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私がこの1年苦しんだ経験をもとに提言したい働き方

2022.01.05

■連載/あるあるビジネス処方箋

私が2021年の1年間に苦しんだ経験を紹介し、会社員としての生き方について提案したいことがある。

ふだんは出版社や新聞社、業界紙、IT企業を中心に記事や本を書く。2006年にフリーになり、2015年前後までは新卒採用の入社の難易度が業界ランキングでA級(1~3位)、B(4~20位)で主に仕事をした。このレベルの会社で、ラインの管理職(部下のいる管理職)や40代前半までで、40代以降に編集責任者になるような社員と組むのが、フリーランスで生きていく場合、鉄則であるからだ。

この範疇の社員は、処理能力が下位のC級(21位以下~)やD級(新卒採用を毎年することができない)の会社の社員よりも高い。この場合の処理能力とは、主に次のことだ。

・メールを時間内に読んで、内容にふさわしい回答を素早くする。
・メールは、読む相手のことを考慮し、書く。
・メールのやりとりが的確に時間内でできて、意思疎通がスムーズに進む。
・じかに会い、話し合う時はメールや電話で詰めたことをさらに深いところまで調整できる。
・打ち合わせの際は互いに予習をし、問題や課題を共有し、時間内でそれらの解決策について合意する。
・原稿整理(タイトルや誤字・脱字などの確認など)を的確に時間内でできる。
・掲載後の後処理(原稿料の支払いなど)を時間内に正確にできる。

これらすべてを確実にできる人は、フリーになった2006年以降に組んだ編集者130人程のうち、A級とB級は80人ほどの中で約15人。C級とD級は50人ほどで、この中には数人を除き、ほとんどいない。

A級とB級、C 級とD級の間に大きな壁があるのがわかる。実は、この能力の優劣があるために企業間の売上に差が出る場合は少なくないと私はみている。処理能力のベースにあるのが、基礎学力だ。特に国語教育の「読む力」「書く力」「話す力・聞く力」だろう。A級の会社の社員はメールや電話のやりとりが基本的には確実で、意思疎通のレベルは総じて高い。

ここで、私は過ちをしてしまったのだ。本来は個人事業主である以上、A級とB級とのみ、仕事をしていくべきだった。だが、私生活の事情で収入を増やす必要があり、C級やD級と仕事をするようにした。2016年からこの路線だが、2020年からは深入りをしてしまった。

結論を言えば、意思疎通がほとんどできないのだ。メールを送るが、返信がない。返信は4日から1週間後が多い。3本に1本のペースで、一読して何を書いているのか解読できない内容となる。電話を入れて確認するが、要領を得ない。仕事の基礎知識や情報、経験、ノウハウがA級やB級の同世代の社員と比べると大きく見劣りをする。しかも、上司に相談や報告することなく、1人で判断し、決めているようで、めちゃくちゃな仕切りとなる。こちらへの原稿料の支払いの時期も、当初の時期より遅れるケースが続出する。1か月~半年遅れる。なぜ、遅れているのかと確認しようとメールを送るが、回答がなかなかない。あったとしても、意味がわからない。

このようなケースが繰り返された。C級やD級(B級の一部)の会社から報酬の支払いが大幅に遅れることで金融機関からお金を大幅に借りる。それを返済するために、これまで以上に仕事をせざるを得なくなる。そうしないと、当面の資金繰りができない。身をもってわかるが、これはつらい日々になる。個人事業主は基本的にはA級やB級の会社を中心に仕事をするべき、と痛感する。

A級やB級とC級やD級は、完全に別世界だ。読者諸氏に盛んにA級やB級の会社への就職を勧めるのは、自分が痛い経験をしたからだ。こんな経験をしてほしくない。30代半ばまでくらいで、現在、C級やD級の会社にいるならばA級やB級への転職を勧めたい。上手くいけば、人生は劇的に変わるはずだ。来年、ぜひ、成功を勝ち取ってほしい。

文/吉田典史

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