電動キックボードを運転するには運転免許が必要 31.1%が「知らなかった」
2021年12月、警視庁が改正道路交通法案を発表し話題になった。
この法が可決されると、現在義務化されている「電動キックボード」に乗る際のヘルメットや運転免許が不要になると言われている(性能上の最高時速が時速20km以下のものに限る)。
これから具体的な内容を検討していくようだが、「電動キックボード」のような超小型電動モビリティーのルールは今後どうなっていくのか。
今回は、電動キックボードを「知っている」と答えた全国の男女計2,198名を対象に「電動キックボード」についてアンケートを実施した。
「利用しようと思わない」と回答した方は62.3%
「電動キックボードを利用してみたいか」のアンケート結果は以下のようになった。
「すでに利用している」と答えた方からは近場の移動が快適になったという意見が多かった。「ぜひ利用したい」「機会があったら利用したい」と答えた方からは「楽しそう」「一度乗ってみたい」「気持ちよさそう」など「普段使いする」というよりも、アクティビティとして乗ってみたいという方が多いようだ。
「利用しようと思わない」と答えた方の中では「危険に感じる」「法律が定まっていないので乗るのが不安」という意見があった。
現在は電動キックボードを運転するには運転免許が必要 31.1%の方が「知らなかった」
現在の法律では「電動キックボード」に乗るとき、原付免許以上の運転免許を保持していないと乗ることができない。そのことを「知っている」と答えた方は68.9%で「知らない」と答えた方は31.1%だった。
「電動キックボード」のような超小型電動モビリティーの交通ルールでは認知の差が目立つ結果となった。
クイズ! 電動キックボード使用時に義務付けられているものはどれ?
現段階で「電動キックボード」に乗るために義務付けられているものはどれかを選んでいただきました。(複数回答可)
選択肢はヘルメット、ナンバープレート、ブレーキ、自賠責保険、バックミラー、ウインカー(方向指示器)、防犯登録、車検証、ライト、グローブの10個。みなさんの回答はこちら。
現在「電動キックボード」は「原付バイク」と同じ扱いになっているので、正解は「ヘルメット、ナンバープレート、ブレーキ、自賠責保険、バックミラー、ウインカー(方向指示器)、ライト」の7つだった。
ですが、国からの特例で認証を受けた事業者による「ヘルメットなしでも利用することができる電動キックボードの実証実験」が一部地域で行われている場合があり、ヘルメットが義務になっていない場合もある。
こういったことから「小型電動モビリティーの交通ルール」が曖昧だと感じる方がいるのかもしれない。
「電動キックボード」には車検もない。原付同様、標識交付証明書が発行される。犯登録もグローブ着用も現在は義務ではない。
「電動キックボードに関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
調査対象者:男女
調査期間:2021年1月3日~1月6日
集計対象人数:2198名
https://trend-research.jp/11633/
構成/ino.