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10代はプレイ時間が増加、20代以上は新たなゲームをスタート、調査データから読み解くコロナ禍がゲーマーに与えた影響

2022.01.07

昨年2021年もコロナ禍の一年となった。度重なる緊急事態宣言の発出で社会全体が自粛を余儀なくされ、多くの国民のライフスタイルが変化したと言われている。

そんな中、ゲーマーの考え方や行動にはどのような変化が起こったのだろうか?

そこで株式会社ゲームエイジ総研ではこのほど、2021年の一年間で消費者のゲームに対する考え方や行動がどう変化したかについて調査を実施した。本調査は全国の何らかのゲームをプレイしている10~50代の男女1148名を対象にして、2021年12月に実施された。

ゲームに対する考え方や行動が変化したと答えたのは約半数の47.9%

ゲームに対する考え方や行動が非常に変化したと答えたのは11.8%、やや変化したと答えたのは36.1%で、合計すると47.9%と、半数近くのゲーマーが考え方や行動が変化したと答えた。

年代別に見ると、最も変化したと回答したのは30代で、「非常に変化した」と答えたのが17.3%、「やや変化した」と答えたのが34.2%だった。【グラフ①】

仕事にプライベートにと忙しい日々を送っていた20代、30代が、コロナ禍でライフスタイルや時間の使い方が大きく変化し、それに伴ってゲームに関しても、考えや行動が変化したと考えられる。

51.2%が「ゲームをプレイする時間が増えた」と回答

全体における大きな変化としては、51.2%と過半数のゲーマーが「ゲームをプレイする時間が増えた」と回答している。【グラフ②】

「あまりゲームをしなかったが、外に出る機会が減り、ゲームをして過ごすことが増えた。」(36歳/女性)や「家にいる時間が増えたからゲームで暇つぶしをするようになった。」(33歳/女性)のように、外出を自粛するようになった結果、在宅時間が増えゲームをプレイする時間が長くなったという回答が多く見られた。

続いて「今までプレイしていなかったが、ゲームを始めた」という回答は20.3%という結果になった。【グラフ②】

「コロナ禍で時間潰しに始めたのがきっかけで、自分がだんだん夢中になり、ゲームにハマる人たちの気持ちがすこしわかるようになった。」(50歳/男性)、「今まではゲームをしなかったけど、Nintendo Switchを買ってから楽しさにはまり、生活時間の多くを費やすようになった。」(45歳/女性)のような回答が集まった。

そして19.3%は「子供や家族、友人等、誰かと一緒にゲームをする時間が増えた」と回答している。【グラフ②】

「子どもと一緒にゲームをするようになった。」(41歳/男性)、「友達とのコミュニケーションになる」(17歳/男性)などといった回答が見られた。コロナ禍の影響で在宅時間が増え、家族との時間をゲームで過ごしたり、減少しがちな友人との直接的なコミュニケーションを補うために、コミュニケーションツールの一つとしてゲームが使われていることがわかる。

また、18.7%が「夢中でプレイできるゲームが増えた」という回答をしている。【グラフ②】

「より多くの時間でより多くのジャンルのゲームを楽しむようになりました。」(47歳/男性)、「寝る間を惜しんでゲームをしている」(23歳/女性)などといった回答が見られた。外出自粛でゲームプレイに使える時間が増え、ゲームに熱中できる環境が整った結果と言えるだろう。

最後に、「子供や家族のゲームプレイに寛容になった」という回答も10.3%あった。【グラフ②】

「子供のゲーム時間にうるさく言わなくなった。」(45歳/女性)、「ゲームで友達が出来るなんて思っていなくて悪くないなと思った」(38歳/女性)など、ゲームをプレイすることによるポジティブな面も認識されてきたようだ。

10代は「ゲーム時間が増えた」、20代以上は「ゲームを始めた」という変化

年代別に回答を見ていくと、「ゲームをプレイする時間が増えた」という答えが最も多かった世代は10代の27.0%、続いて40代の20.1%だった。【グラフ③】

元々ゲームをプレイしていた10代と、親世代である40代のファミリー層が、コロナ禍の影響でプレイ時間が増えたことも考えられる。

また、「今までプレイしていなかったが、ゲームを始めた」という回答は、20代の27.0%が最も多く、次いで30代の21.9%、40代の21.0%だった。一方1、0代は13.3%と最も少ない結果だった。【グラフ④】

20代以上では、コロナ禍で日常生活の時間配分が変化した結果、ゲームに対する関心が高まったことが理由の一つとして挙げられるだろう。また、10代のときにゲームをプレイしていた世代(スーパーファミコン/プレイステーション世代)がコロナ禍で再活性したことも考えられる。

「夢中でプレイできるゲームができた」という回答で最も多かったのは10代の29.3%だった。【グラフ⑤】

この回答は年代が若いほど高くなる傾向が見られる。特に10代はプレイ時間も増え、夢中でプレイできるゲームもできたということだろう。

「子供や家族、友人等、誰かと一緒にゲームをする時間が増えた」と答えたゲーマーは10代が38.3%と最も高く、次いで30代で24.3%だった。これは親子世代と合致する層で、在宅時間が増えたことで、ファミリーで一緒にプレイする時間が増加したということが考えられる。これは、【グラフ②】の「子供や家族のゲームプレイに寛容になった」という回答が約10%あったことと関連する結果とも言えるだろう。

コロナ禍での生活は社会全体、そして人々のライフスタイルに大きな影響を与えた。2021年も緊急事態宣言/まん延防止等重点措置が複数回発出され、人々の衛生管理や行動自粛の意識も定着したが、そのような中、ゲームに対する考え方や行動にも変化があることがわかった。ゲームへの接触機会が増加しし、外出自粛や様々なストレスを抱えた一般生活者に、ポジティブな効果を与えてくれていると言えるだろう。

徐々に世の中が自粛緩和に向かう気運を感じるが、社会環境の変化に合わせ、ゲームの存在やゲームをプレイする行動は柔軟に、そしてポジティブに変化をしていくことに期待が高まる。

出典元:株式会社ゲームエイジ総研
https://www.gameage.jp/


構成/こじへい

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