
クロス・マーケティング「新型コロナウイルス生活影響度調査」
クロス・マーケティングは、新型コロナウイルスが消費者の行動や意識に与える影響の把握を目的として、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「新型コロナウイルス生活影響度調査」を第1回(2020年3月12日~13日)から定期的に実施。
2021年12月の第26回は、世界中でオミクロン株が猛威を振るう中、日本では感染者数が低くおさえられている12月24日~26日に調査を行ない、人々の意識・行動について分析した。
【新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度】
定点指標の「直近1週間の不安度」は6p増の32%、「将来に対する不安度」は3p増の46%である。「直近1週間のストレス度」は、若干増の40%でありいずれも増加に転じた。<図1>
項目別の不安度では、「感染がわかったあとの周囲の反応」「自分が感染する」「終息時期が見えない」「重症患者増加による病床逼迫」が先月より2p前後の上昇。感染力の強いオミクロン株感染者が日本でも確認されたことに伴い、不安度は高まった。<図2>
【外出条件と外出時期】
国内の範囲を問わず自由に外出できる条件としては、「感染者数が低い水準ならば」が55%と高く、特に30~60代女性では6割を超える。
一方、「ワクチン接種の進行による」は20%であり、ブレークスルー感染者の確認やワクチン3回目接種も進んでいないことが背景にあると推察される。<図3>
また、気がねなく外出できる時期を行先別に聴取し、5割を超える人が「外出可能」とする時期を確認した。調査時点で国内において”すでに行ってもよい”場所は、「飲食店」 「友人・知人・恋人に会う」 「家族に会う(帰省する)」 「アウトレットモール・ショッピングモール・百貨店」など。
今年の1-2月には「博物館・美術館」「水族館・動物園・植物園」「映画館・演劇場」など。最も5割到達が遅いのは、5-6月の「音楽イベント」「お祭り・花火・音楽以外のフェスティバル・イベント」と大勢が集まる大規模イベントがあがった。<図4>
【コロナ前と比べた外出に対する気持ちの変化・移動手段】
コロナ禍により”行きたいと感じる気持ちが強まった”外出先は、「友人・知人・恋人に会う」 と「県境を越える国内観光旅行」がいずれも27%。体験や経験を代替手段で楽しめない(満足できない)のは、 「県境を越える国内観光旅行」23%などである。<図5>
2021年11月調査と比較した移動手段は、「徒歩」「自転車」で”増えた”割合が上昇、「電車」「公共バス」は”減った”割合が減少しており、公共交通機関での移動は1年前より増えている。 <図6>
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2021年12月24日(金)~12月26日(日)
有効回答数 : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある
関連情報:https://www.cross-m.co.jp/
構成/DIME編集部
@DIME公式通販人気ランキング