注目度 ★★★☆☆
音声認識の向上で業務効率が大幅アップ
Googleをはじめ、様々なプラットフォームで音声認識エンジンが進化。この1年ほどの間に、日本語の音声認識の精度は飛躍的に向上している。自動文字起こしでビデオ会議の議事録が気軽に残せるようになってきたほか、日本語と他言語間の機械翻訳の精度もアップ。AIのオンデバイス化、エッジ化により処理速度が向上していることもあり、機械翻訳を介在したコミュニケーションもいよいよ実用レベルになってきた。海外旅行が本格的に再開するのに合わせて旅行業界などを中心に、機械翻訳を積極利用する動きも活発化しそうだ。また動画のライブ配信などを複数言語に自動翻訳する仕組みなども一般的になってきている。2022年にはいよいよ、テクノロジーの力で言葉の壁を越えられるかもしれない。
【POINT1】ビデオ会議は音声認識による自動議事録作成が浸透
Google『Pixel 6』が文字起こし可能なレコーダー機能を搭載するなど、日本語の音声認識&自動テキスト化が気軽に利用可能に。ソースネクストの『AutoMemo S』など、専用デバイスも増え、セミナーなどでも自動議事録作成が一般化する。
高い精度の自動文字起こしを実現
Google『Pixel 6』7万4800円〜
オンデバイスでのAI処理により、日本語の音声認識とリアルタイムの文字起こしが利用できる。
ソースネクスト『AutoMemo 3』2万4800円
エンジンの切り替えにより認識精度がアップしたテキスト化の機能搭載レコーダー。ディスプレイ付きの新モデルが1月発売。
ビデオ会議に自動字幕が標準化
「Microsoft Teams」などのビデオ会議ツールではすでに自動字幕や自動文字起こしを実装済み。日本語にも対応し、今後はビデオ会議の標準機能に。
【POINT2】機械翻訳の積極活用で海外旅行もストレスフリーに
Airbnbが、自社サービスに機械翻訳エンジンを採用するなど、精度の高くなった機械翻訳が旅行業界で積極活用されるシーンが広がっている。海外旅行が本格的に再開されれば、様々なシーンで機械翻訳が役立つはず。
英語が苦手でも安心!
機械翻訳エンジンの進化で、海外の情報にもより手軽にアクセスできる。
取材・文/太田百合子
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年11月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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