本連載も40回目に突入! 美容室を経営するご夫妻宅で、オンとオフをどのタイミングで切り替え、どのように家事シェアを成立させているのか伺った。
〜晝間(ひるま)家PROFILE〜
[夫]喬さん
美容師・45歳。掃除、洗濯、料理など家事全般を担当。朝と夜遅い時間帯、妻が仕事中や育児で手が離せない時にメインとなって動く。
[妻]綾香さん
美容師・30歳。掃除、洗濯、料理など家事全般を担当。子供の世話をする時間が夫より長いため、子育てと家事、仕事で目まぐるしい毎日。
[子]栄太くん(8歳)、理汰くん(6歳)、汐夏ちゃん(4歳)
元気でわんぱくな男子2人と、おしゃべり大好きな末っ子女子からなる3兄妹。活発に走り回って遊ぶかたわら、多忙な両親の家事手伝いをする機会も増えてきた様子。
接客+家事育児状況変化に柔軟に対応
埼玉県秩父市にある美容室『コーラル』は、築66年の家屋をリノベーションした古民家風サロンだ。隣町からも常連客がやってくるこの人気店を経営するのは晝間喬さん・綾香さん夫妻である。サラリーマンと違い、自宅のほかに店舗の片づけや掃除も必須となる。
「うちは夫婦ふたりで切り盛りしていますから、店を閉めた後は、私が店の掃除や片づけをしています」(喬さん)
自宅にはやんちゃ盛りの子供3人が待っている。食事の準備や学校関連のチェック、遊び相手になる、寝かしつけ……など、親業には終わりがなく、自宅の掃除や洗濯などは、わずかな隙間時間にこなしているのが実態のようだ。
子供たちの習い事の送迎は基本的に妻・綾香さんが行なっている。夕方いったん店を抜け、習い事に送り出した後、買い物や夕食の準備をし、店に戻って顧客対応をすることもある。もちろんその逆もあり、夕方、妻に客が入っている時は、夫が家事や子供の送迎を代わることもある。家事シェアに分野の別はなく、いつでも互いに融通が利く態勢を心がけているため、細かな家事スイッチが実現可能になるのだ。
「店舗と自宅、子供たちの学校が比較的近くにあるので、何とかこなせている状況です」(綾香さん)
喬さんは「休日にまとめて家事をこなしたいが、それもなかなか難しい」と苦笑する。
「土日は仕事なので、定休日はできるだけ子供たちの遊び相手をしてあげたいと思っています。なので結局、家事は子供が寝てからやることになるんですよね」
夫婦が営むサロンでは、夕方以降、妻は家事育児にシフトし、夫がひとりで接客している。
晝間家の家事シェアDATA分析
育児優先でスムーズに家事交代
子供の生活リズムを大切にし、家事はできるほうが何でもやるのが基本。朝、妻が子供の世話をしている間に夫が掃除や洗濯をし、夜は仕事が終わったほうが食事の仕度をする。
家庭用ウオーターサーバーの利用実態
出典:2021年7月マイボイスコム調べ
家庭用ウオーターサーバー利用経験者は全体の1割強、現在の利用者は約4%と少数派。水道水やミネラルウオーターなどで十分満足、という人が圧倒的多数のようだ。
これがあるからうまくいく!家事シェアITEM
ウオーターサーバー『富士山の天然水』
晝間家では12L入りの天然水を毎月4~5パック消費している。「子供たちが水をたくさん飲みますし、熱いお湯も出るので、料理にも使いやすくて便利です」(綾香さん)
取材・文/大津恭子