
ユーグレナ「お酒に強い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」
ユーグレナは、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「お酒に強い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を公開した。
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービス。
体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直すヒントに役立てることができる。
今回、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いて、「二日酔い(SNP:rs671)」という項目を解析した。
遺伝子解析項目「二日酔い」は、少しのお酒でも二日酔いになりやすいかどうかに関する項目で、「お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ(遺伝子型:GG)」、「お酒を飲むと二日酔いになりやすいタイプ(遺伝子型:AG)」、「そもそもお酒が飲めないタイプ(遺伝子型:AA)」の3つのタイプがあります。今回の調査では、この遺伝子(SNP:rs671)の型のなかで、相対的にお酒に強いと想定される遺伝子型(「お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ(遺伝子型:GG)」)に該当する人の推定割合を都道府県別に算出し、数値化。
上記の解析結果より、お酒が強い遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 青森県、2位 沖縄県、3位 岩手県、4位 秋田県、5位 山形県という結果になった。また、上位に東北エリアが多く、下位に近畿エリアが多くなる傾向が分かった。
調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析を元に調査
調査対象:「ジーンクエストALL」、「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:21,371人
調査時期:2020年5月
調査項目:ゲノムデータ:「二日酔い(SNP:rs671)」の項目について、「お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ(遺伝子型:GG)」の推定割合を都道府県ごとに算出
■二日酔いに関する遺伝子型について
今回対象にしている項目「二日酔い(SNP:rs671)」は、アルコールの分解に関わるALDH2(アルデヒドデヒドロゲナーゼ)という遺伝子に存在する遺伝子型。
検査結果が「そもそもお酒が飲めないタイプ(遺伝子型:AA)」は、遺伝的にALDH2がほとんど、または全く働かない体質。お酒が飲めない人が飲める人と同じ量を飲んでしまうと、病気のリスクが高まる要因にもなることがわかっているため、自分の身体にあった量を飲むことが大切。
遺伝子解析項目「二日酔い(SNP:rs671)」に関して、日本人の54.4%の遺伝子型が「お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ(遺伝子型:GG)」。自身のタイプが気になる人は、「遺伝子解析サービス」でチェックしてみては。
※この調査は、飲酒習慣のない人に飲酒を推奨するものではない。自身の判断で、節度ある行動を心がけること。
■「ユーグレナ・マイヘルス遺伝子解析サービス」について
個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて300項目以上の遺伝子型を解析するサービス。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにできることをチェックできる。
https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/
構成/DIME編集部