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心理学の専門家に聞いた不登校の子を持つ親への3つのアドバイス

2022.01.27

「不登校のわが子への接し方」について調査

親子関係心理学の専門家・三凛 さとし氏は、小中学生の子どもを持つ、30歳以上50歳未満の男女全国5,396人を対象に「不登校のわが子への接し方」について調査した。

不登校児童・生徒の割合、小学生4.4%、中学生8.0%!

小中学生の子どもを持つ親に「お子さんは不登校か」尋ねたところ、小学生は4.4%、中学生に至っては小学生の約2倍の8.0%もいることがわかった。

小学生では『生活リズムの乱れ・遊び・非行』、中学生では『体調不良』が不登校になったきっかけ1位

不登校の子どもを持つ親に「お子さんが学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ」を尋ねた。小学生の親で多かった回答トップ3は、「生活リズムの乱れ・遊び・非行」(22.7%)、「いじめや嫌がらせ」(21.4%)、「学校に行く必要がないという親の考え」(16.2%)となり、中学生では、「体調不良」(27.5%)、「友人関係の問題(いじめや嫌がらせ以外)」(26.8%)、「いじめや嫌がらせ」(22.2%)となり、「いじめや嫌がらせ」以外では小中学生できっかけがかなり異なっていることもわかった。

また、ストレスや学校がつまらない、家族に感染させないためなどコロナがきっかけとなったケースも見られた。

子どもとのコミュニケーション時間、小学生の『増加』に対し、中学生では『変わらず』

次に、「お子さんが不登校になる前と今とでは、コミュニケーションを取る時間に変化はあるか」を尋ねたところ、小学生の親御さんの「増えた」(47.4%)に対し、中学生では「変わらない」(49.0%)が最多となった。

不登校生徒を持つ親の6割が『どうしたらよいか分からないから好きなようにさせている』

続いて、「お子さんの不登校を改善するために、どのようなことをしているか」尋ねた。最も多かった回答は、小学生、中学生の親御さん共に「どうしたらよいか分からないから好きなようにさせている」(小学生:36.4%)となり、中学生に至っては60.1%もの親が悩んでいることがわかった。

三凛 さとし(さんりん さとし)氏が不登校の子どもを持つ親へアドバイス3つ!

1.受け入れる、問題視しないこと

もう、学校教育を受けても子どもの人生が豊かに幸せになる時代ではありません。いい学校に行って大企業に入ることが幸せの道であった昭和時代からは状況が大きく変わり、いい大学を出ても、大企業に入っても、60歳まで安泰という時代ではないのです。

昔は、「ゲームは1日1時間まで!」など遊びを制限するような親御さんが多かったですが、今は、むしろゲームや自分の「好きなこと」が上手い方が勉強のできる人よりもお金も稼げるし、自由に豊かに生活できる時代になりつつあります。

これからも、Eスポーツがさらに盛り上がったり、メタバースなどバーチャルな空間の価値が上がったりしていくことで、どんどんこの傾向は高まります。

もちろん、学校でしか経験できないこともありますが、学校に行くことで、学業を勉強することよりも社会に出た後に必要な経験は後回しになってしまうかもしれません。

今の世の中、中卒でも高卒でもネットを通じて価値を世の中に提供し、人々に喜ばれ、たくさんお金を稼いでいる人はごまんといます。

私は不登校の経験はなく、むしろ頑張って大学を2つも卒業するなど学校学歴大好き人間だったのですが、今振り返ってみると、正直、起業家としては結構無駄な時間を過ごしたなと感じます。

学校教育は決して幸せで豊かな人生を送る方法は教えてくれません。あえて刺激的な言い方をするなら、優秀な社畜サラリーマンを大量に養成するところです。

大企業に入っても60歳まで安泰という時代ではない中、優秀なサラリーマンの教育を受けるよりも、若い時から自分の好きなことを探求追及する方がよっぽど将来のためになる時代です。いっそ、そんなサラリーマン養成教育を受けたくないと感じる高いセンスを褒めるくらいでちょうどいいと思います。

2.否定しない、押し付けないこと

アンケートの結果を見て、多くの親御さんが「好きなようにさせている」と回答されていることを素晴らしいと思いました。

上記でもお伝えした通り、今の親世代が生きていた時代と今の時代では前提条件が全く異なります。今の子どもたちに30年、40年前の常識をもとにアドバイスしても、そもそもの常識が時代遅れである可能性が高いです。

そこで、「好きなことをさせている」ことは素晴らしいことなのですが、もし普段、お子さんが不登校だということを問題視したり、小言を言ったりしているのであれば、その認識と言動を変えていただきたいと思います。

今の時代に不登校を選ぶということは、自分に合わない場所を避けるという意味ですから、「自分の気持ちを大切にしている」ということですよね。

昭和は、国や会社が個人を守ってくれたので、自分の気持ちを抑えてでも全体や社会に合わせた方が安全安心でいられた時代ですが、今はそういう時代でもないですし、「好きなことで生きていく」という言葉がトレンドになる程、個人の幸せや個人が生み出す価値が評価される時代です。

学校という全体主義の場所からあえて外れて、自分の人生と向き合うという意味で、不登校もその子どもにとっては意義のあることですし、その経験をすることで将来、その子が社会的に成功する要因になる可能性もあります。

例えば、不登校や引きこもりを経験した成功者は調べればたくさんいらっしゃいますが、その人の成功もまた、不登校や引きこもり時代の経験が何らか影響しているはずです。

世間的には、不登校や引きこもりは悪いこととされ、問題視されていますが、これからの時代、学校に行かないと幸せで豊かな人生を送れないなんてことは一切ありません。

ですから、親として、不登校のお子さんには「不登校を選んだあなたのセンスは素晴らしい」「学校だけが世界ではない」「もし学校に行きたくなったらまた行けばいいけど、必須ではない」「あなたが心底好きなことが学校にないのであれば、いく必要は全くない」というように、常に子どもを否定せず、親子揃ってこの不登校の状況だからこそ得られる恩恵に目を向けると良いと思います。

3.自分自身が人生に遠慮せず、生き生きと人生を謳歌すること

子どもは親の背中を見て育ちます。時々、親としてどうするべきかとなやむ親御さんに出会うことがありますが、答えはシンプルです。

親御さん自身が自分人生に遠慮せず、やりたいことをやりまくって、自分の夢や願いも叶えまくって、幸せで豊かな人生を生きていれば、お子さんはそれを真似します。

反対に、親御さんが自分の人生に遠慮して、本当はやりたいことを我慢したり、自分たちの人生は大したことがないという態度でいたりすると、それもお子さんはそっくりそのまま真似します。

これを精神医学の権威である故エリックバーン博士は「子どもは親のテープレコーダー」という言葉で表現しています。お子さんが不登校になったことを気に病み、親としてどうするべきか常に悩んで過ごしていると、子どもはどんどん罪悪感を抱き、自分は親にとってのお荷物なんだと委縮してしまいます。

また、自分が本当にやりたいことや実現したいことを「親だから」という理由で我慢して自分の気持ちをないがしろにしていると、お子さんも自分のやりたいことを我慢して自分の気持ちをないがしろにするようになります。

だからこそ、親のあなた自身がとにかく幸せに豊かに生きる姿を見せる方が、子どもにとっては好影響を及ぼします。

三凛 さとし(さんりん さとし)プロフィール

合同会社serendipity代表。YouTubeチャンネル登録者数9万人以上の親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。NYにてホームレス寸前の生活を経て不動産ビジネスで成功し、のちに個人の才能開花や経済的成功を指南するライフコーチングを開始。開始したオンラインプログラムを通じ、延べ9万人以上の人生好転をサポート。YouTubeチャンネルやオンラインスクール「目醒めの学校」を通じて、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。2021年には、世界的企業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの日本初講演にてインタビュアーに抜擢される。

調査概要
調査期間:2022年1月12日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:小中学生のお子さんを持つ、30歳以上50歳未満の男女
サンプル数:5,396人(内訳:小学生の親 3,481人、中学生の親 1,915人)
※合同会社serendipity 調べ

構成/DIME編集部


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