
ストローがフィルターになるという新発想
どんなに忙しい朝でも、自分で淹れた一杯のコーヒーは欠かせない、という方は多いはず。
でも、寒い朝に、コーヒーメーカーやドリッパーをセットしたり、片づけたりといった作業は正直面倒…そんな方におすすめしたいのが、「ReCo」だ。
「ReCo」の見た目は、約20cmのステンレススチール製のストロー。口をつける側は、BPAフリーのシリコン。その反対側の先端部は太くなっていて、細かい網目がびっしりと刻まれている。また、ストローの長さに合わせた洗浄ブラシが付属する。
実はこの製品、コーヒーメーカーもドリッパーも必要とせずに、本格的なコーヒーを淹れられるというすぐれモノ。
種を明かすと、先端部の網目がコーヒーフィルターの代わりをする。
つまり、コーヒーの粉をカップに直接入れ、お湯を注ぎ、あとはこのストローで飲むだけ…という、ありそうでなかった新発想の製品だ。
実際に使ってみると…
こんな単純なモノでちゃんとコーヒーができるのか…? 正直そんな疑問が頭をよぎったが、現物を入手して確かめてみた。
まずは、コーヒーの粉とコーヒーカップを用意。ドリッパーを使う場合と同分量(約10g)のコーヒーの粉を入れる。それからお湯を注いでかき混ぜ、しばし蒸らす。
で、「ReCo」を入れて、ストロー口から飲んでみる。
「おぉ、まっとうなコーヒーの味がする!」。思わず率直な感想が漏れる。いつものドリッパーで淹れたコーヒーと、まったく遜色ない風味を口の中に感じる。ほんの少しでもコーヒーの粉が口に入るかと案じたが、フィルターは完全にシャットアウトしてくれた。
コーヒーフィルターを使わない分節約になるし、ゴミも減らせる。シンプルゆえ地味に時短効果がある。なんだか2倍3倍得した気分で、コーヒータイムを満喫できた(ただし、熱いコーヒーを勢いでストローで吸い込まないよう注意)。同じ要領でお茶やハーブティーを淹れることもできるし、脱プラスチックを意識して普通にストローとして使ってもいい。
朝が忙しいビジネスパーソンはもちろん、キャンプなどアウトドアシーンでも重宝できる便利アイテムだと思った。コーヒー通にも、おすすめできそうだ。
「ReCo」の取り扱い元は、貿易などを主業とするフェニックス合同会社(東京都)。「テレワークで自宅でのコーヒーを飲む機会が増えた中で、もっと気軽に簡単にコーヒーが飲みたいという単純な発想」から、この製品に注目したという。
現在「ReCo」は、クラウドファンディングサイト「machi-ya」のプロジェクトページにて、早割価格で予約販売されている(1個だと8%オフの2650円)。コーヒー好きならチェックしておいて損はないだろう。
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文/鈴木拓也(フリーライター)