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癒し、学び、共感で旅行の新しいカタチを提案する観光業界の巻き返しプラン

2022.02.08

目的を求めて旅に出かける〝発見型旅行〟へシフト

 国土交通省が発行した2021年版観光白書によると、2020年の訪日旅行者数は約412万人。過去最高を記録した2019年と比べて約87%減少し、日本人の国内旅行者数も前年比50%減の約2億9341万人にとどまった。観光業界の動向に詳しい旅行ジャーナリストの村田和子さんが解説する。

「Go To キャンペーンで一時的に回復したものの、2021年1~3月期の国内旅行消費額は2019年同月比で60%以上も減少しました。県をまたいだ移動制限は解除されましたが、先々の不安は拭えません。事業者、旅行者ともに新たな旅行の楽しみ方を模索するようになりました」

 JR東海は目的地や時期を分散する〝ずらし旅〟を提案しており、観光庁はウイルス感染症対策をふまえてGo To 2.0のガイドラインに分散型旅行の提案を盛り込む。村田さんは分散型の旅行は今後のスタンダードになると予測。そのうえで〝癒し〟〝学び〟〝共感〟の3つをトレンドのキーワードに挙げる。

「コロナ禍で消費者の意識は大きく変わりました。従来のレジャーとして楽しむ消費型の観光から、日常が豊かになるきっかけとしての旅、発見型の観光へとシフトすると考えています」

 そのひとつとして村田さんが提示するのが、ウエルネスツーリズムだ。

「移動制限下では、近隣を旅するマイクロツーリズムが主流でしたが、自然回帰の動きが強まっています。また、コロナ禍の生活でストレスを抱える人も多い。そこで、豊かな自然の中で休暇を過ごすウエルネスツーリズムのニーズが高まっています。従来のようにゆったり時間を過ごすだけではなく、健康的な食事や規則正しい生活、スパやヨガなどを行ない、積極的に日々のストレスを癒す旅のスタイルです」

 自粛生活の中で、学びを得たいという欲求が高まったとも。そこで注目を集めるのが、地域の資産を利活用するサステイナブルツーリズムだ。

「もともとある伝統や風土、環境保全などの取り組みを観光資源にするため、地域創生の後押しにもなります。それに共感した人が現地へ訪れて自分の経験として魅力を発信し、旅行者を呼ぶ。学び、そして共感の輪がサステイナブルツーリズムを次のトレンドに押し上げます」

 リモートワークを逆手に取り、好きな場所で仕事をするワーケーションも新たな旅のスタイルへと発展しそうだ。注目は旅行先で本業に打ち込むのではなく、地域課題や新規事業に協力する副業という形で地域活性化に貢献するスタイルだ。

「仕事のやり方が多様化する中、都市部で培ったスキルを地元に貢献したい、新しいつながりや仕事を見つけたいという人は増えています。京都ワーケーション協議会をはじめ人材を地方の企業や人とマッチングする動きも活発化。まだ試験的な段階でオンライン上の取り組みが主流ですが、新たな旅のスタイルとして根づくのではと期待しています」

村田和子さん旅行ジャーナリスト
村田和子さん
旅で人・地域・社会を元気にするがモットー。旅の情報提供・講演・コンサルを行なう。旅育メソッドRを提唱、著書に『旅育BOOK』(日本実業出版社)。

〈Case 01〉SORANO HOTEL

ウエルネスツーリズム

2020年6月、東京都立川市の複合施設「GREEN SPRINGS」内に開業。インフィニティープールやスパトリートメントなど、心身を健やかにすることを目的とした〝ウエルビーイング〟を体感できる施設やプランを用意。

SORANO HOTEL

〈Case 02〉京都ワーケーション協議会

ワーケーション2.0

〝京都とワーカーをつなぐハブになる〟を目標に掲げる非営利任意団体。過去には綾部市と連携したお茶の商品開発や観光PR動画撮影といった副業ワーケーション企画を実施。副業と観光を融合した実験的な取り組みを推進している。

京都ワーケーション協議会

〈Case 03〉HOTEL WHY

サステイナブルツーリズム

徳島県勝浦郡の複合施設「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」に併設する宿泊施設で2020年5月開業。窓枠や調度品など客室の大部分に廃材を使用し、石鹸はセルフの切り分け式。宿泊者が環境保全について考えるきっかけを与えることを目指す。

HOTEL WHYHOTEL WHY

取材・文/桑元康平

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