもあるし、もしかしたら毒っ気もあるかもしれない。そこをくぐり抜けて、脱皮していく過程までも描けたらいいなと思って作りました。聴いた人が、『今日はどんな一日になるだろう?』と想像を膨らませて、良い予感を抱いてくれたらうれしいですね」

「洗濯は、悦びを見出せる行為」
コロナ禍が気づかせてくれた普遍的なものの尊さ

プロジェクトの発端となったのは、2019年に開催した「未来の洗濯について」をテーマにしたワークショップ。2社から40人近くが集まって、3日間、朝から晩まで議論し合った。その後、新型コロナウイルスの感染拡大により、各家庭で洗濯の回数や量が増え、これまで家事をしなかった人がその役割を担うことも多くなり、洗濯へのストレスも増えたという。まさに、日本の洗濯事情は一変したのだ。川上さんにとっても、洗濯に対する意識の変化はあったのだろうか?

「以前は、ご飯を食べる、寝ると言った、ごく当たり前の行為と同じように、洗濯を〝こなして〟いましたね。それがどんな意味を持つかなんて、考えたことがなかった。捉え方が変わったのは、やはりコロナ禍になってから。気軽に外食したり、人と会ったりすることが制限されると、それまで当たり前と思っていたことの尊さを身に沁みて感じたんです。そのひとつが洗濯でした。外出する機会が少ないからこそ、洗い立てのパリッとした服を身にまとう気持ちよさや、『今日はどんな服を着て出かけよう?』と思いを巡らせることの楽しさに気づくことができた。それを演出してくれるのは日々の洗濯。洗濯はこんなにも悦びを見出せる行為なんだということを実感しました。普遍的な行為こそ、大事にしていきたいなって……。それは、このプロジェクトのメッセージとも繋がりますよね」

さらに、自身の洗濯にまつわるエピソードについて、こんなことも語ってくれた。

「まだデビューする前、サラリーマンをしていた頃、バンドメンバー4人で共同生活をしていたんです。当然、洗濯機は1台。誰が先に洗濯するかで揉めることもありましたね(笑)。洗い上がった洗濯物を一枚一枚丁寧に取り出すヤツとかもいて、『お前が終わるまで待ってるんだから、早くしろよ!』とイラッとしたり……。洗濯の仕方に性格が出るもんだなと思ったのを覚えています」

「#センタク」プロジェクトに込められた
〝熱〟を感じてほしい

最後にDIME読者へ、ビジネスマンとしての経験もある川上さんならではのメッセージを届けてくれた。

「DIMEの読者は、30〜40代のビジネスパーソンが中心だと伺いました。僕も同世代だし、会社員として働いていた経験もある。〝何のために仕事をしているのか?〟の理由は、人によって様々ですよね。『この仕事が心底好きだから』という人もいるだろうし、『とにかく金が稼ぎたいから』って人だっているはず。僕は、そこに〝想い〟や〝熱〟が感じられれば、どんな理由だって素敵だと思うんです。『ただ金さえ稼げれば……』のその先に、〝大切な家族を養いたい〟という熱量があるなら、すごくカッコイイ。商品を売る上でもそう。僕は営業職だったのですが、競合とせり合う中でも、僕の熱量を感じて、『じゃあ君のところで買うよ』と言ってくれる人もいた。その時に、モノを買うというのはただ単に合理的な行為ではないんだなと思いました。だから、どんな職種であれ、しっかりとした熱量や、相手にとって何かしら感じ取れるものがあるということが大事だと思う。そういう意味で、このプロジェクトにはすごく熱がこもっています。その熱を感じ取っていただけたらうれしいですね」

洗濯は未来への洗濯。パナソニック×花王
「#センタク」プロジェクトとは?

コロナ禍にあって、これまで家族で兼用していたタオルを各個人用に用意したり、2〜3日に一度の頻度で洗濯していた部屋着を毎日洗ったりと、洗濯回数も量も増加の傾向に。それに伴い、失敗や困りごとも増えていることから、パナソニックと花王がタッグを組んで立ち上げたのが「#センタク」プロジェクト。「日々追われる家事のひとつである洗濯に楽しみや悦びを感じてほしい」。そんな願いを込めて、2021年10月19日(1000せん・19とく)を[洗濯を楽しむ日]記念日に制定し、活動をスタート。川上さんが楽曲提供したCMや、1019人のコロナ禍の洗濯に対する声を聞いた「#1019人のセンタクのホンネ」調査、洗濯の様々な疑問を解決する「#センタクマニュアルムービー」などで、ニューノーマル時代の洗濯(#センタク)をお届けしていく。

https://panasonic.jp/wash/sentaku.html

洗濯に関するちょっとした疑問やお悩みを解消したり、お役立ち情報や新常識を発信する「#センタク」マニュアルムービーを公開。

CMでは、真っ白なシャツを纏ってテーマソングを弾き語る川上さんが登場。思わず口ずさみたくなる軽やかな旋律は必聴!

商品情報

パナソニック 洗濯機

『NA-FA120V5』、『NA-VG2600L/R』においては、「温水スゴ落ち泡洗浄」や「自動槽洗浄」などを搭載。NA-LX129AL/Rはエマールなどのおしゃれ着洗剤タンクを搭載した「トリプル自動投入」を採用するなど、ほかにも充実の人気機能が搭載されている。これら3商品は累計出荷台数100万台を突破した、液体洗剤・柔軟剤自動投入搭載の人気シリーズ。

花王 『アタックZERO』

目指したのは、「落ちにくい汚れ」、「生乾き臭」、「洗剤残り」ゼロへ!
アタック液体史上最高の洗浄力で、汚れが落ちにくい化学繊維にも高い洗浄力を発揮。

[Alexandros]プロフィール

川上洋平(ギター&ボーカル)、磯部寛之(ベース&コーラス)、白井眞輝(ギター)、リアド偉武(ドラム)からなる4人組バンド。2007年より本格活動。数多くのロックフェスでヘッドライナーを務め、ドラマ、CM、映画などへの楽曲提供も多数手がける。2015年3月リリースの「ワタリドリ」は、YouTubeとストリーミングの総再生回数3億回越えの代表曲に。2020年にはデビュー10周年を迎え、昨年3月には初のベストアルバム『Where’s My History?』を、続く5月にロングヒット中のシングル「閃光」をリリース。さらに今年第一弾シングルとして、2月16日にニューシングル「Rock The World / 日々、織々」のリリースが決定している。「日々、織々」は「#センタク」プロジェクトのCM楽曲。

現在川上氏がナビゲーターを務めるTOKYO FM「おと、をかし」(毎週土曜15:00〜15:25)では、毎回リスナーのリクエストの中から、今の気分に合う曲を「#センタク」して届けている。
https://alexandros.jp
https://www.tfm.co.jp/okashi/

取材・文/坂本祥子  撮影/深山徳幸

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