
仕事のプレゼン用スライドを作成するツールとしてよく用いられているのが、マイクロソフトの「PowerPoint」。〝パワポ〟が使いやすいのはみなさんご存じかと思いますが、無料の代替アプリもあるんです!
今回は、PowerPointと同様に、スライドの作成に便利な「Google スライド」の使い方について紹介していきましょう。
Google スライドの便利なポイント! PowerPointとの違いは?

POZNAN, POL - MAY 6, 2020: Laptop computer displaying logo of Google Slides, a presentation program developed by Google
グーグルが提供するアプリとして有名なのはWordの代替になり得る「Google ドキュメント」や、Excelの代替として利用できる「Google スプレッドシート」などでしょう。
今回紹介するGoogle スライドも、ビジネスシーンで便利なMicrosoft Officeソフトの代わりとなるアプリシリーズの仲間として知られています。
先にも少し触れた通り、Google スライドは無料で利用できるサービスとなっており、誰でも気軽に使えるのがポイント。PowerPointとの大きな違いともいえるでしょう。
また、Google スライドのデータは、Googleアカウントに紐づいてクラウド上に保存されます。つまり、同じGoogleアカウントでログインしているスマートフォンやタブレット、パソコンでデータを簡単に同期できるので、いつでも作成したスライドを手軽に確認できるのも特徴となっています。
Google スライドは、PowerPointと互換性があるので、Google スライドで作成したスライドを、PowerPointの形式でダウンロードし、編集することも可能。逆にPowerPointで作成したスライドを、Google スライド上で編集することもできます。
Google スライドの基本的な使い方を確認してみよう
では、具体的にGoogle スライドの基本的な使い方となる、スライドの新規作成方法を見ていきましょう。今回は、Windows 11を搭載したパソコンのChromeブラウザを使用していきます。
なお、MacシリーズやChromebookの場合は、操作方法に若干違いがあります。
Chromeブラウザで新しいタブを開き、右上の「アプリ一覧」を開くアイコンをクリックします。(下図参照)
デフォルト設定の状態であれば、「スライド」のアイコンがあるので、これをクリックします。
「新しいプレゼンテーションを作成」から「空白」をクリックすると、白紙のスライドが表示されます。テンプレートを選択すると、ある程度作成済みのスライドがそのまま使用できるので、こちらを使用するのもOKです。
1枚目のスライドが表示されています。自由にタイトルやサブタイトルを入力しましょう。右側の「テーマ」を使用すると、スライドのデザインを変更することができます。
上部のタブから、「挿入」をクリックすると、画像や動画、図形を差し込むことができます。
左上の「+」アイコンをクリックすると、新たなスライドが作れます。文字入力や図形の挿入を繰り返し、自由にスライドを作成していきましょう。
タブの上部に表示されている「無題のプレゼンテーション」をクリックすると、作成しているスライドに名前を付けることができます。
作成しているスライドは、パソコンがインターネットに接続されていれば常にGoogleアカウントに同期されるため、保存するといった操作は必要ありません。
Google スライドはほかのユーザーと共有して同時編集できるのもポイント
Google スライドは、URLをほかのユーザーと共有することで、簡単に同時編集が行えるのも特徴の1つ。テレワークを導入し、同僚と顔を合わせる機会が少なくなっているという人にもピッタリの機能です。
作成中のスライドの右上に表示されている「共有」をクリックします。
まだスライドに名前を付けていない場合は、ここで名前を付けましょう。
「ユーザーやグループを追加」に、スライドを共有したい人のGoogleアカウント名やGmailアドレスを入力し、「完了」をクリックすれば、共有できます。
URLを共有する場合は、右下の「リンクをコピー」をクリックすることで、URLをコピーできるので、共有したいユーザーに別途URLを伝えましょう。
下部に表示されている「リンクを知っている全員」をクリックすると、スライドを共有している人が“どこまで編集できるか”を設定することができます。
「閲覧者」は共有している人がスライドを確認できるものの、編集は加えられない状態、「閲覧者(コメント可)」は、共有者が編集はできないものの、コメントを書き加えることが出来る状態、「編集者」は、共有者が自由に編集できる状態となります。
※データは2022年1月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦