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茶色く変色しただけで捨てられるバナナを救え!フードロス問題に挑む「大人なバナナプロジェクト」

2022.01.27

バレンタインシーズンのチョコレート購入の目的が「友チョコ」「自分へのごほうび」、そして「特別なチョコレートが世界中から集まるイベント」と多様化する時代。それに呼応するように、バレンタイン向け商品の傾向も変化しています。ここ数年キーワードとして登場しているのが、「サステナブルなチョコレート」。

チョコレートの原料となるカカオ豆の生産現場の労働環境にも注力したもの、購入金額から寄付されるものなど、購買層に訴えかける新たな魅力としても機能しています。

バナナのフードロス削減につながるサステナブルなコラボレーション

関東の髙島屋各店舗で2022年1月26日より順次始まる年に1度のショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」でも、「日本初上陸」「“気分のあがる”ラグジュアリーなショコラ」などの様々なテーマのなかに「サステナブルなショコラ」があります。

なかでも今年注力しているのが、サステナブルなバナナを使ったチョコレート。今回はその食材の手配に、現在社会人1年目と、大学4年生の4人組で活動する「大人なバナナプロジェクト」が参加しています。

「大人なバナナプロジェクト」は2019年9月に当時は大学生だったメンバーが始めたもので、熟したバナナは甘みも強く、栄養価も高いという魅力を伝え、そこから食品ロスや環境問題についても考えてもらう活動をしています。

「大人なバナナ」とは、皮の部分が茶色く変色してしまっているが、熟しただけで中はまだまだ食べられるバナナを指しています。日本ではバナナを海外からまだ皮が青い状態で輸入し、販売しているが、皮に傷がついていたり茶色の斑点が出るとまだ食べられるものでも処分されている現状がありました。

大人なバナナプロジェクトによるバナナの現状についての解説

「バナナって日本で一番食べられている果物で、わざわざ海外から輸入しているのに、美味しい状態で捨てられてしまうのはもったいない」(大人なバナナプロジェクト メンバーの北本真唯さん)

スウェーデン留学中に食料削減プロジェクトに参加し、フードロスについて日本でも何かできるのではないかと考えた北本さんを中心に、学校での学びや生活のなかで環境に対する問題意識を持っていたメンバーが集まり、社会人になったいまも継続して活動しています。

大人なバナナプロジェクトのメンバー。写真左から中䑓千智さん、北本真唯さん、北川桃子さん、草野菜月さん

SDGsやサステナブルに関心の高いZ世代のチームと企業をつなぐ

今回のコラボレーションの企画を担当したのは、髙島屋 MD本部 食料品部 バイヤーの森下由佳子さん。「大人なバナナプロジェクト」をコラボ相手に選んだ理由について、SDGsやサステナブルに関心の高いZ世代と取り組むことで、感度の高い同世代を始めとして多くの注目をより集められるのではと考えたからでした。

「情報収集をするなかで、バナナのフードロスに着目して活動をされている彼女たちの情報を入手し、コンタクトを取りました。実際にお会いしてお話を伺ったことで、フードロス削減に貢献でき、お客様に対しても伝わりやすい企画が立案できる!ということを確信出来たため、取り組むことを決定いたしました」(髙島屋 森下さん)

そこで、森下さんからコラボレーション相手として希望するチョコレートブランドに対し、企画の主旨と大人なバナナプロジェクトの活動内容をプレゼン。バナナとチョコレートは素材として相性が良いこともあり、各社から快諾され、企画の実現へとつなげたそうです。

サステナブルなバナナを使って作られた髙島屋限定で販売されるチョコレート製品。

一方で大人なバナナプロジェクト側からはバナナが廃棄される拠点を紹介してもらい、その拠点から品質には問題ないものの、傷などがあることで流通に回らず捨てられる予定だったバナナを調達。そのバナナの一次加工の手配をし、チョコレート製品に使う原材料として提供。

この試みはチョコレートファンの心も掴んだようで、店頭での発売を前にオンライン分が完売する商品も出ています。

小樽洋菓子舗ルタオ 「ケークオバナーヌ」
¥1994

シルスマリア「大人なバナナ生チョコレート」(20個入り) ¥2160

仕事以外の活動を持つことが人生をより豊かにしている

髙島屋の店舗やオンラインを通じて全国に販売される商品へと「大人なバナナ」を昇華できたことについて、大人のバナナプロジェクトのメンバーも喜びを感じているといいます。

活動開始から2年を経て社会人となったメンバーもいるため、現在の活動は休日のみとなっていますが、会社員とは違う場を持っていることはいい影響が多いそうです。

「私はまだ学生で春から社会人なんですけど、ひとつの会社で関わる人間って限られていると思います。でも、この活動を通じて、普通のビジネスでは関われないメンバーや企業との出会いが刺激になって、私自身成長できています」(大人なバナナプロジェクト 草野さん)

Z世代マーケティングという上辺の言葉で片づけてしまうと、キラキラ写真映えする商品の開発と勘違いされがちですが、その実は自分たちがちょっと手を伸ばしてできる範囲から環境や社会を良くしていこうという活動。大きな分かれ目となっているのが、その発信力です。

「大人なバナナプロジェクト」の場合、自分たちの活動をインスタグラムを中心に発信したことで、メディアからの取材を受けたり、今回のコラボレーションにもつなげてきました。

「発信していたら、見つけてくれる人がいる」(大人なバナナプロジェクト 北本さん)

小さな発信でもそこにしっかりとした想いがあり、そこに共感を得られれば、デジタルツールを通じて遠く広く届く時代。その一歩に躊躇しないことが、社会を少し良くしたり、

ひいては自分の視野や人間関係も豊かにしてくれる。

「仲間と力を合わせて自分たちがやりたいことをでき、プロジェクトを続けていることでといろんな方と知り合えたり、人生においてすごいいい影響をいただいていると思います」(大人なバナナプロジェクト 中䑓さん)

取材・文/北本祐子


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