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「オンデバイス化するAI」に期待するものと今後の課題

2022.02.03

ITの進化を支える最重要キーワードAI

AIはオンデバイス化し、人と機械の仲立ちになる

西田宗千佳

ITジャーナリスト・西田宗千佳
1971年福井県生まれ。パソコン、デジタルAV、家電、ネットワークなどに関して取材・解説記事を多く手がける。『ミライをつくろう! VRで紡ぐバーチャル創世記』(共著・翔泳社)、『デジタルフォーメーションで何が起きるのか』(講談社)ほか、著書多数。

人間同様の「判断力」を備えた高精度のAIが活躍

 現在の、そしてこれからの技術進展の基盤となるのが俗に「AI」と呼ばれる技術だ。ただ、AIが進化するといっても、「人工知能」という言葉がイメージするような、人間的な知性を持った機器が実現する、という話ではない。人間の持つ「判断」に近い能力、もしくは人間を超える速度での「判断」を続けることができるソフトの活躍の場が増える、と考えたほうがいいだろう。

 すでに存在する例が、「無人店舗」だ。人がずっと監視していれば見分けることはできるが、その労力・コストは大きい。大量のカメラとAIによって「カゴに入れた品物は何か」などを見分けることができれば、レジでの精算が不要な店舗を作ることができるし、ロボットアームと組み合わせれば、ドリンクが売り場からなくならないよう、逐次補充していくこともできる。

 同様に、医療などでも活躍し始めている。体内の患部をカメラで撮影する検査は今もあるが、その見極めには、有能な病理医の能力と労力が必要になる。より素早く確実なものとするため、病理医が画像から判断するうえでのノウハウをAIに学習させ、初期診断をAIで行なう流れが生まれている。

 音声認識や画像認識もすでにスマホでできる当たり前の機能になったが、これもやはり、AIが「人間と同じように認識するよう学習」した結果として実現できている。今は日本語でもかなりの精度になってきた。

 ではこれからどう変わるのか? これからは、「AIが使われている」ことは珍しくない時代になる。そうなると多数の課題も生まれるので、それを解決しながら生活していくことになるだろう。

 例えば、電話やチャットによる初期応対は、人間ではなくAIが行なうようになる。今も「ボット」などと呼ばれるソフトが対応する場合が増えているが、それがさらに拡大し、便利になる。それでも、AIで判断がつかないシーンは多いので、そこで初めて人間の出番になる。

 機械の操作などもそうだ。脳が腕の筋肉を動かす信号(筋電位)をAIが解析し、「キーボードやマウスを操作しようとした小さな信号の動き」を機器の操作に置き換える技術も生まれている。そうすると、手が不自由な人でも機器の操作が可能になるのはもちろん、我々も体を最小限に動かす、もしくは考えるだけで文字などを入力することができるようになる。

 AIが機械と人間の間に入る存在になって、我々の生活をより便利で楽なものにしてくれる可能性が高いのだ。

ITの進化を支える最重要キーワードAI

プライバシー対策からオンデバイス化がデフォルトに

 ただし、そこで大きな課題となるのが「プライバシー」だ。人間と違い、機械は常に動き続ける。そこからデータが収集され、1か所に集まり続けると、人の想像力を超えて使われるようになっていく。街角を歩くだけで自分のいる場所が認識され、顔などで検索が可能になると、生活の自由は制限される。政府や企業などの利用だけでない。個人が悪気なく検索した結果、他人の「人には知られたくないこと」を暴いてしまうことにもつながる。

 そこで、ここから増えてくるのが「オンデバイスAI」だ。データをクラウドに集積して処理することを止め、通信を使わず、デバイスの中だけに閉じた形で処理されるAIのことを指す。

 アップルの『iPhone』やGoogleの『Pixel』はこの発想を採用、音声・画像の認識にクラウドを使わなくなった。結果としてプライバシー面での危険性は小さくなり、さらに、AIの動作も速くなっている。Amazonも、スマートディスプレイの『Echo』で、英語から「音声認識のオンデバイス化」を進めている。自動運転車もオンデバイスAIが必須。高速で動くため、即応性が重要だからだ。

 こうしてAIはネットの向こうにあるものだけでなく、機器の中で我々を助ける存在としての価値が高まっていくことになるだろう。

ITの進化を支える最重要キーワードAI

取材・文/編集部

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