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リアルとオンラインのハイブリット方式で開催された「CES2022」注目の発表をおさらい

2022.01.08

「CES2022」が来場型とデジタル型のハイブリット方式で開催

全米民生技術協会(Consumer Technology Association、以下CTA)は、CES 2022が開幕したことを発表した。今年のCESは、2年ぶりとなる米国ラスベガスでの来場型イベントと、デジタル型のハイブリット方式で開催され、世界の人々の健康と安全の水準を向上させ、生活にイノベーションをもたらす様々なテクノロジーが披露される。

CES 2022では、800社のスタートアップ企業を含む2,300社以上が出展し、自動車技術、人工知能(AI)、デジタルヘルス、スマートホーム技術などの最新技術に加え、NFT、フードテック、スペース(宇宙)テックなどの新しい分野のイノベーションを紹介。CTAが運営するCES 2022は、1月7日(金)まで開催される。

CTAの社長兼CEOであるGary Shapiro氏は、開会式で次のように述べている。

「CES 2022では、今後数十年の間に人類が抱える課題を解決し、私たちの社会を再構築するような画期的なイノベーションを体験できるでしょう。AI、デジタルヘルス、交通、ドローン、スマートシティ、デジタル資産、宇宙技術におけるイノベーションは、人類の可能性を広げてくれると確信しています。」

CTAのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるKaren Chupka氏は、業界トレンドを紹介するセッションで次のように述べている。

「テック業界はCESを通じて、半世紀以上にわたって新しい顧客を開拓し、投資家を探し、メディアとの接触を図り、業界のリーダーと繋がり、新しいイノベーションを発見してきました。今年のイベントにおいても、スタートアップから大企業まで、何千人もの参加者に対して、あらゆる人と繋がることができる機会を提供します。」

米国時間の1月3日、4日には、一般公開に先駆けて、Media Day イベント、記者会見、CTA主催の2022 Tech Trends to Watchプレゼンテーション、CES Unveiled Las Vegas、サムスンとゼネラルモーターズによる基調講演などを実施した。

基調講演 ハイライト

サムスンの副会長兼CEOであり、DX(Device eXperience)担当責任者であるハン・ジョンヒ氏は、CES 2022の基調講演で同社の「Together for Tomorrow」ビジョンを発表した。

より持続可能で、適応性の高いコネクテッドな未来を築いていくには、さらなるコミュニケーション、コラボレーション、サステナビリティを推し進めるテクノロジーの進歩が必要であると強調した。

同社は持続可能な未来の実現に向けた第一歩として、完全にリサイクル可能な梱包材、太陽電池や無線で駆動するデバイス、新しい省エネ製品への取り組みを紹介。

また、これらの環境に配慮したイノベーションについて、今後様々な業界で利用できるようにすると発表した。同氏は、サステナビリティへの共同の取り組みといった変化の積み重ねが、地球に真に意味のある影響を与えることができると話した。

ゼネラルモーターズの会長兼CEOであるMary Barra氏は、米国時間1月4日にCESのオープニング基調講演(オンライン)に登壇し、自動車業界を再構築するオール電化の戦略について紹介するとともに、満を持して「シボレー・シルバラードEV」を発表した。

また、同社の技術系スタートアップであるBrightDrop社は、電気商用車 EV600と電動パレットEP1に関する最新情報を紹介した。

2022 Tech Trends to Watch

米国時間1月3日、CTAの市場調査担当バイス・プレジデントであるSteve Koenig氏は、注目すべき2022年のテクノロジートレンドを紹介。

米国の家庭における4Kテレビやスマート家電などの新技術の所有率が過去1年間で7%以上増加したことから、消費者が身の回りのテクノロジーの質をあげていると指摘した。

2022年には米国の消費者向けテクノロジー業界の小売売上高が過去最高の5,050億ドル(昨年比2.8%増)を超えると予測されており、半導体の供給が回復することを見越し、スマートフォン、自動車関連技術、健康機器、ストリーミングサービスに対する高い需要が、予測売上の多くを後押しすると語った。

また、自動車関連技術は、今年の出荷収益が160億ドルに達し、2021年の149億ドルから7%という目覚ましい成長が期待されると述べた。

Unveiled Las Vegas

米国時間1月3日には、CES Unveiledのイベントが開催され、140社以上の出展企業と600以上のメディアが参加した。本イベントでは、Baracoda Daily Healthtech社のBluetooth接続体温計「bcool」、モーションコントロールとAmazon AlexaおよびGoogle Assistantによる音声操作に対応したMoen社のスマート水栓、MoonBikes Motors社の電動スノーバイク、Naio Technologies社の農業アシスタントロボット「Oz」など、様々なイノベーションが先行公開された。

Media Dayでは、主要なグローバルブランドを含む出展企業14社が記者会見を行ない、以下の製品を発表した。

・Advanced Symbolics Inc. – 消費者の今後の購入意向を予測する企業向けAIマーケティングツール「Ask Polly」を発表。 

・Bodyfriend – 医療用酸素技術で疲労を軽減するマッサージチェア「Pharaoh O2」を発表。

・ボッシュ – CES 2022 Innovations Awardsを受賞した、サイクリストのためのスマートコネクテッド バイキングソリューションを紹介。

・キヤノン – VRヘッドセットにより、リアルタイムで様々な視点でオンラインコミュニケーションに参加できるVRプラットフォーム「Kokomo」を紹介。

・Doosan Bobcat – 油圧機器や部品をなくした初のEV式コンパクト トラックローダー「Bobcat T7X」を発表。

・ハイセンス – 高輝度と1,200ゾーンのLEDローカルディミングを実現する2022年型ULEDテレビを発表。

・現代自動車 – モノに移動性を与えるロボティクス技術基盤「プラグ・アンド・ドライブ」モジュールを紹介。

・Indy Autonomous Challenge – 1月7日にLas Vegas Motor Speedwayで行われる、世界中の大学チームが自動運転技術を競うレースイベントを紹介。

・インテル – マルチコアアーキテクチャを再定義するノート型PC向けのモバイルプロセッサ「12th Gen Intel Core」を発表。

・John Deere – 12個のステレオカメラとNVIDIAのGPUを搭載した、スマートフォンからも操作可能な全自動農業用トラクター「8R 410 tracter」を発表。

・LG エレクトロニクス – 世界初の42インチと97インチの有機ELテレビを発表。

・Ottonomy – 非接触型のデリバリーを実現する自動配達ロボットを発表。

・クアルコム – 自動車向けのデジタルプラットフォーム「Snapdragon Digital Chassis」を紹介。

・ソニー – 有機ELパネル「QD-OLED」を搭載した4Kテレビ「BRAVIA XR A95K」を発表。

CES 2022の基調講演、セッション、製品発表、展示会場などに関するライブアップデートはCES.tech ウェブサイトで公開している。

関連情報:https://www.ces.tech/

構成/DIME編集部

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