ダイニングテーブルで仕事をする在宅ワーカーが急増し、「集中できない」「疲れる」など様々な課題が見えてきた。例えば、限られた空間で個のスペースを確保するには、本棚や植物などを衝立のように利用し、ワークコーナーを作るのも有効なのだ。またオンとオフの切り替えのためにも、終業後はパソコンや資料が目に入らないよう、収納ボックスやキャリー付きのワゴンなどを活用するのも手。また、家族だからリスクは少ないとはいえ、紛失防止、セキュリティーのためにも、鍵付き収納ボックスがあると安心だ。
【POINT1】家族の利用頻度が高いキッチンから仕事場となるダイニングテーブルを切り離す
ほとんどの家庭では、キッチン近くにダイニングテーブルを設置しているが、キッチン横は家族全員の動線となって人の出入りが気になるので、極力キッチンから離したほうがよい。また、ウェブ会議中、キッチンに出入りする家族の映り込みや炊事の音が伝わるといった不測の事態にも慌てずにすむ。
仕事に最適なダイニングテーブルの選び方
新たにダイニングテーブルを購入するなら〝奥行き800mm〟がおすすめ。部屋が広く見え、ダイニングテーブルとしての機能にも優れている。横幅は少しでも長いほうが作業効率が向上する。
【POINT2】集中しすぎを解消!ダイニングテーブルは日当たりのよい窓際に配置
ダイニングテーブルを日当たりのよい場所へ設置すれば、やわらかい自然光の中で仕事ができる。また、外の明るさから時間の経過が把握できるほか、時折、遠くの景色を見て気分転換できるメリットもある。ただしPC画面に直射日光が当たらないよう注意したい。
通常、日の当たる最も居心地のよい場所にリビングを設けるが、それをダイニングと逆転。生活の基盤となる〝職場〟となる場所に重きを置く必要がある。
余裕があれば、ダイニングの横により集中できる机を設けたい。共働きであれば、仕事中に互いが視界に入りにくくなるのも利点だ。
【POINT3】共用空間だからこそ必要!仕事道具の収納スペースになるアイテムを活用する!!
家族で過ごす生活空間に書類やPCが放置されていると、破損や紛失の危険があるばかりでなく見た目も悪い。収納スペースを確保したり、市販の収納ボックスを利用したりして、個別でしっかり管理しよう。
収納上手は仕事上手。仕事で使用したものがすぐにしまえるよう、新たに収納場所を作っておくとよい。
重要な書類や家族に触れられたくないPCなどは、鍵付き収納ボックスに入れれば安心だ。
取材・文/編集部