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「サステナブルツーリズム」を満喫できる国内の観光スポット3選

2022.02.02

「サステナブルツーリズム」とは、その名の通り「持続可能な観光」を指す。近年、観光地の開発が進むにつれ、現地の環境汚染や自然破壊などが問題視されるようになったことで、観光地本来の姿を持続可能にしていこう、といった動きが出てきている。

サステナブルツーリズムの歴史

サステナブルツーリズムという概念が広まった背景には、「マスツーリズム」があると言われている。マスツーリズムとは、富裕層が楽しむものとして位置付けられていた観光・旅行が、第2次世界大戦後の経済発展により、大衆化した現象のことを指す。

観光の大衆化により、観光地は経済的な恩恵を受けると同時に、環境汚染や自然破壊などの問題も進行させた。「サステナブル」という言葉自体が使われるようになったのは最近だが、「持続可能性」という概念自体は1980年代に既に誕生していた。

2000年代に入り、いよいよ環境問題が深刻化してきたところで、途上国の社会開発を目標としたMDGs(Millennium Development Goals 「ミレニアム開発目標」)が採択される。

2015年にMDGsの後継として、今度は先進国の社会課題の解決も含めたSDGs(Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」)が誕生。日本でもサステナビリティが重要視され始め、旅行系企業や地域がサステナブルツーリズムに本腰を入れ始めている。現在日本では、その地域が取り組んでいる環境保全を学び、コンテンツとして楽しむ新しい旅の形が増えてきている。

サステナブルツーリズムを感じられる国内スポット事例

では実際に、日本国内のサステナブルツーリズムを感じられる地域は、どのような取り組みをしているのだろうか。

持続可能な観光地の認証団体である、オランダのNPO「Green Destinations」は、毎年「Sustainable Destination TOP100」(サステイナブルな旅行先トップ100)を認定しているが、日本からも12市・地域が入選している。

2021年度は、北海道ニセコ町、岩手県釜石市、京都市、奄美大島、阿蘇市、長良川流域、七尾市および中能登町、那須塩原市、佐渡市、小豆島町、豊岡市、与論島。具体的にどのような取り組みが行われているのか、2020年度から2年連続で選ばれている地域の事例を紹介していきたい。

ニセコ町|ニセコルールで持続可能な安全を

出典:ニセコビレッジ

SDGs未来都市(※)にも選ばれている北海道のニセコ町。2020年7月には、町長より議会にて「ニセコ町気候非常事態」が宣言され、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)を目指すことを表明した。

※SDGs未来都市:SDGsへの取り組みの成功事例を普及する目的で、2018年度から毎年30都市程度を選定。

そのようなニセコ町は、スキーヤーやスノーボーダーから愛されている聖地とも言える場所。サラサラとした「パウダースノー」で有名なため、海外からも多くのファンがいる。

だが、1980年代は国内で最も雪崩による死亡事故の多い山でもあった。そこで人々が安心安全にウィンタースポーツを楽しめるよう、スキー場外の事故防止のために「ニセコルール」が設けられた。「ロープをくぐってスキー場外を滑ってはならない」「立入禁止区域には絶対に入ってはならない」など、観光客の安全を守ることで持続可能な観光地を目指している。

岩手県釜石市|みちのく潮風トレイルは「人と自然の共生」を象徴

出典:環境省

岩手県の海沿いに位置する釜石市は、海上の風力や波力、海流などの特性を活かす海洋再生エネルギーの研究開発に積極的に取り組んでいる地域である。

また、岩手県の海沿いに作られた「みちのく潮風トレイル」は、持続可能な地域を作り、豊かな自然と地域の暮らしを未来に引き継ぐために環境省が策定した「グリーン復興プロジェクト」の一つの取り組みでもある。

みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸までを繋いでいる。「人と自然の共生」を象徴する道として、震災の記憶や自然との共存を持続可能にしているのだ。

京都市|混雑・マナー問題に向き合い、地域と観光客の調和を図る

コロナ禍になる前は外国人観光客も多く訪れ、賑わいを見せていた京都。「オーバーツーリズム」の課題を抱えるほど観光が盛り上がっていた一方で、混雑やマナーなどが問題視されていた。

現在は閑散としている京都だが、観光需要が戻ってくるとまた同様の問題を生んでしまうことが懸念され、京都市観光協会(DMO KYOTO)は、2020年11月に京都市との連名で「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を発表。京都が京都であり続けるための、「持続可能な観光」を目的に定められた行動基準である。

この行動基準は、事業者向けと観光客向けに作られている。例えば、市民生活と観光が調和するよう、事業者が観光客に対して地域のルールや習慣を伝え、反対に観光客にも、それらに理解を示すよう策定されている。

その地域と観光客の、互いに尊重できる関係を目指すための行動基準である京都観光モラル。オーバーツーリズム問題を抱えていた京都ならではの、サステナブルツーリズムと言える。


世界的にトレンドにもなりつつあるサステナブルツーリズム。地域のサステナビリティを学ぶことに価値を感じる人が増えれば、新たな旅の形が日本でも受け入れられていくかもしれない。

参考
持続可能な開発|国連広報センター
サステナブルとは?SDGsに向けた世界の取り組み|ベネッセ
サステイナブルツーリズムとは?|JTB総合究所

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